カラフルなガイコツ祭り!?メキシコの死者の日を体験!

更新:2019/11/16

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映画『リメンバー・ミー』で話題になった、メキシコ最大のお祭り死者の日。日本のお盆のように、亡くなった先祖や家族が帰ってくる日として毎年11月1日と2日に盛大に行われます。

お盆に似ているといっても、マリーゴールドでお墓を美しく飾ったり、音楽やダンスで先祖を歓迎したりするメキシコらしい明るいお祭りです!

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大人も子どももガイコツメイクの仮装を楽しむ!

死者の日には、街中にガイコツの仮装をした人があふれます。2日間のうち、11月1日は子どもの死者が帰ってくる日とされ、特に仮装した子どもたちがたくさん歩いています。

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街のコスチューム売り場には、魔女やお姫様ドレスなど王道衣装から、唐辛子やタバコ、ジュース缶のかぶり物など面白い仮装アイテムまでなんでもあり。

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死者の日の前日がハロウィンなので、死者と関係ない仮装をしている子もいます。日本の人気アニメ『ナルト』のコスプレをしている男の子をちらほら見かけました。また、外でドクロメイクをしてくれるサービスがあるので、観光客も気軽に仮装が楽しめます。

死者に捧げるカラフルなオフレンダ

死者の日には、先祖を迎えるためのオフレンダと呼ばれる祭壇を各家庭で飾ります。映画『リメンバー・ミー』でも、主人公ミゲルの家に先祖の写真を飾ったオフレンダが登場していました。

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ガイコツの形の砂糖菓子や、亡くなった家族が生前に好きだったお酒や食べ物をお供えします。オフレンダは、家だけでなく広場やお店の中など、あらゆる場所で見ることができます。

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メキシコ料理のレストランでも、大きなオフレンダを見ながら、みんなが食事を楽しんでいました。

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ソカロ(中央広場)の巨大なオフレンダは必見!

死者の日はオアハカで開催されるものが有名ですが、日本から直行便で行けるメキシコシティのソカロ(中央広場)にも、巨大なオフレンダが現れます。そのため、広場へ向かう目抜き通りは、毎年観光客でいっぱいになります。メキシコシティのソカロは広いので歩けないほどではありませんが、スリには十分注意しましょう。

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ガイコツをモチーフにした巨大なオブジェは見ごたえがあります!版画・・・でしょうか?インクのローラーを持っていたり、ギターを持っていたり、みんな思い思いに楽しんでいるよう。骨に刻まれた傷や穿いてるパンツがさりげなくオシャレです。

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メキシコのガイコツは、パーティをしていたりダンスを踊っていたりと、どこかコミカルで明るいものばかり。ガイコツの形をした小さな砂糖菓子や人形など雑貨もたくさん売られているので、お土産にも最適です。

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広場の特設ステージではメキシコ音楽のコンサートが行われ、一日中お祭りムード!お客さんもみんなノリノリです。ちなみに、メキシコは屋外での飲酒が禁止されているので、酔っぱらいが大騒ぎすることはありません。

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死者の日がある11月は、雨季が終わり乾季に入っていて、メキシコ旅行のベストシーズン。そのため、世界中から観光客が集まります。

「行きたい!」と思ったら、早めにツアーやホテルを予約することをおすすめします。仮装にもぜひチャレンジして、「死者の日」を楽しんでくださいね!

【開催場所】ソカロ中央広場(メキシコシティ)

住所Plaza de la Constitución S/N, Centro Histórico, Centro, Ciudad de México

ヒトミ☆ クバーナ
メキシコ帰りの関西人ライター。夫はメキシコ人。渡航歴はキューバ、カナダ、オーストラリア、NZ、韓国など。旅行の楽しみは、おいしいものを食べることと、自然の中でぼーっとすること。プランを決めない、気ままな旅が好き。blog

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