バルセロナ旅行のおすすめ観光スポット16選│料金やサイト情報も
2025/08/01
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スペイン・カタルーニャ地方の中心都市「バルセロナ」は、芸術と建築、美食と海辺の開放感が融合した魅力あふれる観光都市です。世界的建築家アントニ・ガウディの傑作をはじめ、歴史ある街並み、にぎやかな市場、美術館やビーチまで、訪れる人を飽きさせない多彩なスポットが揃っています。
今回は、初めての旅行でも安心して巡れるように、バルセロナを代表する定番観光地16選をわかりやすくご紹介します。それぞれの見どころや楽しみ方、入場料金や営業時間などの基本情報もまとめているので、旅の計画にぜひお役立てください。
※2025年7月31日時点の料金です。営業時間や料金などが変更になっている可能性があります。お出かけの際は各スポットの最新情報をご確認ください。
バルセロナの旅行選びのポイント
バルセロナを訪れる際は、観光スタイルや季節、日数に応じてプランを柔軟に組むことが大切です。歴史建築、芸術、美食、ビーチと多彩な魅力が詰まった都市だからこそ、自分に合った楽しみ方を見つけることが旅をより充実させるポイントになります。
まず気候面では、春(4〜6月)と秋(9〜10月)が過ごしやすく観光にも最適です。夏はビーチやイベントがにぎわいますが、暑さと混雑に注意が必要です。冬は比較的穏やかで、美術館や建築巡りを中心にゆったりと楽しみたい方におすすめの時期です。
観光スポットは、ガウディ建築や旧市街、美術館に至るまで見どころが密集しており、移動には公共交通機関(地下鉄・バス)や徒歩をうまく組み合わせると効率的です。また、サグラダ・ファミリアなどの人気施設は事前予約が必須なので、早めの計画が肝心です。
日数に余裕がある場合は郊外にも足をのばしてみましょう。コロニア・グエル教会やモンセラットなど、日帰りでも訪問可能な魅力的なスポットが点在しています。自分の「見たい・感じたい・食べたい」を軸にしながら、バルセロナならではの文化と空気感をじっくり楽しむプラン作りが、心に残る旅への第一歩です。
1. サグラダ・ファミリア
サグラダ・ファミリアは、スペインが誇る建築家アントニ・ガウディの未完の傑作として知られる大聖堂です。1882年に着工されて以来、いまだ建設が続いており、完成はガウディ没後100年にあたる2026年を目標としています。
外観は新旧のファサードが対比され、緻密な彫刻が施された尖塔が天に向かって伸びる姿は圧巻。内部はステンドグラスの光に満ち、幻想的な空間が広がります。朝や夕方など、光の差し込み方によって異なる雰囲気を楽しむのもおすすめです。バルセロナを訪れるなら、外せない象徴的な存在といえるでしょう。当日券はないので、必ず事前に予約をして行きましょう!
料金大人:€26~、学生・65歳以上:€24~、11歳以下:無料 ※入れるエリアによって料金が異なります。
営業時間月〜土:09:00〜20:00(日は10:30~)※季節により変動あり
2. グエル公園
グエル公園は、ガウディが手がけたユニークな都市公園で、もともとは高級住宅地として計画されました。現在は自然と芸術が調和する公共空間として開放され、世界遺産にも登録されています。
公園内には、カラフルなタイルで彩られたトカゲの像や波型のベンチ、柱の並ぶ回廊など、どこを見てもガウディらしい曲線美と装飾性にあふれています。丘の上からはバルセロナ市街を一望できる展望スポットもあり、散策や写真撮影にもぴったり。芸術と自然を同時に楽しめる、バルセロナを代表する憩いの場です。
料金大人:€18、7~12歳・65歳以上:€13.5、6歳以下:無料
営業時間08:00〜21:30 ※季節により変動あり
3. カサ・ミラ(ラ・ペドレラ)
カサ・ミラは、波打つような石のファサードと、彫刻的な屋上デザインが特徴の集合住宅で、別名「ラ・ペドレラ(石切場)」とも呼ばれます。ガウディの建築美と自然からの着想が随所に感じられ、直線を排除したデザインや通風・採光の工夫が随所に凝らされています。
屋上には独創的な煙突が並び、幻想的な景観をつくり出しています。内部見学では、かつての住居を再現した部屋や、ガウディの作品解説展示なども楽しめます。建築ファンならずとも、その創造性と快適性の融合に驚かされるはずです。
料金大人:€29、学生・65歳以上:€19、7~12歳:€12.5、12歳以下:無料
営業時間09:00~19:30 ※季節により変動あり
4. カタルーニャ音楽堂
カタルーニャ音楽堂は、アール・ヌーヴォー様式の華やかな装飾美が際立つコンサートホールで、1908年に建築家ルイス・ドメネク・イ・モンタネールによって完成しました。
世界遺産にも登録されており、天井から降り注ぐステンドグラスのドームや、色とりどりのモザイク、彫刻に囲まれた内部空間は、まるで芸術作品そのもの。クラシック音楽をはじめとした公演が数多く開催されており、音響の美しさも高く評価されています。ガイド付きの見学ツアーでは演奏がない時間でも建物内部をじっくり堪能できます。
料金《ガイド付きツアー》大人:€22、10歳未満無料
営業時間ツアー:10:00〜15:30(30分ごとに実施) ※季節により変動あり
5. カサ・バトリョ
カサ・バトリョは、ガウディが既存の建物を改築して完成させた邸宅で、その独特なデザインから「骨の家」や「ドラゴンの背中の家」とも呼ばれています。波打つような外観、カラフルなガラスや陶器タイル、そして光と風を取り入れる設計など、すべてが有機的で幻想的です。
海をモチーフにしたと言われる空間構成には、自然との調和を重んじたガウディの思想が色濃く表れています。音声ガイドやAR技術を活用した展示により、楽しみながら建築の背景を学べる点も魅力です。
料金大人:€29~、子ども(12歳以下):無料※プランによって料金が異なります。
営業時間09:00〜20:00(最終入場19:15)※夏は夜間営業あり
6. サン・パウ病院
サン・パウ病院は、かつて実際に使用されていた医療施設で、現在は文化施設として一般公開されています。設計を手がけたのはカタルーニャ・モダニズムの巨匠ルイス・ドメネク・イ・モンタネールで、世界遺産にも登録されています。
レンガ造りの外観、花や自然をモチーフにした装飾、陽の光が差し込む回廊などが特徴で、「癒しのための空間」としての配慮が随所に感じられます。医療と芸術が融合した美しい建築を散策しながら、建築の進化と人々の暮らしの歴史にも触れることができます。
料金大人:€18、65歳以上・学生:€12.6、12歳未満:無料※時間帯により料金が異なります
営業時間09:30〜17:00(4〜10月は18:30まで)、日祝:09:30〜14:30(最終入場は閉館30分前)
7. グエル邸
グエル邸は、ガウディが若き日に設計した初期の傑作で、実業家エウセビ・グエルの邸宅として建てられました。外観は重厚な石造りで一見質素に見えますが、中に入ると吹き抜けのホールや天井の装飾、繊細な鉄細工など、ガウディの創造性が詰まった空間が広がります。
屋上には彼のトレードマークであるユニークな煙突が並び、眺望も魅力のひとつです。都市の中心にありながら、静けさと芸術性が共存する場所で、ガウディ建築のルーツを体感したい方には特におすすめのスポットです。
料金大人:€12、子ども(12歳~18歳):€5、12歳未満:無料
営業時間火〜日:10:00〜17:30(4〜10月は20:00まで)※月曜休館
8. カサ・ビセンス
カサ・ビセンスは、ガウディが建築家として初めて手がけた邸宅で、イスラム様式やムデハル様式、東洋の要素などが融合した異国情緒あふれる外観が特徴です。
色とりどりのタイルや鉄の格子、幾何学模様の装飾が細部に施されており、他のガウディ建築とは一線を画す鮮やかさを放っています。内部はかつての暮らしを再現しつつ、ガウディの着想を学べる展示もあり、建築初心者でも楽しめる構成です。住宅街の中にたたずむ芸術建築として、隠れた名所となっています。
料金大人:€22/€21、学生・65歳以上:€20/€19、12歳未満:無料 ※日により変動あり
営業時間月〜日:09:30〜20:00(最終入場19:00)
9. ランブラス通り
ランブラス通りは、バルセロナの中心部を縦断する約1.2kmの並木道で、市民と観光客が行き交うにぎやかなスポットです。街歩きのスタート地点としても親しまれており、ストリートパフォーマーや花屋、カフェなどが軒を連ね、歩くだけでバルセロナの活気を感じられます。
途中には市場や劇場、美術館もあり、さまざまな楽しみ方ができます。スリに注意が必要なエリアでもありますが、昼夜を問わず観光の拠点として多くの人々が集まる、バルセロナの「顔」ともいえる場所です。
料金散策自由
営業時間常時通行可(店舗や施設により異なる)
10. ピカソ美術館
ピカソ美術館は、スペインが誇る芸術家パブロ・ピカソの初期作品を中心に約4,000点以上を所蔵する美術館です。バルセロナに深い愛着を持っていたピカソの足跡をたどる展示構成となっており、学生時代のデッサンから「青の時代」、「ラス・メニーナス」の再解釈シリーズまで、多彩な作品を鑑賞できます。
中世の宮殿を改装した建物も趣があり、芸術に浸る時間を静かに過ごせます。混雑を避けるなら平日の午前中が狙い目で、芸術好きには見逃せないスポットです。
料金(オンライン購入の場合)一般:€14、18~24歳:€7.5、18歳未満:無料
営業時間火~日:10:00~19:00 ※日によって21:00まで(月曜休館)
11. ボケリア市場
ボケリア市場は、ランブラス通り沿いにあるバルセロナ最大の食品市場で、地元の人々と観光客が入り交じる活気に満ちた空間です。果物、魚介類、ハム、スイーツなどがずらりと並び、色と香りに誘われてついつい立ち寄ってしまいます。
タパスバーやイートインコーナーも充実しており、ちょっとした食事や食べ歩きにもぴったり。市場ならではの臨場感を味わいながら、バルセロナの食文化を肌で感じることができます。訪問は午前中が特におすすめです。
12. コロニア・グエル教会
コロニア・グエル教会は、郊外の労働者住宅地「コロニア・グエル」の中心に建てられた教会で、ガウディが構造的な実験を重ねた場所として知られています。完成したのは地下聖堂部分のみですが、斜め柱や有機的なアーチ構造、自然光を活かした内部空間には、後のサグラダ・ファミリアにもつながる革新性が詰まっています。
周囲の住宅街も当時の面影を残しており、建築と地域の関係性を感じながら静かに歩けるのも魅力。都市の喧騒を離れ、ガウディの本質に触れられる場所です。
料金大人:€10、子ども・学生・65歳以上:€8、10歳未満:無料
営業時間月〜金:10:00〜17:00、土日祝:10:00〜15:00
13. カンプ・ノウ
カンプ・ノウは、FCバルセロナのホームスタジアムとして知られるヨーロッパ最大級の競技場です。収容人数は約10万人を誇り、試合開催日には熱狂的なファンで埋め尽くされる光景は圧巻です。
現在はリニューアル工事中ですが、通常はスタジアムツアーやミュージアムの見学が可能で、選手のロッカールームやピッチ脇、トロフィー展示などが公開されています。サッカーファンでなくとも楽しめる内容で、クラブの歴史とバルセロナ市民の誇りを体感できる特別なスポットです。
料金《ツアー&ミュージアム》大人:€28、65歳以上・子ども:€21、3歳未満:無料
営業時間通常:9:30〜19:00 ※季節や試合、イベント時は変更あり
URL
https://www.fcbarcelona.com/en/club/facilities/spotify-camp-nou
14. バルセロネータ
バルセロネータは、バルセロナ市街と海とをつなぐ港町エリアで、海岸沿いに広がるビーチが人気のスポットです。夏場は地元の人々や観光客でにぎわい、日光浴や海水浴を楽しむ人であふれます。海岸沿いにはレストランやカフェが建ち並び、新鮮なシーフードやパエリアなども味わえます。
昼間はリゾート気分、夕方には海に沈む夕日が楽しめ、夜にはライトアップされた景色がロマンチック。観光に疲れたら、波音を聞きながらゆっくり過ごせる癒しの場所です。
営業時間常時アクセス可能(監視員・設備は夏季中心)
15. モンジュイックの丘
モンジュイックの丘は、バルセロナの南側に位置する自然と文化が融合したエリアで、観光・散策・展望の3拍子が揃うスポットです。丘の上にはモンジュイック城やカタルーニャ美術館、オリンピック施設、マジカ噴水などが点在しており、ケーブルカーやロープウェイでのアクセスも観光の一部として楽しめます。
夕方には丘の上から美しい夕焼けと街並みが望める絶景ポイントとしても人気。自然の中をゆったり歩きながら、歴史と芸術に触れる贅沢な時間が過ごせます。
料金モンジュイック城:大人 €12、8~12歳 €8、8歳未満・日曜15時以降 無料
営業時間10:00〜20:00(冬季は18:00まで)
16. カタルーニャ国立美術館
カタルーニャ国立美術館は、スペイン有数の規模を誇る国立美術館で、カタルーニャ地方の美術・文化の精華が一堂に会しています。特にロマネスク美術のフレスコ画コレクションは世界的にも貴重で、美術ファンなら必見です。
ルネサンスやバロック、モダンアートまで幅広く展示されており、芸術を通して地域の歴史や思想を感じることができます。美術館の外観も壮麗で、正面階段からの眺望は「バルセロナの絶景スポット」としても人気。館内も静かで落ち着いた雰囲気です。
料金一般:€12、65歳以上・16歳未満:無料
営業時間火〜土:10:00〜18:00(5月から9月まで~20:00)、日祝:10:00〜15:00(月曜休館)
まとめ
バルセロナの街を歩けば、いたるところに芸術と歴史が息づいているのを感じられます。ガウディ建築に心を奪われたり、マーケットでローカルフードを味わったり、ビーチでのんびりとした時間を過ごしたりと、楽しみ方は人それぞれ。限られた日程でも、自分なりのスタイルで街の魅力を堪能できるのがバルセロナの醍醐味です。
どのスポットも、事前にチケットを予約しておくとスムーズに観光ができ、混雑を避けられます。ぜひ今回ご紹介した情報を参考に、あなただけのバルセロナ旅行プランを立ててみてください。
- 旅工房ヨーロッパセクション
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