トロントはオンタリオ州に位置するカナダ最大の都市です。日本からは直行便が就航していて、カナダの東の玄関口でもあります。トロントの移民の数は人口の約半数を占め、100近くあるエスニックタウンやお互いの文化を尊重しながら暮らしている生活を感じることができます。

今回はトロントから2時間ほどで行けてしまう、日帰りの観光にオススメのスポットをご紹介します♪ぜひ、トロントに旅行に来た際は、時間を見つけて足を運んでみてくださいね。

夏:ナイアガラの滝(Niagara Falls)

カナダといえば「ナイアガラ・フォールズ」をイメージする方も多いのではないでしょうか。今やカナダの代名詞とも言えるナイアガラは、カナダ・アメリカの国境を流れているので2つの国から行くことができます。

カナダ側から行くには、トロントからのアクセスがメインです。

トロントからナイアガラまでは、VIA鉄道やシャトルバス、長距離バスを利用して約2時間で行くことができます。日帰りでも十分楽しめますよ。

「ナイアガラの滝」は、実は世界遺産に登録されていないんです。なのでより想像よりもずっと滝に近づくことができるんです。高さ54メートル、幅670メートルの巨大なナイアガラの滝の歴史は12000年前の氷河期にまで遡ります!大自然のパワーに感動するはず!

そんなナイアガラ、なぜ夏がおすすめなのかというと、水量が多くて滝つぼまでボートを利用して近づくことができるから!スケールの大きさを実感できるベストシーズンが夏なんです!※ボートツアーは春から秋頃までの季節限定で営業しています。

ボートツアーでは、指定の赤いポンチョを着るようにしましょう。ただしそれを着用してもびしょ濡れになるので、タオルや着替え(特に靴下)を持っていくことをオススメします。このポンチョにはナイアガラの文字が書かれているので、記念に持ち帰っても◎

滝つぼに向かう際、まるでジェットコースターに乗っているかのような、大迫力の中、船はぐんぐん滝つぼへ向かいます。あまりの水しぶきと風のすごさにデッキに立っていることができず、船の真ん中に逃げ込みました。笑

その後、船着き場に戻る間ラッキーだったら、かなり下の方に出る珍しい虹を見ることができます!

その他、ナイアガラを上から見られる展望ポイント「テーブル・ロック」や、2019年にできたジップラインのアトラクションも人気です!その他にもナイアガラ・フォールズ自体が小さな町のようになっており、そこにホテル、カジノ、お土産屋さん、レストラン、ショップがたくさんあります。ぜひナイアガラの滝を楽しむだけではなく、他にも足を延ばしてみてくださいね。

ナイアガラの滝へ行くならバスツアーがおすすめ!

トロントからナイアガラへ向かうバスには、シンプルな往復バスの他、カジノバス(カジノができます)や、ナイアガラ+その他の観光地に立ち寄るバスツアーなど様々な種類があります。

ナイアガラ以外もどうせなら楽しみたい!という欲張りさんにはバスツアーがオススメ!

私の参加したバスツアーでは、ナイアガラの滝を観光する前に「ワイナリー見学」と「ナイアガラ・オン・ザ・レイク」に立ち寄りました。

ワイナリー見学ではカナダでのお土産に購入する方も多い「アイスワイン」の試飲とブドウ畑の見学、ショッピングを楽しみました。

ナイアガラ・オン・ザ・レイクは、カナダで最も美しい街にも選ばれたことがある可愛らしい街並みが見られます。イギリス植民地時代の名残が残り、イギリス風の建物が多く残ります。

街自体は大きくないので、のんびりと気ままに散策してみてくださいね。プリンスエドワード島発祥の「COWS」アイスクリームもここで楽しむことができます。

他にも可愛いパン屋さん、石鹸屋さん、お土産屋さんなど女性の方なら夢中になってしまうものばかりです。

>ナイアガラツアーレポートをもっと詳しく!

秋:アルゴンキン州立公園

カナダと言えば「メープルリーフ」!秋にトロントを訪れるなら、メープルリーフや野生動物も多く生息する「アルゴンキン州立公園」がおすすめです。

驚くことに大都会のトロントから、バスやレンタカーで約2時間強で訪れることができます。

広大な森林地帯、網の目のように広がる湖沼地帯、そして野生動物のムースやオジロジカなどが生息する自然豊かな国立公園なので自然好きにはぴったり!運が良ければ野生動物も見ることができます。

夏から秋にかけてがベストシーズンで、フィッシング、カヌー、ハイキングなどのアクティビティを楽しむことができたり、園内にあるキャンプ場で一泊したりもできます。※要予約。とても人気ですぐに埋まってしまうので、公式サイトを早めにチェック!

東と西に1つずつある門で入場料を支払い、ハイウェイ♯60沿いにある「アルゴンキン・ビジターセンター」を目指します。ここはアルゴンキン州立公園100周年を記念して1993年に建設されたもの。

展望デッキや館内にはアルゴンキン州立公園について学ぶことができる展示物やジオラマ、レストラン、限定グッズが手に入るショップもあります。情報をGETしつつ一休みするのにオススメのスポットです。

アルゴンキンのマーク入りのステッカーとピンバッジ

他にも、日本人のネイチャーガイドさんが作成・解説したアルゴンキンの地形に関する冊子($1ほど)や、アルゴンキン州立公園で出会うことができる野鳥や野生動物の本なども多く取り揃えてあります。

園内にはハイウェイ♯60を拠点に、約15本の日帰りトレイルと1泊以上必要なトレイルがあります。私のオススメは日帰りでも広大な景色を楽しむことができる「ルックアウト・トレイル」です。片道約1時間のこのトレイルでは、眼下に広がる絶景を楽しむことができます。

紅葉の機会に行かれる方はこのトレイルを楽しんでほしいです。秋のカナダの大自然に感動すること間違いなし!?

冬:ブルーマウンテン・リゾート(スキー場)

トロントの冬は長く極寒ですが、冬なりの楽しみ方も沢山です。

冬にカナダへ行くなら、国技のアイスホッケー観賞を楽しんだり、トロント市庁舎前など市内に設置されるスケートリンクでスケートを楽しんだりと、冬を満喫して!

スポーツ派におすすめなのはカナダのダウンタウンから片道約2時間のスキー場「ブルーマウンテン・リゾート」!

オンタリオ州最大のスキー/スノーボードのリゾート地としてとても人気です。

ナイアガラ・エスカープメントと呼ばれるアメリカとカナダのいくつかの州を東西に渡る、大きな斜面地形の一部を利用しています。日本に比べて高さは低いものの、横幅が広いので沢山のコースが用意されています。

●全61コース ※天候次第で閉まるコースもあるので現地で要確認!
・初級12コース
・中上級19コース
・上級コース8コース

スキーやスノーボードの一式は現地でもレンタルすることができますが、値段がお高め。スキーやスノーボードを楽しみたいと考えている方は、「Dufferin CLUB」で日帰りツアーを申し込むのをオススメします。

「バスのみ」「バス+リフト券」「バス+リフト券+全レンタル」と3種類用意されているのが嬉しいですね。

全レンタルには、上下ウェア、ボードorスキー、スノーブーツ、ゴーグル、グローブが含まれています。希望なら追加でヘルメットも借りられるのでかなりお得です。レンタルする品物は集合時に全部借ります。レンタルは混み合うので、遅くとも出発の45~60分前には到着していることをオススメします!

自分で持参するのは、ニット帽と温かい服装だけ!バス車内には、コンセントやWI-FI、トイレもあるので何も気にせず乗り込めばOKです。途中でカナダ人が大好きな「TimHortons」が入っているドライブスルーにも立ち寄るので、コーヒーや軽食を買うこともできますよ。

ブルーマウンテン・リゾートにはランチをとれる場所もあります。私は山の麓にある休憩所でハンバーガーショップへ。

「MOUNTAIN BURGER」はジューシーなお肉に、ベーコンかチーズのトッピングを選べます。コーラも頼んで合計$21でした。友人が頼んでいた、くりぬかれたパンの中に入れられた季節のスープも温かくて美味しそうでした!

また山の頂上では、カナダで有名なペイストリーショップ「BEAVER TAILS」の出張販売店がありました。ちなみに「BEAVER TAILS」はビーバーの尻尾という意味で、ここの名物のスイートピザの形がそれに似ていることから命名されたんですよ。

別の麓にある「ブルーマウンテン・ビレッジ」には山岳をイメージしたロッジ風の建物があり、レストラン・カフェ・お土産屋さんなどなど可愛らしいお店があります。

スキー・スノボ用品が購入できる「Colombia」「North Face」や、ブルーマウンテン・リゾートオリジナル商品だけを扱ったお店、スパやお馴染みスターバックスもあります。

夜はライトアップもされ幻想的な雰囲気が漂い、素敵なロッジ風ホテルが何件かあるので、時間がある方は宿泊してみるのも良いかもしれませんね。

スキー・スノーボードだけでなく、様々な楽しみ方ができる「ブルーマウンテン・リゾート」。冬に行かれる方はぜひチェックしてみてくださいね。

 

以上、トロントから片道2時間で行けるオススメ観光地紹介でした!トロントに訪れる際は、季節別のオススメスポットをぜひご参考に!

旅工房カナダセクション
旅工房のカナダ担当トラベル・コンシェルジュが、カナダの最新情報をご紹介します!

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