サグラダファミリアの中からバルセロナを一望!受難のファサードに登ってみた
更新:2019/11/17
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バルセロナの一番の観光地といえばサグラダファミリア!その中でも人気の高い中に入って街がのぞける展望台『受難のファサード』の訪問リポートです!
受難のファサード(Fachada de la Pasión)ってなに!?
サグラダファミリアは誰もが知っていると思いますが『受難のファサード』を知っている方は少ないと思います。実際に訪れるまで僕も知りませんでした。
受難のファサードはサグラダファミリアの正面側にある、目の前に広場があるほうの塔です。ガウディが亡くなってからカタルーニャ出身の彫刻家スビラックスによって施された装飾が見どころです。
キリストの苦悩や悲しみを表現しており、直線的なデザインをしているのが特徴。現在も工事中で完成は2026年を予定しているそうです。それに対し、キリストの誕生や喜びを表現しているのが『生誕のファサード』です。
受難のファサードは65mの地点に展望台があり、生誕のファサードの展望台よりも15m高い地点にあります。実際に登ると高さの差を感じることができます。
受難のファサードに登ると工事の様子が間近で見られる!
これは塔に登らなければ撮れない写真です!
こんな風に、キリストの受難や、死の嘆き、復活などを表しているのがよくわかります。
外から見ると、ただひたすらに複雑に見える装飾も、実は色彩豊かで細部まで手をかけてつくられていることが実感できます。
1番登ってよかったと思ったのは実際に工事している様子が間近で見られたことです。工事は2026年には終わってしまう(予定)ので今しか見られないという特別感も感じられます!
また、地上高65mからバルセロナの街並みが一望できることも忘れてはいけません。
バルセロナは高層ビルのような建物がないので、実際の高さよりも高い位置から見ているように感じます。天気がいいと街の先に海を見ることもできます!どこまでも続く昔ながらの街並みを見ていると歴史を感じます。
受難のファサードに登るためには予約が必要!
受難のファサードを登るためにはチケットが必要です。ほとんどの場合当日では売り切れてしまっていてチケットは買えません!そのため事前にWEB予約することをオススメします。
①公式サイトにアクセス
https://sagradafamilia.org/en/tickets-individuals
②「SAGRADA FAMILIA WITH TOWERS」を選択
③行く日にちを指定(予約は基本3か月後まで可)
④「Tower on the Passion façade(受難のファサード)」を選択し、入場時間
⑤オーディオガイドの言語を選択
⑥最後に個人情報とクレジットカード情報を入力
⑦データで送信されてくるチケットを印刷して当日持参
受難のファサードは時間ごとに入場できる人数が決まっています。僕は前日でも平日だったため運よく買えましたが、試しにほかの日程を入れてみるとほとんどチケットが余っていない状態でした!特に2人以上で訪れる場合は早めに予約しましょう。
チケットの料金は32ユーロ。これにはサグラダファミリアの入場料も含まれています。サグラダファミリアに入るだけの普通のチケットと7ユーロしか違いませんのでぜひ一緒に訪れることをおすすめします!
受難のファサードに登るオススメの時間帯と所要時間
受難のファサードは9:00~19:15まで15分間隔で入場することができます。その中にもオススメの時間帯とオススメできない時間帯があります。
まずオススメは朝一の時間帯!ツアー客があまりいないので落ち着いて見学することができます。展望台に上がっても太陽の光が後ろからさすのできれいに写真を撮ることができます。
またお昼の時間帯もオススメです!晴れているときれいな青空が広がり、広大な景色とのコントラストできれいな写真を撮ることができます。
逆にオススメできないのが夕方17時頃。夕陽が沈んでいく時間帯です。展望台が西側を向いているので逆光になり写真がきれいに撮れません。ただし、景色としてはとてもきれいです!
受難のファサードの見学はゆっくり歩いても約20~30分くらいあれば登って降りてくることができます。街歩きの合間に気軽に観光プランに組み込めますよ!
行きは楽だが帰りはツライ
受難のファサードは6歳以下の子供や歩行に障害がある人は登れないというルールがあります。最初なぜだかわかりませんでしたが実際に登ってみるとその理由がわかりました。
展望台まではエレベーターで上がることができます。しかし、なんと帰りは塔の中にある螺旋階段をひたすら歩いて降りてこないといけません。
65mの展望台から地上まで、その段数は300段!1段1段が小さく、僕の足のサイズは27cmですがそれでも少ししか余裕がないくらいの幅でした。
横幅もとても狭く、人が端と端に寄ってやっとすれ違えるくらいの幅です。正直なところ最初のうちは階段にある窓からきれいな景色が見えて辛さを感じないのですが、下がっていくにつれて景色は見えなくなり目が回ってきて、運動不足もたたってか、かなりツラく感じました。
しかし、まわりを見渡すと海外の観光客はかなりご年配の方も並んでいましたし、階段も問題なく降りていました。自分のペースで歩けますので制限年齢以外の方は心配することなくトライできます!
実際に訪れてみるとテレビや写真で見る以上の迫力と感動を感じることができます。バルセロナを訪れたらぜひサグラダファミリアと受難のファサードに足を運んでみましょう!
サグラダファミリアTemplo expiatorio de la Sagrada Familia
住所Carrer Mallorca, 401 Barcelona 08013
電話番号(+34)-932-080-414
営業時間9:00~20:00※時期によって異なるため下記参照
URLhttps://sagradafamilia.org/en/schedules-how-to-get
※11月~2月9:00~18:00/4月~9月9:00~20:00/3月と10月は9:00~19:00/12月25, 26日と1月1, 6は9:00~14:00
※チケットは終了時間30分前まで購入可
- h.k
- 世界20か国以上に滞在経験あり。自分の見たいもの・体験したいものを見つけては、旅に出る自由人。趣味はスポーツ観戦でアメリカ4大スポーツ全て観戦経験あり。基本的に1人旅が好き。
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