ボルドーの美食とシャトー巡り♪ぶどう畑の中の素敵なレストラン3選

更新:2020/01/30

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フランスのボルドーは言わずと知れたワインの名産地。ボルドーでの旅行ではシャトーめぐりはかかせません!シャトーの周辺はぶどう畑が広がっていますが、どこまでも広がるぶどう畑の景観は絵本の中に入り込んだように美しく、ずっと眺めていたくなってしまいます。

そんな素敵な景観の中で美味しい食事とワインを楽しめるご褒美レストランを3つご紹介します。

シャトー巡りをするには

今回はボルドーの右岸サンテミリオン左岸のメドック、そしてボルドーで唯一白ワインを醸造しているソーテルヌを訪れました。

各地区の土壌により育つぶどうの品種や味わいは大きく変わります。メドックはカベルネ・ソーヴィニヨンが主体でタンニンのしっかりした赤。サンテミリオンはメルローが主体でしっかりとした味わいながらなめらかな味わいの赤。ソーテルヌは世界三大貴腐ワインのうちの一つにも数えられ、セミヨンを主体として香り豊かでしっかりとした甘さ黄金色の白が有名です。

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>5大シャトー巡りについてはこちら!

 

ここからはおすすめのレストランをご紹介します!

ぶどう畑に囲まれた赤いテラス!「La Terasse Rouge」

右岸の格付け醸造地「サンテミリオン」に位置するレストラン。ぶどう畑を抜けていくと突然現れるワイン色の現代的な建物に目を奪われます。

その屋上には360度ぶどう畑を眺められるレストラン「La Terasse Rouge/テラスルージュ」があり、カジュアルなフレンチをいただくことができます。遮るもののないどこまでも広がるぶどう畑は圧巻です。テラス席なのでカジュアルに、服装など気にせず気軽に利用できるのも嬉しいポイント。

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今回はサーモンの前菜と、お肉のメインをお願いしました。前菜は人参のムースのほのかな甘みとサーモンの旨味が相性バッチリ!

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ちなみにカフェだけの利用も可能。

マカロンは実はボルドーが発祥の地って知ってましたか?昔のマカロンは素朴な色合いのお菓子だったようです。今のようなフルーツのフレーバーはなくお砂糖と、クリームのほっこりするおいしさです。

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お腹がいっぱいになったら世界遺産の街・サンテミリオンへお出かけ。中世の雰囲気にタイムスリップできます。坂の多い町なので服装や履物に気をつけて。

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La Terasse Rouge

住所1 Château la Dominique33330 Saint-Émilion

営業時間日~土 12:00-15:00/金・土 19:00-22:30

URLhttps://www.laterrasserouge.com/

 

メドックの隠れ家「Chateau cordeillan Bages」

2軒目はメドック地区のシャトー「Chateau cordeillan Bages/シャトーコーデリアンバージュ」にあるレストラン。1流ホテルとレストランしか加盟できないルレエシャトーに選ばれ、レストラン自体もミシュラン1つ星を獲得しています。

自慢のワインセラーの中には4大シャトーのワインも準備されています。洗練されたサービスの中でボルドーワインを心ゆくまで楽しめます。

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お皿はリモージュ焼きの特注品。ボルドーからほど近くにあるフランスの最も高級な陶磁器ブランドのうちの1つです。エールフランスのファーストクラスでも利用されています。この地を訪れた方へのおもてなしの心が感じられます。

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お食事のスタートはぶどうづるを使った趣向を凝らした前菜から。

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メインのお肉は目の前で切り分けてくれ、デザートにはパリ・ブレスト!大満足のコースでした。

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厳しい評価に合格したホテルも併設されており、ここを拠点としてメドック地方巡りを楽しむお客様も多いそう。付近に提携したショップや気軽なレストランもあり、いつかはここに宿泊してゆったりとシャトー巡りをしてみたい!滞在中にはプールやトレーニングルームも利用できます。

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でも私がおすすめしたいのは、朝方や夕焼けのぶどう畑の中でのサイクリング!美しい景観を楽しみつつ、周辺のシャトーめぐりも楽しめます。

また、周辺にあるホテルの関連施設「THE VILLAGE OF BAGES/ザヴィレッジオブバージュ」へのサイクリングもおすすめ。気軽に立ち寄れるカフェや、かわいいお土産屋さんなどが集められており、ワイン以外のお土産(手作りのバッグや、小物、石鹸など)もゲットできます。

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お土産屋さんにも足を運んでみて!

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Château Cordeillan Bages

住所Route des Châteaux 33250 Pauillac

営業時間12:00-15:00/19:30-23:00(3月中旬-11月中旬の水~日曜日のみ営業)

URLhttps://www.cordeillanbages.com/fr/restaurant

 

ラリックの贅沢な夜「Restaurant Lalieue」

3軒目は宝飾、ガラス工芸で有名なラリックが手掛けるレストラン。ボルドー南側のソーテルヌ地区に位置します。

席について、まず目を引くのはカトラリーやワインボトルまでがすべてラリックの繊細な装飾。

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そしてレストランはミシュラン2つ星。振り向けばオープンキッチンからシェフの技工を眺めることができ、これからの食事へ期待が高まります。

食前酒はもちろんソーテルヌの貴腐ワイン。お食事がスタートするころ、正面の大きな窓の向こうはぶどう畑が夕焼けに染まりはじめます。きっと旅行の忘れられない思い出の1つとなること間違いなしです。

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今回のメニューは1皿目はフォアグラとキャビアのムース、2皿目は新鮮なトマトとトマトのエスプーマ。ムースなど様々な食感のトマトを楽しめる1皿。目で舌で様々な刺激が食事を楽しませてくれます。

メインは子牛のロースト。かわいらしい盛り付けも気持ちが上がります。

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デザートはベリーのメレンゲ。お腹も心もいっぱいの夜となりました。

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販売しているワインボトルも全てラリック製のボトルでほしくなってしまいますね。ワイン以外にもラリック製品を販売しているショップも併設されています。お土産にもおすすめ。

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the restaurant Lalique

住所Lieu-dit Peyraguey33210 Bommes

営業時間木~日12:00-13:30,19:30~21:30

URLhttps://www.lafauriepeyragueylalique.com/en/gastronomic-pleasures/restaurant/

 

シャトーでワインについて学んだ後は美味しく味わってみたいもの。どうせならワインだけでなく一緒に味わうお食事も、空間もこだわって楽しんでみてくださいね。他では味わえない非日常を楽しめます。

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