メドックマラソン当日~メドックマラソン2012参加報告(2)~

ボルドーに到着した私たちを待っていたのは、マラソン前の過酷な食事制限、ではなく、楽しいワイナリー巡りの二日間でした。まずは最高級の貴腐ワイン(黄金色の甘口ワイン)の産地であるソーテルヌで格付け1級の「シャトー・ギロー」を訪問し、ワイン造りの説明を受け、ワインを試飲。その味わいは、、、書き始めたらこの誌面を全て使ってしまうので割愛します。世界遺産の町サンテミリオンでは自由行動を兼ねてランチを取り、ワイナリーを訪問。夜はボルドー市内でカキを食べながらスッキリとした白ワインで乾杯です。2日目はメドックの格付け3級のシャトー・ジスクールと2級のシャトー・グリュオ・ラローズを訪問。マラソン本番前日の夜もボルドーの町を見下ろす丘の上のレストランでフレンチのディナーでした。我々は何をしにフランスまで来たのでしょうか。

いよいよマラソン当日、仮装をした参加者が続々とスタート地点に集まってきます。仮装のテーマは「歴史上の偉大な人物」。クレオパトラやカエサルはもちろん、ミッキーマウス、古代ギリシアの兵隊、原始人など、テーマから少し離れた仮装をしている人も大勢います。つまり「楽しければ、何でもいい」のです。私は「キャプテンアメリカ」というアメリカンコミックのヒーローの格好をしました。スタート時間が近づくにつれ、ランナーの密集度がどんどん上がってきて、緊張感が高まってきます。スタート直前、フランス軍のジェット戦闘機が轟音をたてて上空を飛行し、参加者の興奮はマックスに。そして、ついにスタート。変な格好をした1万人近いお兄さん、お姉さん、おじさん、おばさんたちが一斉に走り出す、その中の一人としてスタートから何とも言えない幸せな気持ちでした。

マラソンのコースは、メドックの村々を結ぶ幹線道路、ぶどう畑の中を通る砂利道、シャトーの敷地内、村の中の街道など、変化に富んでいて様々な景色を見せてくれます。コース上には20カ所を超える「給ワイン所」があり、飲みたいだけワインを飲むことができます。コース脇ではところどころでバンドの演奏があり、時には地元の人々がゼッケンを見てランナーの名前を呼んで応援してくれます。

9月上旬のボルドーはまだまだ夏の気候です。気温は30度を超え、強い日差しが容赦なく照り付けます。砂利道からは土埃があがり、とても過酷なレースです。しかし、参加者の顔には過酷さは感じられません。スタートからゴールまで一緒に走って仲良くゴールするグループ、坂道になると歩いてしまうランナーたち、ぶどう畑で用を足す人、木陰で昼寝をする人など、参加者みんなが、なんだかリラックスしたレースなのです。私は結局、6時間16分というタイムでゴールしました。通常のマラソンで言えばかなり遅い部類に入ると思うのですが、これでも参加者全体の真ん中くらいでした。

メドックマラソンはマラソンをされる方、ワインを飲む方ならば一度は走っておくべき最高に楽しいレースです。

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