エジプトカイロのハン・ハリーリバザールでお宝級のお土産を掘り出そう!
更新:2020/01/25
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エジプトのカイロにあるハン・ハリーリは、中東のバザール(市場)の雰囲気をめいっぱい楽しめる場所。お土産探しから旅の思い出づくりまでカイロに旅行した際には必ず訪れたいスポットの一つです。
ハン・ハリーリへの行き方とおすすめの時間帯
カイロのムスキ通りフセイン広場にあるハン・ハリーリ。タクシーに乗る際はカイロ市内から「カーネルハリーリ/ミイダーン・フセイン」と行き先を告げましょう。地下鉄のアタバ駅付近で拾うのがスムーズです。
乗合バスを利用する場合は、地下鉄アタバ駅の地上から赤いマイクロバスが出ています。ただし行き先が複数箇所あるので乗る前に運転手に必ず確認しましょう(運賃:1人3ポンド)。
訪問するのにおすすめの時間帯は午前10時から午後10時。ほとんどの店が営業しています。金曜は昼の礼拝後から開店するため14時頃〜訪問するのがおすすめです。
また、イスラーム暦のラマダン月の間は昼間閉まる店、マグリブの礼拝と断食明けの食事の時間に一時的に閉まる店があります。さらに深夜の営業時間が延長するので夕方から混雑する傾向にあります。
かわいいアクセサリーが超プチプラ!
ハン・ハリーリにはかわいらしいアクセサリーがたくさん売っています。アクセサリーの路面店は地区内に点在していますが、私がチェックした限りフセイニー通りとムイッズ通りを結ぶ通路やフセインモスクという大きなモスクの目の前の広場付近の路上に展開されることが多いようです。
布を張った板にピアスやチャーム、ネックレス、指輪がずらりと並べられた様子は掘り出し物に出逢う予感しかなくてワクワクしてします♪
また、店舗ではもうちょっとしっかりした銀製のアクセサリーを購入することができます。銀細工が集中するのはムイッズ通りの中間点から東に伸びる小道周辺です。
特に人気なのはエジプトらしい「生命の鍵」や「スカラベ(フンコロガシの一種)」のモチーフをあしらったもの。
また、魔除けの効果があると信じられている「ファーティマの手」や「ホルスの目(上写真)」のモチーフは青が映えて目を引きます。ピアスや指輪など小ぶりのものはだいたい20エジプトポンド(約130円)から購入できます。
茶器セットや置物はエジプト感たっぷり!
1番定番なのはピラミッドなどの置物ですが、手のひらサイズでだいたい40ポンド(約250円)ほど。ただしエジプトのスークには定価はありませんので、交渉次第では数個まとめて買えば驚くほど安くなることもあります!
そのほかファーティマの手があしらわれた茶器セットなんかは女子におすすめなお土産。
古代エジプトの神々が駒になったチェスなどはひとクセある物が好きなこだわり派におすすめかも。
たくさんある雑貨土産の中でも私のおすすめは小型の香水瓶!店先では5個セットで250ポンド(約1,400円)と言われましたがおそらく半額くらいまで交渉可能です(笑)。
一つの値段が安く割れにくいので、自分用にはもちろん持ち帰りのばらまきみやげとしてもいいと思います♪
休憩するならバザール内の個性的なカフェで
混雑したハン・ハリーリではひと休みのタイミングも大切です。
店内で座ってゆっくり食事をとりたいなら
ムイッズ通り沿いに数件あるカフェや、フセインモスクの目の前の広場に面したカフェ、レストランが便利です。
大抵の店舗では価格帯はパスタやピッツァなどの軽食が70〜90ポンド前後(約500円)、メイン料理が150〜200ポンド(1,000〜1,500円前後)、ジュースは50ポンド(約350円)程度です。ここに十数パーセントのチャージがかかります。
路面店で地元の味を楽しみたいorご飯代を節約したいなら
地元民向けのファストフードがおすすめです。エジプトを代表するコシャリ(リゾットのような米料理)やモンバール(米を腸詰めにした料理)の店などがあります。コシャリならだいたい一皿70円くらいで食べられます。
散策中の水分補給なら
フレッシュジュースがおすすめです。ムイッズ通り沿いにあるタージマハルというジュース屋さんではオリジナルのスムージーやミックスジュースが楽しめます。写真は大きいサイズで25ポンド(約160円)です。
Taj Mahal
住所ムイッズ通り156番
電話番号+2-0227-87-2189
中東の食事や飲み物は日本人は合わないこともあります。お腹の弱い人は薬を持参するなどして十分に注意してくださいね。
道端ヘナタトゥーに挑戦!
インドやアラブ地域で広く女性たちに親しまれるヘナタトゥーは体験したことありますか?主にムイッズ通りの道端にお店が集中しているので、ぜひトライしてみてはいかがでしょう。
ヘナの写真などを広げ腰掛けている女性達がいますので、お店を決めたら声をかけましょう。
①イメージ写真が入ったファイルなどを渡されるのでデザインを決めます。
②値段を交渉します。小さい柄であればおおよそ20ポンド(約130円)、大柄や複雑だとデザインに応じて高くなります。
③値段が決まれば後は座って描いてもらうのみ。30分から1時間でヘナが乾いて剥がれてくるので、そうしたら手を洗って大丈夫です。2週間ほどで完全に消えます。
人が多いバザール内で手をブラブラさせて歩いていると人にぶつかりやすいです・・・。相手のお洋服も描いてもらったヘナも台無しにしてしまうので要注意ですよ!
いい香りに癒される♪香水の買い方
ハン・ハリーリ内には香水を取り扱うお店がたくさんあります。先ほど紹介した香水瓶と一緒に購入して、ケースから香りまで自分だけのオリジナルをつくってみてはいかがでしょうか。
お店の人に声をかければたくさんの香りをお試しさせてくれます。ただし、あまりにもたくさんの種類があって私はかなり迷いましたので、試香した中でよかった香りの簡単な特徴を紹介します。
【ロータス】
みずみずしい香り。私の行った店ではこれをベースにした「クレオパトラ」「ネフェルタリ」というエジプトらしい香水がありました。
【ライムーン】
レモンのこと。シトラス系の爽やかな香りを探している人におすすめです。
【ショコラータ】
チョコレートのような甘い香りです。
【ヤスミーン】
ジャスミンのこと。夜に香りを放つジャスミンは日中が暑いエジプトでは好感を持たれている花です。女の子の名前にもよく見られます。
どれも比較的控えめな香りで数時間ほどで消えてゆきます。値段は、一番小さい(小指ほどの)サイズは10ポンド(約70円)、通常の香水瓶サイズであれば50〜100ポンド(約300〜700円)です。
私は「ロータス」と「マジック」という香りを一番小さい瓶(上写真)で購入してみました。これは口の部分がローラーになっていて持ち運びにも便利です♪
交渉が命!アラブ・スークでお買い物を楽しむコツ
ここまでそれぞれに値段を記載してきましたが、これはあくまで目安です。ハン・ハリーリには定価など存在しません!※食事を除く
いくらで買うことになるかはあなたの交渉次第です(笑)。以下にそのコツをまとめてみましたのでぜひ参考にしてくださいね。
「まとめて買うから安くして!」
これはどこの値引き交渉でも基本ですが、これバラマキ用にたくさん欲しい!と思ったら、まず1つの値段を聞いてから「じゃあ〜個買うから〜ポンドにしてくれる?」と交渉してみてください。
粘り強く、ひるまずに
日本人は店主によってかなり高い額を提示されることもあるのが本当のところ。最初に商品を見た時に「いくらなら買うか(自分にとっていくらの価値があるか)?」を想像して、自分の想定金額に近づくまで粘り強く交渉することが大切です。脅しに近い押し売りをされたらキッパリ断ってすぐに店を出ましょう。押し売りを避けるには、同行者と一緒に店を回ったり、すでに他の客の入っている店に行くのも有効です。
奥のお店が狙い目
バザールに入ってパッと目につく入り口付近のお店よりも、若干立地の悪いお店の方が安く買える傾向があります。時間に余裕がある場合は出会ってすぐに買わず、バザール内を一周する間に目星をつけて、後でまとめてお買い物タイムにするのがおすすめです。また店舗のお店より路上店の方が同じ商品でも安いことが多いです。
節度を持った値段交渉を
値段交渉は、最安値に負けさせることや現地の人と同じ値段まで下げさせることが目的ではありません。アラブ諸国のスーク(市場)は一般的に、
「出せる人が出せるお金で買う」
「自分が価値あると判断した物をその価値で買う」
という考え方が根付いています。稼ぎの違う地元の人が観光客より安い値段で買えるのは当たり前、と考えて節度ある金額で納得するのも安全にお買い物を楽しむコツです。
値段交渉に疲れたら
ハン・ハリーリ内のJORDIというお店は珍しくすべての商品の値段が決まっています。それもかなり良心的な価格設定!言葉や値段交渉に自信がない方は私おすすめのこのお店に行けばスムーズに買い物できますよ。
JORDI
住所ハン・ハリーリ8番
電話番号25930378/2590785
アラブスークでは、貴重品はしっかり管理して安全第一で行動することが大切です。紹介したコツをぜひ実践してショッピングを楽しんでくださいね♪
- yuri
- 現在アラブ諸国に留学中の大学生です。パレスチナ留学中、イスラエルに滞在を許可されずに強制的に出国となり、気を取り直してスーダンに行ったら着いた途端にクーデターが起こったので退避になりました。卒業旅行はチュニジアに行きたいです。
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