大聖堂は4つの部屋に分かれていますが、4部屋すべての天井と中心部に、1500平方メートルに渡ってひとつのテーマが描かれています。70〜83年前に作成され、ノルウェーでもっとも大きいそうです。

教会の中央天井に描かれているのが太陽。太陽から網のようなものが出ていますが、これが4部屋それぞれの天井に向かって伸びる光を表しています。

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 東

教会前方部、祭壇上の天井に描かれているのは、創造のキリストを表しています。

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正面入り口を入って左側の部屋の天井画は、戦いと勝利のキリストを表しています。

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北の天井画の反対には、頭の上に光が降り注ぐキリストが描かれています。これは洗礼を受けるキリストを表しています。

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西

先ほど紹介したパイプオルガンの上部には、人のような姿が見えます。これは新約聖書の4人の伝道者と、4人の旧約聖書の預言者なのだそうです。

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これらの4枚の天井画を合わせて、キリスト教の誕生を表しているそうです。(公式サイト「天井画」「オスロ大聖堂天井画修復」ページより)

教会壁画は、キリスト教の起源や信仰に基づいて描かれているので、素人にはとても難しいです!詳しく知りたい場合は、ガイドツアーやパンフレットを利用しながら見学するのがおすすめですよ。

アートとのコラボイベント

今まで紹介した写真の中に、キャンバスやボックスがぶら下がってるのに気づきませんでしたか?(天井画の北と南の写真もぜひ見返してみてください)

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実はこれ、Håkon Gullvågsという人の絵画シリーズ『聖書のサイクル』の展示の一部なんです。オスロ大聖堂に展示される前は、トロンハイムのニーダロス大聖堂を出発したあと、世界中を巡っています。

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Gullvågsさんは幼い頃から教会に親しんでおり、神の描かれた天井や祭壇、牧師や教会に集う人々に大いに刺激を受け、それが絵のテーマのベースになっているそうです。

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オスロ大聖堂での展示は、吊り下げ方法に試行錯誤したそうです。絵の組み合わせ、どの絵がどの方向を向いているか、どの天井画の下に吊り下げるかなどで意味を持たせているとか!(公式サイトアートフェアについてのページより)

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この展示は現在は終了していますが、コンサートと同様、イベントも積極的に行われています。訪問時に何か開催されていたら、ぜひ展示にも注目してくださいね。

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タイミングが合えばコンサートも見てみよう!

訪問時、コンサートが開催される時間が近かったので、教会内を見学したあと時間を合わせてのぞいてみました。

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たくさんの人が特別なお洒落をすることなく気楽な格好で聞きに来ていて、ヨーロッパの人たちは本当に音楽への関心が高いんだな〜と実感。

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コンサートが素晴らしかったのはもちろん、観光客も無料で見られるというのもすごい!教会の中で聞く賛美歌は、響きも違うし格別の感動がありました。訪問時に当たったら、聞かずに帰るのはもったいないですよ。

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開かれた教会としてローカルに愛されるオスロ大聖堂。金曜は深夜も開いているので、ディナーのあと、教会で静かな時間を過ごしてみるのもおすすめですよ。