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CSR

バリ島の10の施設に寄付しました(5)<孤児院 Tunas Bangsa>

鮮やかな緑色がひときわ目立つ「Tunas Bangsa」に訪れました。ここはイスラム教の子どもたちが生活する孤児院です。
私たちが訪れた際はちょうどお祈りの時間だったようで、独特の空気に包まれていました。
施設は2階建てで、1階はお祈りをする部屋、子どもたちが生活する部屋は2階にあるそうです。

この施設では、40人の子どもたちが生活しています。多くは片親で、貧しく家では生活ができない子どもたちです。バリ島以外でもイスラム教であれば受け入れられるそう。高校生になると施設を出なくてはなりませんが、特別優秀な子どもは大学まで学費の補助をするそうです。

中に入ると、女の子たちがかけよってきてくれました。とても人懐こく、私の膝の上に座ったり、手をつないだりしてくれてとても可愛かったです。
施設の方がお話をしてくれているときも、私のアクセサリーを指さし「これはなに?」「これは日本語でなんていうの?」と興味津々。やはり女の子はおしゃれに敏感なようです。

私たちはお菓子やお米などの食料と文房具を寄付しました。お菓子を配ると、みんなニコニコと笑って大事そうに抱えていました。夜、お菓子を少しずつ食べるのが子どもたちの楽しみなんだとか。

施設の方に今何か困っていることはありますか、と伺うと学費が高く払うのが大変だとおっしゃっていました。インドネシアでは中学校までが義務教育ですが、とても学費が高いのだそうです。この施設は国からの補助金がないため、ボランティアの方の寄付などで賄うしかありません。

お話を聞いた後は、全員でみんなのためにお祈りをしました。それまで騒がしかった子どもたちも、お祈りが始まるとすぐに静かになります。お祈りに参加させてもらったことで、信仰の深さ、日本では味わえない雰囲気を味わうことができました。

今後も子どもたちの健やかな成長を心より願います。

(訪問日:2016年12月6日/取材:細田)