クアラルンプール2大バクテー新峰肉骨茶と一心肉骨茶を食べ比べ!
更新:2019/07/06
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マレーシアの港町クラン発祥のソウルフード肉骨茶(バクテー)。ガイドブックでもよく目にする新峰肉骨茶と、ローカルの間では言わずと知れた名店一心肉骨茶を食べ比べしてみました!
シンガポールとはひと味違う!マレーシアのバクテー
アジアでも最先端をゆく他民族多文化のマレーシアはフードダイバーシティ。そんなマレーシアの代表的なグルメといえばバクテー。
醤油ベースのスープに豚肉のコクと漢方のスパイスがアクセントになってごはんが進む一品です♪さまざまな豚肉の部位とたっぷりの漢方が入ったスープでじっくりと煮込んだお肉は、お箸で触ればほろっと崩れるほどに柔らかく、味わううちに体がぽかぽかと温かくなります。
バクテーはシンガポールでも有名ですが、味と見た目が大きく違います!
シンガポール式のスープは白く、ニンニクと胡椒が効いたパンチのあるお味でお肉はほとんどがスペアリブ。マレーシア式は、醤油ベースのため黒く、ニンニクは好みで後入れなので優しい甘めのお味。お肉はたくさんの部位が入ったMIXタイプが多いため、味に深みがあります。
それぞれの見た目の特徴から「白バク」「黒バク」なんて呼ばれることもあるみたい!
超有名店!新峰肉骨茶(サンフォンバクテー)
1971年創業の老舗肉骨茶店、新峰肉骨茶(Sun Fong Bak Kut Teh)。ロケーションも良く、観光客もアクセスしやすいためクアラルンプールで肉骨茶を食べるならここ!というくらいの超有名店ですが、お客さんは観光客でなくローカルも集っているのが信頼できる証♪
メニューもしっかりしたものが用意されていて、写真も多く使われているので選びやすいです♪もちろん英語表記あり!
新峰肉骨茶では、さきほど紹介したシンガポール風の白スープとマレー風の黒スープ、ドライ(汁なし)の3種類があります!一店で味の違いを楽しめます♪
肉骨茶といえばスープのイメージがありますが、実は私のおすすめはドライ!KL市内ではドライを食べられるお店は意外と少ないので見つけたらぜひ食べてみましょう♪
お店は、この通常の場所のほか奥に冷房付きの個室が4つあります。団体以外でも入ってOKです!肉骨茶を食べていると体がポカポカしてくるので、暑がりさんは冷房付きのお部屋がおすすめです。
これがメインのバクテーです!まずスープのOriginal Bak Kut Teh。
かなり濃いめの黒色にドキッとしますが、お味はとってもあっさり。漢方のクセはほとんどなく甘めのお味は日本人の好みにぴったりです!バクテーを初めて食べる方にすごくおすすめです!
続いてこちらがドライ。少ないスープで煮込み、味をしっかり染み込ませて香ばしさを引き出しているのでスープはほとんど残っていません。たくさんの唐辛子が入るので少しスパイシーです。
味が濃そうに見えますが、食べてみるとまったく濃くない!
甘辛のタレがしっかり絡んだお肉の外側はカリッとしていて、スープが染み込んだ内側はじゅわっと肉汁が溢れます。ホルモン系の部位もたくさん入っているので、噛めば噛むほど味わい深くなるドライは病みつきになります!ビールのお供にも最高です♪
新峰肉骨茶はサイドメニューも充実。野菜炒めや、ネギ醤油がかかったお豆腐の料理が人気ですが、定番のオムレツもおすすめです♪
こちらはたっぷりのエビが入ったオムレツ。塩っ気のある味付けなので肉骨茶との相性も◎。他のテーブルでもよく見かける人気メニューですよ♪
肉骨茶は朝からお昼にかけてよく食べられる料理ですが、新峰肉骨茶は夜遅くまで営業していてビールも置いてあります。ディナーにもおすすめです!
ローカルに評判の隠れた名店!一心肉骨茶(イーシンバクテー)
お次は在住者の私がローカルの友人からよくおすすめされる隠れた名店、一心肉骨茶(Yi Xin Bak Kut Teh)。
お店はコタダマンサラという閑静な住宅地。中心部からは少し距離があるのでGrabなどタクシーでの移動がおすすめです。
店内は広くて扇風機がたくさん設置してあるので涼しく快適です!(マレーシアはだいたい外と中の区別がないような建物のスタイルが多く、汗だくで食事をとることも少なくない)
メニューはこちら。ホワイトボードに手書き。味があります。
注文すると、肉骨茶に入るお肉の部位を聞かれるのですが、あっさりがお好きな方はスペアリブ(排骨)を、いろんな食感を楽しみたい方はスペアリブ+豚足(猪脚)や内臓(猪肚)、またはMIXを頼むのがおすすめです!
ドリンクはせっかくなので中国茶をチョイスしてみましょう♪
日本ではなかなか見かけませんが、マレーシアではスタンダードな烏龍茶の一種である鉄観音やジャスミン茶、少し癖のある菊保茶などがメニューにあります。今回はどっしりとした重めの烏龍茶水仙を選んでみました。
バクテーの登場です!シンガポール式はこのスタイルに近いイメージです。
こちらは野菜はなくお肉だけが入ったシンプルなバクテー。味が強めのパクチーが乗ってくるので苦手な方は事前にいらないことを伝えましょう。
スープは甘さ控えめでコクが感じられます。漢方は薄めで食べやすいですが、ほんのりビターな香りが残って良いアクセントになっています!
今回はスペアリブのみをオーダー。大き過ぎないサイズにカットされているので女の子でも食べやすいのが嬉しいです♪箸で触ると骨からするっとお肉が外れます!
こちらのスープにはニンニクがよく合います。スープに入れるか、卓上の調味料を使ってつけだれを作るのがおすすめです!
大体のお店には刻んだニンニクとチリが入ったものが置いてあります。このチリがものすごく辛いので、苦手な方は注意しましょう!
卓上にある小さな小皿にたっぷりのニンニクを入れたら、薄い醤油ととろみのある黒い醤油を混ぜ合わせてお好みでチリを入れれば完成!お肉をタレにつけていただけばさらにご飯が進む悪魔の食べ物に・・!
そして忘れてはいけないのがスープ肉骨茶の相棒油條!こちらは外側が揚げパン、中側は油揚げのようにスカスカの中国式の揚げパンのようなもの。これがたっぷりスープを吸い込んでくれるんです!
浸して食べればほんのり甘い油條がスープの旨味をさらに引き出してくれます。実はごはんよりもスープにぴったりの油條。ぜひ頼んでみてください♪
肉骨茶はお店によって味が全然違うのが面白いところ。マレーシア在住の私は、普段の食事はもちろん、風邪の引き始めや疲れが出た時には肉骨茶を食べて元気を出しています!
旅行中は食べ過ぎで胃が疲れたり、長時間のフライトで喉が痛くなったりしますよね。そんな時には自分好みの肉骨茶を見つけて疲れをリセットしてみましょう♪
新峰肉骨茶
住所37, Medan Imbi, Imbi, 55100 Kuala Lumpur, Wilayah Persekutuan Kuala Lumpur
電話番号+60-3-2141-4064
営業時間7:00~23:00
一心肉骨茶
住所D-35-G, Bistari De Kota, Jalan Teknologi 3/9, Kota Damansara, 47810 Petaling Jaya, Selangor
電話番号+60-12-288-3466
営業時間9:30~15:00, 17:30~21:00
- june
- 東南アジア在住。日本在住時代は旅行関連の仕事に従事。大好物はお酒とアジアのluxeなビーチリゾート。
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