ビビンバ

絶品【韓国料理・ベスト15】韓国で外せない「美味しい」料理を旅のプロがおすすめ

更新:2022/06/01

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韓国料理はとにかく辛いイメージがありますが、実は優しい味わいの料理など種類がたくさんあります。栄養バランスが良く、野菜をたっぷり摂れる点にも注目したいところ。今回はとにかく美味しい韓国の絶品料理を、日本でも有名なメニューから韓国旅行で欠かせない現地で人気の料理まで、15品一挙にご紹介します。韓国料理を食べるときのテーブルマナーや、韓国料理の特徴などもお伝えしますのでぜひチェックしてみてくださいね。

お箸が止まらない「美味しい!」韓国料理ベスト15

1.サムギョプサル【焼きもの】

サムギョプサル

サムギョプサルは、脂の乗った豚の三枚肉を厚めにスライスし、鉄板で焼いて食べる定番の焼肉料理。韓国スタイルではスタッフが目の前で焼いてカットしてくれます。焼けたら甘辛い味噌やキムチ、ネギ、青唐辛子、ニンニクなどを好みで乗せ、サンチュやエゴマの葉で巻き、ごま油と塩を混ぜたタレなどにつけていただきます。ジューシーな豚肉とともに野菜もたっぷり摂れ、女性にも人気のメニューです。

2.ビビンバ【ご飯】

ビビンバ

ビビンバは「混ぜご飯」を意味する言葉で、白ご飯の上に様々な具材を乗せ、混ぜて食べる料理です。定番の具材はニンジンや青菜、もやしやゼンマイなどのナムル(ごま油が効いたおひたし)や、焼いた牛肉の細切り、キムチなど。ユッケ(主に牛肉の刺し身)や生の卵黄を乗せることもあります。コチュジャン(唐辛子味噌)と一緒に、全体をよく混ぜて食べます。専用の石鍋を熱したものに入れて提供される「石焼ビビンバ」も人気です。

3.スンドゥブチゲ【鍋】

スンドゥブチゲ

スンドゥブチゲはスンドゥブという豆腐を使った鍋料理です。スンドゥブとは柔らかく水分を多く含んだ「純豆腐」のことで、日本のおぼろ豆腐のようなものです。チゲは「鍋」のことで、コチュジャン(唐辛子味噌)や粉唐辛子を入れた真っ赤なスープで煮込まれることが多く、基本的に専用の鍋で一人前ずつ提供されます。豆腐以外の具はあさりやしじみ、野菜や肉など様々で、最後に卵を落として食べるのも人気です。

4.サムゲタン【スープ】

サムゲタン

サムゲタンは若鶏の腹に高麗人参やなつめ、もち米などを詰めて煮込んだ薬膳料理。韓国では暑い夏の時期に、滋養をつけるために食べられていましたが、今は通年食べられる店も増えました。丸鶏を数時間から1日かけて煮込むため、スープには鶏の旨味と漢方が溶け出して、深みのある味わいに。ほとんど調味料を入れずに薄味で作られるので、塩などを足して自分好みにアレンジするのが本場スタイルです。

5.ソルロンタン【スープ】

ソルロンタン

ソルロンタンは牛の肉や骨、内臓などを長時間煮込んだスープのことで、朝鮮王朝時代からあるとされる伝統料理の1つ。じっくり煮込むため牛骨が溶け出して、スープが白濁しているのが特徴です。具材には薄切りのネギやそうめん、春雨などが入っていることもあります。触れると崩れるほど柔らかく煮込まれた、肉の旨味を存分に味わいましょう。味はついていないことが多いので、塩やキムチなどで自分好みに整えていただきましょう。

6.冷麺【麺類】

冷麺

冷麺は蕎麦粉を主原料としたツルツルの冷たい麺に、野菜や肉などの具材を添えた料理。韓国では大きく平壌式と咸興式に分かれており、平壌式は日本でも一般的な、冷たい透明のスープに細めの麺が入ったスタイル。肉や牛骨のダシに大根の水キムチの汁を合わせたスープは酸味が効いて、サッパリとした口当たりです。咸興式はスープのないまぜそばスタイルで、麺にはしっかりとコシがあります。コチュジャン(唐辛子味噌)などを混ぜた赤いタレと、麺をよく混ぜ合わせて食べます。

7.カムジャタン【鍋】

カムジャタン

カムジャタンは肉のついた豚の背骨と大きく切ったジャガイモ、野菜などを煮込んだ鍋料理。庶民のスタミナ食として人気です。ホロホロの骨つき肉に大胆にかぶりついて食べましょう。豚のダシが溶け出したスープはネギやコチュジャン(唐辛子味噌)、唐辛子、ニンニク、生姜、エゴマの葉などを一緒に煮込むことが多く、薬味の複雑なコクが感じられます。見た目は真っ赤で辛そうですが、野菜や肉の甘みが感じられ、店によってはそれほど辛くないこともありますよ。

8.トッポギ【炒めもの】

トッポギ

トッポギはうるち米で作られた短い棒状の餅を炒め煮にした料理です。古くから宮廷料理として食べられていた「宮中トッポギ」は醤油ベースで辛味はなく、野菜や牛肉とともに彩りよく仕上げられます。しかし現在では、コチュジャン(唐辛子味噌)をベースにした甘辛いソースを絡めたものが主流。屋台からレストランまで幅広く提供されており、至る所で手軽に食べられます。具材には玉ねぎなどの野菜のほか、魚の練り物、ゆで卵などが入ることもあります。

9.プルコギ【焼きもの】

プルコギ

プルコギは薄切りの牛肉をネギやニンジン、キノコなどの野菜とともに醤油ベースの甘いタレに漬け込み、焼いて食べる料理です。タレにはハチミツやニンニク、梨やリンゴをすりおろしたものなどが入ることも。辛味がなくすき焼きに似た味わいで、日本でも人気の一品ですよね。韓国では中央が盛り上がった専用の鍋を使うことが多く、テーブルで調理します。鍋の山状の部分で肉を焼いてから、フチの窪みに溜まった汁で少々煮込んで食べます。

10.チャジャンミョン【麺類】

チャジャンミョン

チャジャンミョンは中華料理のジャージャー麺が韓国風に進化した料理です。街中のあちこちにある中華料理屋で、リーズナブルに食べることができる韓国の国民食です。小麦粉で作られた麺に、チュンジャンと呼ばれる黒い甘味噌と、細かく切った野菜や肉などをあえたタレをたっぷりとかけて提供され、しっかりと混ぜて食べます。チュンジャンは中国の甜麺醤に似ていますが更に甘く、チャジャンミョンも韓国人好みの甘みが強い仕上がりとなっています。

11.チヂミ【焼きもの】

チヂミ

日本でもおなじみのチヂミは水に溶いた小麦粉に野菜や肉、魚介などを混ぜて焼いた料理ですが、韓国では「焼いた食べ物」を意味する「プチムゲ」と呼ばれるのが一般的です。屋台や専門店など至る所で食べることができ、家庭でもよく作られています。大きさや形状は様々で、具材にはネギや魚介、キムチやジャガイモなどがよく使われます。醤油に酢、ごまなどを混ぜたやや酸味のあるタレにつけて食べるのが一般的です。

12.キムチ【発酵食品】

キムチ

韓国を代表する料理であるキムチは、野菜などを乳酸発酵させた漬物で、元々は冬季の保存食として普及しました。白菜を使用したキムチがもっとも一般的ですが、大根やきゅうり、青菜などもよく使われます。漬け込みに使う薬味ダレはヤンニョムと呼ばれ、唐辛子、ニンニク、魚の塩辛、リンゴなどを混ぜて作ります。韓国のスーパーや市場などには様々な種類のキムチが並び、少量から量り売りで購入できます。韓国では、そのまま食べるのはもちろん、食材としても使用されます。

13.キムパッ【ご飯】

キムパッ

キムパッは韓国風の海苔巻きで、キムは海苔、パッはご飯を意味します。ごま油と塩を混ぜたご飯に、ニンジンやほうれん草などの野菜やキムチ、卵焼きやたくあん、エゴマの葉などの具材を乗せ、海苔で巻いて作ります。豪華なものでは牛肉やチャンジャ(タラの内臓の塩辛)などが入ることも。韓国では気軽に食べられるファストフード的存在として人気で、キムパッの専門チェーン店も数多くありますのでぜひお試しを。

14.タッカンマリ【鍋】

タッカンマリ

タッカンマリは韓国風の鶏鍋。タッは鶏、カンマリは1羽を意味し、その名の通り鳥を丸々1羽煮込んで作ります。スープにはニンニクや薬味などが入ることがありますが、唐辛子は入れないことが多く、日本人にも食べやすい味わいです。鶏以外の具材はジャガイモやネギ、うるち米の餅などがよく使われ、コチュジャン(唐辛子味噌)や醤油、辛子などを混ぜたタレにつけて食べます。韓国では大人気のメニューで、ソウルには専門店が立ち並ぶ通りがあるほどです。

15.フェ【刺し身】

フェ

フェとは刺し身のことで、韓国では主にヒラメや真鯛、クロソイなどの白身魚がよく食べられます。いけすから出してすぐの新鮮な魚を豪快に捌いて提供されることが多く、コチュジャン(唐辛子味噌)に酢を混ぜたタレなどにつけ、ニンニクや唐辛子とともにサンチュやエゴマの葉で巻いて食べます。また日本でもおなじみの「ユッケ」は肉の刺し身を意味する言葉で、牛の生肉をコチュジャン(唐辛子味噌)などであえたものです。

韓国料理を食べる時のマナー

食器は持ち上げず、汁物はスプーンですくって食べましょう。ご飯はスプーンで食べ、他のおかずは箸で食べます。

大皿からおかずを取るときは、自分の箸で取り分けてOKです。ただし、箸を食器の上に乗せるのはマナー違反とされるので、テーブルの上に置くか、箸置きがある場合はそこに置きましょう。

また、年長者を敬う気持ちが強い韓国では、年長者が食べ始めるまで他の人は箸をつけません。同様に年長者が食べ終わったら、他の人もそのタイミングに合わせましょう。

韓国料理の特徴

食文化を大事にする韓国では、ご飯に汁物、メインに数種のおかず、キムチなどがバランスよく食卓に並びます。特におもてなし料理は品数が多いほど良いとされ、一般家庭でも複数の常備菜を冷蔵庫にストックしています。主食はご飯で、汁物に混ぜてクッパにして食べることもよくあります。焼いた肉やおかずをサンチュなどの野菜に包んで食べることも多く、韓国の野菜摂取量は世界トップクラスとなっています。

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旅Pocket 編集部
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