北投温泉はベッドタウンでもあるため街が静かで一人歩きしやすく、子ども連れにも年配者のいる家族旅行にもおすすめ。古風なスポットからお洒落なリノベカフェまで見どころたっぷりです!
古風だけど新しい北投温泉
MRT台北車站(台北駅)など中心地から約30分のところにある保養地北投温泉。
簡単に行ける距離でありながら、箱根のような雰囲気でちょっとした遠出気分を味わえるのが魅力です。
街全体の雰囲気が良く、団体旅行客が少ないシーズンならより1人歩きしやすいのもうれしいポイント。駅を出るともう硫黄のにおいがするので、温泉に来た!という感覚を味わえます。
これから紹介するおすすめスポットに近いのは新北投駅です。北投駅から一駅乗り換えなのでご注意くださいね。
10:00 新北投車站
新北投の駅を出るとすぐ脇にある新北投車站。
昔使われていた駅舎を模した記念館です。入場は無料です。中は駅舎が再現されていて、実際に利用されていた駅長さんのデスクや、
駅員さんたちが使っていたお弁当ウォーマー、
スタンプ、お土産なども売ってます。
今日本でも人気のマスキングテープもありました。マスキングテープは台湾でも至るところで目にしますが、けっこうお洒落なのが多くてかわいいです。
駅舎の模型や日本の木組みを取り入れた構造説明なども。特に鉄道オタクでなくてもけっこう楽しめます。
黒板には日本語が目立ちます。私が訪れた日は1人も会いませんでしたが、日本人もかなり立ち寄っているようですね。
10:20 湧き湯
この新北投車站の建物を背にして少し登ったところに、コンコンと湧き湯が出ています。冬場はみんな手を浸けて温まっているので、ぜひ立ち寄ってくださいね(夏場は止まっています)。
10:30 臺北圖書館北投分館
海外の有名な建築情報サイトでも紹介された臺北圖書館北投分館。
北投温泉に来たらここは見学しておくべき!という必見スポットです。入場は無料です。
建物の美しい構造と外観、周囲の景観との調和などが評価されているのですが、中も素晴らしいです。残念ながら中は申請して許可が降りないと撮影禁止ですが見学は自由です。特に私がおすすめしたいのはバルコニーです!
図書館のお手洗いに無料の飲料水サーバーがあります。夏は覚えておくと便利ですよ。
11:00 遊歩道と地熱谷
図書館の先は遊歩道になっていて、緑を眺めながら散歩できます。カメラをぶら下げながら歩いていると、北投温泉に通う台湾人のおじちゃんが、ベストショットが撮れるポイントを教えてくれたりします。
この遊歩道の先には地熱谷があり、夏場はあまり目立ちませんが、冬はもくもく湯けむりが上がっています。
何があるというわけでもなく、日本人には珍しくない光景かもしれませんが、温泉のないアジアの地域や欧米の観光客にとってはかなり珍しい光景のようで、盛り上がっていました。ほんのり温かく、冬は温まりに行くだけでもおすすめです。
湯けむりで水面は見えにくいのですが、風が吹くと透明なエメラルドグリーンの水面が顔を出します。
12:00 復興公園の足湯
地元のおじちゃんおばちゃんが毎日のように通うといわれる復興公園の足湯。
無料なので観光客でも気軽に立ち寄れます。
棚があり荷物が置けるようになっているのですが、心配な方は貴重品だけ持ち歩きましょう。
ここでちょっと注意です。しっかりと張り紙がしてありますが足を浸ける前に足を洗う必要があります!
足を洗う場所は2ヶ所あるのですが、この蛇口から湯船までけっこう距離があります。
私はサンダルがなくて足を洗う蛇口から湯船に行くまで靴の上に乗っかって移動しました・・・。見つかると近くのおばちゃんにサンダルないのか?と軽くお叱りを受けます笑。サンダルを持参しましょう(近くの日用品店でも買えます)。
また湯船がけっこう深いです!夏の衣類は薄手なので大丈夫でしたが、太ももまでまくり上げるのはかなり大変でした。確実に入るつもりで行くならまくりやすい格好で行きましょう。
温度はぬるめ(40~43℃)ですが夏場の5分間でじんわり汗が出ました。駅の周辺にはドリンクスタンドやファストフード店があるので長く浸かる予定の方は飲み物を持参するといいですよ。
13:00 リノベカフェで水分補給!拾米屋SheMe Houseシュウミィハウス
北投はコンパクトな街ですが、山道なので体力を消耗します。歩き疲れたら、お洒落なリノベカフェでひと休み。
ここ『拾米屋』は、自家焙煎のコーヒーとオリジナルのスイーツが自慢のリノベ倉庫カフェです。名前の「米」からも連想できるように、もとは穀物倉庫として利用されていたそうです。
あんまり長居する雰囲気ではないのですが、Wifiも利用できるので、ちょっと道を調べたり次の訪問先を考えたりするのにおすすめの立ち寄りスポット。
コーヒー豆やビールなどお土産も買えますよ。なぜか日本のビールもたくさん売られていました!
こだわりのスイーツ。特に、チョコレートはすべて手作りで力を入れているそうです。
この日は本当に暑かったので、この店で一番ヒットしているというスパークリングアメリカーノ(炭酸入りコーヒー/120NTD)を頼んでみました。
歩き疲れた体に染みました。泡がわかりにくいのでアップもどうぞ。
正直なところ、コーヒー本来の香りや苦味を感じにくいので、本気のコーヒー好きには普通のコーヒーをおすすめしたいです。
こちらのカフェ、この立ち飲みコーナーで飲むと値段が半額になります。ちょっと喉を潤したいだけ、という方は、スタッフさんとのコミュニケーションをこちらで楽しむのもいいかも。ちなみに持ち帰りも半額です。(プラス10NTDのカップ代がかかります)
14:30 おみやげに金魚茶を!CHARM VILLAチャーム・ヴィラ
北投温泉のお土産には金魚の姿をしたCHARM VILLAのお茶はいかがでしょう?
日本でも話題になったのですがティーバッグが金魚の形をしていてすごく可愛いんです!
もとは、クリエイターの企画として生まれたものだそうですが、クリエイター発案と聞いてこの斬新なデザインに納得です。
しかもここのお茶のすごいところは、見た目だけでないところ。お値段はちょっと高めですが、味はかなり繊細で美味しいです。
バラの香りがどうかな~と心配だったのですが、『台湾ローズ烏龍茶(台湾玫瑰烏龍茶1160NTD)』を購入。台湾南投地方で有機栽培されたオーガニックのバラの花びらと烏龍茶葉がブレンドされています。
結果は・・・大正解!想像していた芳香剤のような香りはまったくなく、ブレンドされたことによって烏龍茶の「お茶」の香りがより引き立っています。烏龍茶というより緑茶(台湾茶)に近い味です。食事にもスイーツにもよく合うので愛飲しています。
こちらのお店、実は大変人気で、全部で4種類あるうち2種類は次にいつ入ってくるかわからない完売状態でした・・・。入荷時期はスタッフさんもはっきりとわからないそうです。訪問予定の方はご注意ください!
15:00 地元メシの宝庫!北投市場
北投の日常を感じられるかなりディープなスポットです。この建物が市場なのですが周辺一帯もお店が密集してます。
食べ物はもちろんお花屋さんなどいろんなお店があります。この建物の2階はフードコートになっています。
かな~りローカルな雰囲気で一瞬ひるむかもしれません!が、安くておいしいものを食べたい方やディープな台湾を感じたい方にはおすすめです。日本のガイドブックではあまり紹介されていないので、勇気のある方はぜひトライしてみてください(歩くだけでも)!
北投市場の中ではさすがにちょっと・・・と感じた方には、市場の外にある駐車場向かいのこの小籠包屋さん、おすすめです!持ち帰りのみですが、歩きながら食べられるミニ肉まんのような小籠包なので大丈夫!
大きな蒸籠2段分「一籠(イーロウ)」という単位で10個80元。1人旅なら「半籠(バンロウ)」と言って、5個にしてもらいましょう(かなりボリュームあり)!
そのままでも味がありますが、付属の辛味噌ダレをつけて食べるとよりおいしいので忘れずにもらってくださいね。
17:00 格安日帰り温泉!瀧乃湯温泉
北投温泉には観光客でも利用できる日帰り温泉がたくさんあるのですが、有名なホテルだと数千円してしまうところも。
そこでおすすめしたいのが瀧乃湯温泉です。
水着なしで入れて、時間制限なし。その料金なんと150NTD!!鍵付きのロッカーもドライヤーもありますし、タオルや石鹸類が必要な場合は格安で購入できます。滞在先で使っているのを持って行くならほぼ入場料だけで利用できちゃいます。
中は昔ながらの岩風呂でとっても趣があります。あっついお風呂とぬるめのお風呂が2つあって、肩まで浸かれる深さです。北投温泉は、付近を歩いていると硫黄のにおいがしますが、この湯船からはそこまで強いにおいは感じませんでした。どちらの湯船も足を伸ばせるくらいの広さがあります。(のれんから先は撮影禁止です)
常連のおばちゃんが出たり入ったりしていますが、日本語がわかる方もいらっしゃいました。ぜひマナーを守ってお楽しみくださいね。
台湾は暖房がないので、冬場は気温が下がると体が一気に冷えます。足を伸ばして浸かれるお風呂に入りたい!という時はぜひ訪れてみてくださいね。
スポットからスポットまでの徒歩の移動時間と場所を考慮し、おすすめの歩き方ルートを考えてみました。古いだけでなく、お洒落で新しいものがどんどん生まれている北投温泉をぜひ楽しんでくださいね。
※春節の期間は各スポットとも営業時間が変わる可能性があります。ホームページなどをよくご確認のうえお出かけください。
臺北圖書館北投分館
住所台北市北投區光明路251號
電話番号28977682
営業時間火~土8:30~21:00, 日月9:00~17:00
拾米屋SheMe House
住所台北市北投區大同街153號1號倉庫
電話番号+886-2-2892-2800
営業時間月~金12:00~19:00, 土日・祝12:00~20:30, 火定休(祝日除く)
CHARM VILLA豐年店
住所台北市北投區豐年路二段137號
電話番号+886-2-2891-0101(カスタマーサービス), +886-2-2894-3922(オフィス)
営業時間月~日10 : 30~18 : 30
北投市場
住所臺北市北投區新市街30號
電話番号お店ごとに異なります
営業時間お店ごとに異なります(だいたい朝~夕方頃まで)
北投小籠包
住所112 台北市台北市北投區公館路1號
電話番号なし
営業時間15:00~24:30
URLhttps://www.facebook.com/pages/%E5%8C%97%E6%8A%95%E5%B0%8F%E7%B1%A0%E5%8C%85/510616648977666
瀧乃湯温泉
住所台北市北投區光明路244號
電話番号02-2891-2236
営業時間06:302~1:00(最終受付20:00)水曜定休
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