クロアチアと言えば「アドリア海の真珠」と呼ばれるほどの美しさを誇るドブロブニクや、かわいらしい首都ザグレブなどが日本人の旅行先としては人気ですが、バカンス大好き!な欧米人の旅行先として最近人気が高いのが「イストラ半島」です。

イストラ半島早わかり!基本情報

クロアチアとスロベニアの国境にまたがった小さな半島で、味わい深い小都市がぎゅっと詰まった「イストラ半島」。日本ではあまり耳慣れない地名かもしれませんが、ドブロブニクやザグレブに負けない魅力がたっぷり。

▽日本からのアクセス

日本から飛行機でクロアチアの首都ザグレブ、もしくはスロベニアの首都リュブリャナへ、そこから車やバスなどで数時間ほど。都市を回るなら、車での観光がおすすめ!

▽時差

日本から-7時間

▽おすすめの時期

5~9月(海沿いの地方なので海水浴ができる夏、またトリュフが穫れる秋がオススメです!)

▽通貨

スロベニア…ユーロ(1ユーロ約120円)、クロアチア…クーナ(1クーナ約16円)
※2020年2月現在

 

中世の趣を残した港町やアドリア海に面したリゾート地、トリュフの森に囲まれた丘の上の街など、ぜひ訪れてほしい街がたくさんですが、その中でも特におすすめな街を5つリポートします!

絵本の中みたい!スロベニアの小さな港町ピラン

スロベニアの西端に位置するピランは、2~3時間ほどあればぐるっと歩いて回れるほどの小さな町。アドリア海に浮かんでいるような地形で、旧市街の周りはとてもきれいな海に囲まれています。

街の中には細い道が入り組んでいるので、車両は街の入り口のところで止められます。(ホテルや住民の車のみ、車通行が許可されています。)

バスで来た場合もこのバスターミナルで降りて、写真左側に見える中心部まで5分ほど歩きます。

町の中心にはタルティーニエフ広場。淡いピンクやふんわりとした黄色の家壁が広場を取り囲んでいます。

地元の人の憩いの場でもある広場で、夏はテラス席も並ぶそうです。広場には観光案内所もあったので、地図などのパンフレットをもらってみてはいかがでしょうか!

街の中でひときわ高くそびえるのは聖ユーリ教会。タルティーニエフ広場から道を一本入ると石畳の坂道が続きます。

アップダウンも激しく、でこぼことした道なのでスニーカーで行くのがオススメです。

聖ユーリ教会は小高い丘の上にあり、そこから見える景色はまさにジブリの世界のよう。私が訪れた時は冬なので登れませんでしたが、夏には教会の鐘楼を登ってピランの街並みを真上から見渡すことができるそうです。

島のほとんど先端で、アドリア海を挟んで右にはイタリア、左にはクロアチアの大陸が見えました。島国日本では到底考えられない感覚で、とても新鮮でした。

海は透き通っていて、冬でもとてもきれいでした…!夏は海水浴を楽しむ観光客でかなり混みあうようです。

私が訪れたのがオフシーズンだったので、観光客の数はかなり少なかったのですが一部レストランやおみやげ屋さんも空いていたので、冬でも滞在には困らなさそうです。

他の街に比べてこぢんまりとしたピラン、どこを歩いてもかわいらしい景色が続き、絵本の中にいるようでした。

忙しく観光するよりも、日常を忘れてゆったりリゾートを楽しみたい!という方におすすめの街です。

ポレチュで世界遺産の美しいモザイク画に出会う

ピランからポレチュまでは車で1時間ちょっと。ポレチュはピランと比べて街の規模は大きく、少し近代的な街並みも見受けられました。

その分レストランやギフトショップの数も多く、滞在も楽しめそうです!

海沿いにはプロムナードもあり、散策もゆっくり楽しめます。

ポレチュの見どころは何といっても「エウフラシウス聖堂」。

5世紀につくられた歴史ある世界遺産で、中にはモザイク装飾がたくさん!きらきらとしたカラフルなモザイク芸術の迫力を満喫できます。

エウフラシウス聖堂の鐘楼にはぜひ登ってみてください!階段は百段以上あって登るのが少し大変でした…がてっぺんからの景色は最高!

古めかしい町並みとアドリア海をいっぺんに見渡すことができます。

夏はたくさんの観光客で込み合うらしいのですが、私が行ったときはほとんど人がいなく、ラッキーなことに貸し切り状態!アドリア海からの潮の香りを楽しみながら一人でしばし感傷に浸りました。

ちょうどお昼時だったので、ランチを。私が行ったのは「Peterokutna kula」というレストラン。

アドリア海沿いの港町で食べるならシーフード料理でしょう!ということで、フィッシュスープ(40クーナ)とイカのグリル(120クーナ)をオーダー。

クロアチアのスープにはもち麦が入っていることが多いらしく、つぶつぶとした食感がとても美味でした!

フィッシュスープ

小さなイカがたくさんのグリル、この左下に見える白い粉はカッテージチーズのように見えましたが、聞いてみるとなんとオリーブオイルの粉末、とのこと!

オリーブ特有のフレッシュな香りが香ばしいイカとマッチして最高でした…!

イカのグリル

「五角形の塔」という店名の通り、ほかの建物より高い作りになっていて、屋上には眺めのいいテラスも。ポレチュの旧市街が見渡せるこのテラスで、夏はご飯を食べることもできるそうです。

Peterokutna kula

住所Ul. Decumanus 1, 52440, Poreč

営業時間12:00~24:00

URLhttps://www.kula-porec.com.hr/en/

 

古代ローマ時代のロマンが残る街プーラ

ポレチュからプーラまでは車で2時間ほど。イストラ半島南部に位置する小さな町です。

一番の見どころは町の中にどどーんと存在する円形競技場コロッセオ!

ローマにあるコロッセオと同じ時代に作られたもので、きれいな状態で保たれています。今でもコロッセオでコンサートや演劇などイベントがたくさん開催されているとのこと。

もちろん入場もできますが、円形競技場の柵の隙間が大きく空いているので外側からでも中を見ることもできます。

間近で見るコロッセオはさすがの大迫力。こんなに大きな建物が1世紀に建てられたというのだから驚きです!

プーラにはコロッセオ以外にも町のあちこちにローマ時代の遺跡が。

こちらはセルギ門。周りは普通の近代的な町並みなのですが意外にマッチしていました。

それまで晴れていたのですが、プーラの旧市街を歩いている最中に小雨が降ってきてしまいました。

だんだん空も暗くなる中、雨に濡れた石畳の道がきらきらしていてとてもきれいでした。

他の町にはありませんでしたが、プーラではクリスマスマーケットも開催されていました!

首都ザグレブは毎年大々的なクリスマスマーケットで賑わいますが、小さな町でもクリスマスマーケットが開催されることが多いそう。(例年、12月はじめ頃から開催される都市が多いようです。)

クリスマスツリーやイルミネーション、サンタのそりなどがディスプレイ。クリスマスソングも流れていて、仕事帰りの地元の人が陽気に楽しまれていて素敵な雰囲気でした。

コロッセオが夜ライトアップされていたのがとってもとってもきれいでした…

アドリア海に浮かぶ美しい旧市街が魅力!ロヴィニ

半島のような形の旧市街がアドリア海にぽっかりと浮かんだロヴィニ。観光の見所はその旧市街すべて。

迷路のように路地が入り組んだ旧市街には中世の雰囲気が残り、散策するだけで異国情緒が味わえます。プーラからロヴィニまでは車で1時間ほどでアクセスできます。

長い間ベネチアの支配下にあったロヴィニには、今でもあちこちにイタリア語の表記が。町並みにも、イタリア風のかわいらしくカラフルな建物が多く目立ちました。

海沿いにはシーフード料理を中心としたレストランがずらっと並んでいます。

こちらは夜の旧市街の写真ですが情緒たっぷり。オフシーズンということもあり人気が少なく、まるで映画のワンシーンにいるような心地でした。

車もほとんど入れないほど細い路地も多く、少し探検気分の散策でした。

イストラ半島を巡ってこの日泊まったホテルは「グランドパークホテル」。ロヴィニ旧市街の対岸にある5つ星ホテルで、部屋からは美しい旧市街の全体を見ることができます。

朝食を頂く前にホテル前にある船着き場を散歩。ここから一番近くで旧市街を見ることができます。旧市街は中を歩くのも楽しいですが、一番きれいなのは外側から見る景色なのかもしれません!

朝食会場からも旧市街が見えます!旧市街を眺めながら出来立てほかほかのエッグベネディクトをいただく、なんとも優雅な朝食でした。

「モトヴン」緑あふれるトリュフの森に浮かぶ街

モトヴンはイストラ半島中心部に位置する、丘の上の小さな街。トリュフが穫れる森の中にあり、シーズンの秋にはトリュフのお祭りも開催されるほどの名産地。

街の中にはワインやトリュフのお土産やさんも!ロヴィニからモトヴンまでは車で1時間ほどでアクセスできます。

車で丘の中腹のバスターミナルまでのぼり、そこから徒歩で丘の頂上を目指します。

頂上までの道も昔ながらの町並みが続きます。いままで紹介した街はカラフルでかわいらしい印象が多かったのですが、モトヴンには落ち着いた色合いのレンガや狭く曲がりくねった石畳が多いので、ずっしりどっしりと重い雰囲気が漂っていました。

古めかしいヨーロッパの要塞のような雰囲気がとても素敵でした。

近代的な町並みは一切見られず、なんだか中世時代にタイムスリップしてしまったかのような心地。

バスターミナルからはゆっくり歩いて15分ほどで頂上に到着。小高い丘の上からは視界一面にトリュフの森と赤屋根の家々!

丘の上には下を見下ろせる小道がぐるっと続いているので、色んな角度でモトヴンからの景色を楽しめました。写真では冬なので少しくすんだ緑色の森ですが、夏になるとさあっと鮮やかなグリーン一色の森になるそうです。

頂上には「kastel」というホテルがあるので、モトヴンに宿泊して、この独特な世界観にどっぷり浸ることもできます。

最後にイチオシのトリュフ専門店をご紹介します!モトヴンから車で10~15分ほどのところにある「Natura Tartufi」というトリュフ専門店。

店内にはトリュフのオイル漬けやトリュフのパスタソース、トリュフ風味のオリーブオイルやトリュフ風味ワインなど、トリュフ好きにはたまらないラインナップが並んでいます。

安いものだと一瓶60~100クーナほどのトリュフペーストなどあったりするので、お土産にもぴったり。私は60クーナのトリュフペーストと20クーナのトリュフの味ポテトチップスを購入。

店員の方に生トリュフも見せていただきました。

せっかくモトヴンに来たなら本場のトリュフを味わってみては?

Natura Tartufi

住所Srnegla 21 52420 Mala Huba Istra, Croatia

営業時間10:00~17:00(日曜休業)※季節によって異なるのでサイトをご確認ください

URLhttps://www.naturatartufi.com/index.php/en

 

この他にも高級リゾート「オパティア」や世界一小さい村「フム」などおもしろい街がたくさん!都市間は車で1~2時間ほどのところが多く、せっかくイストラ半島に行くなら雰囲気の違ういろいろな都市を巡ってみるのがおすすめです。

また、イストラ半島はアドリア海リゾートを楽しめる夏トリュフが穫れる秋がピークシーズン。

ただシーズン中は多くの観光客で賑わうため、ホテルが満室だったり道路が混雑したりすることもしばしば。

ゆったり休暇を楽しみたい、地元の人が暮らしているように滞在したいという方にはシーズンを外してご旅行されてみてもいいかも。一生心に残るような絶景を独り占め、なんてこともできちゃうかもしれません。

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