台湾の交通手段、利用のポイントを解説!どう乗る?料金は?

更新:2020/02/05

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台湾観光がしやすいのは交通の便がいいから!日本とほぼ同じ感覚で乗ることができる台湾の交通手段を紹介します。

【MRT】台湾メトロ

MRTは台湾のメトロ。厳密には、専用レールの上を自動制御で走る「新交通」といわれるもので、ゆりかもめのような感じです。ほとんどの路線が無人運転ですが、すべての路線・区間ではありません。

初乗り料金

日本円で80~120円ほど。2泊3日の旅なら、日本円で1,000円ほどもあれば間に合います。ただし、LCC発着のある桃園空港から台北駅まではやや高く、片道600円ほどかかるのでご注意ください。

悠遊卡(悠遊カード)の使い方と買い方

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乗車は台湾のSuica、悠遊カードを使うのがおすすめです。駅員のいる改札や自動券売機、ファミリーマートなどコンビニで購入できます。

使い方はSuicaと同じでかざすだけです。かざすと「チュランゴンゴン♪」という音が鳴りますが、3日くらい滞在するとこの音が耳から離れなくなります(笑)。

トークン(乗車券)の使い方と買い方

トークンは、リサイクルできるプラスチック製のコイン型切符。路線図で値段を確認したら、画面で金額を選んでお金を入れるだけです。

駅名は見ればわかるし、タッチ画面も日本語案内をだいたいわかります。言語切り替えがありますので、不安な場合は切り替えて操作しましょう。

乗り方

入る時は、悠遊カードもトークンもイラストの描かれたセンサーにかざします。出る時は、悠遊カードはセンサーにかざし、トークンは入れる溝があるのでそこに投入します。

【バス】

夏の猛暑日など、歩くのが大変な時は、バスの乗り方を知っていると観光もラク。難しいと思わずぜひ乗りこなしてほしいです!

また、たとえば下の3駅は観光でよく行き来する駅。それぞれひと駅ほどの距離なのに、MRTの路線がつながっていないため移動が不便です。

緑(松山新店線):台北アリーナ駅

青(板南線):忠孝敦化駅

赤(淡水線):信義安和駅

ちょっと縦移動したい時に便利なのがバスなんです。

初乗り料金

60円〜120円ほどです。台北市内で長距離を乗ることは少ないので、だいたい1回の乗車料金はこのくらいです。

乗り方

バスは、悠遊カードを使うのが断然ラクでおすすめです。乗る時と降りる時、タッチは2回です。ドアは毎回前と後ろ両方開きますが、乗降はどちらからでも大丈夫。

台北や台中の都市部は街が碁盤の目のようになっています。「山手通り入口」「竹下通り入口」のように、通りの入り口ごとにバス停が設置されています。そのため、バス停の看板には無数のバス停名が!

特に初めての場合、降りるべきバス停をピンポイントで選ぶのは難しいです。まずは、目的地近くの公共物や大きな施設を目安にしてみましょう。大学やデパート、台北101などはバスに乗りながらでも見つけやすいですよ。

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目安を定めたら、そこを通るバスの番号を確認します。わかりやすいスポットならだいたいどのバスも通るので、乗れる確率も上がりますよ。乗りたいバスがやってきたら手を上げますが、上げられない時は同じバスに乗りそうなローカルの後ろに隠れて止めてもらいましょう(笑)。

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バス停は、車線ごとに大きなステーションになっています。反対方向のバスに乗ってしまう、ということは絶対起きませんのでどんどんチャレンジしてください!

【台鐵】台湾の特急

人気の九份や台中、花蓮に行くのに利用するのが臺灣鐵道です。「たいてつ」と呼び親しまれているので、1度は耳にしたことがある人も多いハズ。

日本の「あずさ」「スーパーあずさ」「かいじ」などのように、台湾の特急にも種類があります。上から早い順に、この3つがよく利用する特急です。

普悠瑪

莒光

自強

違いは30分程度なので、到着時間がそれほど大きく変わることはありません。

料金

主要都市から主要都市への移動で片道約1,500円ほどです。日本の特急に比べればかなり安いです。

乗車券の買い方

乗車券は、窓口で買うのが1番わかりやすいと思います。ただし、台湾の東海岸、花蓮や台東方面は新幹線が通っていないため、当日ではチケットが取りにくいです!事前に予約して行くのがおすすめです。

臺鐵公式サイト⇒日本語オンライン予約ページ

また、コンビニの端末機での購入も可能です。操作は日本のコンビニ端末とほぼ同じですが、わからない時は店員さんに手伝ってもらいましょう。

【高鐵】台湾の新幹線

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台中や台南に行くのに便利なのが高鐵台鉄よりも、1時間~1時間半ほど目的地への到着時間が早くなります。

料金

主要都市から主要都市への移動で片道4,500円ほどです。新幹線でこの値段と考えるとかなり安いです!

乗車券の買い方

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切符は窓口で買うのが1番わかりやすいと思います。窓口で買う利点は、言葉が多少通じなくても、筆談などを使って自分でトライできるところ!ぜひチャレンジしてくださいね。

気をつけたいのは、台鉄と高鐵の駅がかなり離れていること。現地でタクシーに乗ったり地元の人に聞いたりする時は「台鉄の〇〇駅」「高鐵の〇〇駅」と聞くようにしましょう。

【タクシー】

台北近郊はMRTでほぼどこでも行けてしまうので、実はあまり使う機会がないのがタクシー。それでも、家族連れでベビーカーがある場合や猛暑日など、ケースバイケースで利用すると便利です。

初乗り料金

日本で乗るのと同じ距離で、だいたい半分~3分の1くらいの料金と見積もっておきましょう。例としてあげると、空港のあるMRT松山駅から台北駅まで、渋滞なしで走って1,000円ほどです。

乗り方

手を上げて止めます。運転手さんに行き先を告げる時は「迪化街」「永康街」など、書いた紙を用意しておくとスムーズですよ。

【国内線】UNI AIRユニー航空

金門や澎湖など、台湾の人気リゾートである島へ移動する時に使われるのが国内線です。

ユニーは、台北から、花蓮や台東など台湾の東海岸への便があるため、台鐵の切符が取りにくい時に知っておくと便利です。

⇒国内線UNI AIRの詳細リポート

台湾の公共交通機関は飲食禁止!

台湾では、MRTの駅構内やバスに乗っている間は飲食禁止です!ガムを噛んだり水を飲んだりするのもダメなので気をつけましょう!ちなみに駅構内では、改札口にある黄色い線を越えると飲食禁止ゾーンです。

ただし、台鐵のように長距離列車ではお弁当も売られていますし、飲食しても大丈夫ですよ。

台湾の交通機関は清潔でトイレも多く、安全にとても配慮されています。予定や目的地で使いわけて楽しい台湾旅にしてくださいね。

旅Pocket 編集部
旅Pocket編集部です。「ポケット」に入れて持ち歩きたくなるような、見るたびにわくわくする国内・海外情報をお届けします!

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