ドーハ空港

中東経由は今どうなってる?カタール航空搭乗記・ドーハ空港レポート

2026/07/03

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スペイン旅行からの帰国便に乗り遅れるというハプニングに見舞われ、急遽手配することになったのがカタール航空でした。中東情勢の緊迫化を受けて、多くの旅行会社が中東経由のツアーの催行を見合わせる中での搭乗となりましたが、実際にカタール・ドーハにあるハマド国際空港(以下、ドーハ空港)・機内で見た光景は、想像とは少し違うものでした。今回は、復路のみ・空港トランジットの体験ではありますが、現地目線でその様子をご紹介します。

※本記事は執筆時点(2026年7月)の情報および搭乗時点での体験に基づくものです。中東地域の渡航に関する最新情報は、必ず外務省海外安全ホームページでご確認ください。

乗り遅れからカタール航空手配までの経緯

スペイン・バルセロナからの帰り、飛行機に乗り遅れることが判明した直後、「なるべく早く、なるべく安く」帰国できる便を探しました。その中で候補に挙がったのが、カタール航空でした。スペインから成田まで一人約15万円で航空券を購入しました。

正直なところ、最初は中東経由という点に抵抗がありました。しかし、外務省の危険情報が6月25日にレベル3からレベル2へ引き下げられていたこともあり、最終的には搭乗を決断しました。

ドーハ→成田 フライトマップ

中東情勢と渡航レベル引き下げの背景

日本の外務省は、2026年2月末のイスラエル・米国とイランの軍事衝突以降、中東各国の危険情報を段階的にレベル3(渡航中止勧告)まで引き上げていました。その後、6月18日の米国・イラン間の停戦に関する覚書署名を受け、6月25日にはサウジアラビアやカタールを含む中東7カ国の危険レベルがレベル2(不要不急の渡航は控える)に引き下げられています。

時期 できごと
2026年2月末 イスラエル・米国とイランの軍事衝突が発生
2026年6月18日 米国・イラン間で停戦に関する覚書に署名
2026年6月25日 カタールなど中東7カ国の危険レベルがレベル3→レベル2へ引き下げ
2026年8月1日〜 中東経由ツアーの催行を再開する旅行会社も

こうした流れを受け、旅行会社各社の間でも動きが出てきています。8月1日から中東経由のツアーの催行を再開する会社も出てきており、業界全体として再開に向けた機運が高まりつつある段階です。今回は、そんなタイミングで現地の状況を実際に見てきたスタッフの声としてお届けします。

ドーハ空港の様子:思っていたより賑わっていた

ドーハ空港カタール・ドーハ空港の様子
ドーハ空港カタール・ドーハ空港の様子

現地で目にしたのは、想像以上に人で賑わうドーハ空港の様子でした。閑散とした雰囲気は感じられず、多くの旅行者で活気がありました。

アジア圏は少なめ、ヨーロッパの家族連れが目立つ

見渡した限りではアジア圏からの旅行者は少なめで、ヨーロッパからと見られる家族連れの姿が目立ちました。日本を含むアジア圏では、まだ中東経由の渡航に慎重な空気が残っている一方、ヨーロッパでは家族旅行を含め、通常に近い動きが戻りつつあるようです。地域によって再開の温度差があることがうかがえました。

バルセロナ→ドーハ(QR146便)の機内レポート

バルセロナ空港はターミナル1で、QR146便のチェックインカウンターは出発の2時間半前にオープンしました。オンラインチェックイン済みの専用レーンもありましたが、体感では通常レーンとそこまで待ち時間に差はなかったです。ちなみにバルセロナ空港はターミナル1・2間で無料シャトルバスが運行しており、所要時間は10分ほどでした。

当日の手配だったため座席は選べないかと思っていましたが、全区間隣席に配置してもらえたのは有難いポイントでした。座席が気になり、カウンターに並んでいる間にオンラインチェックインも試してみましたが、問題なくできました。

2026年7月現在、バルセロナ〜ドーハ間はQR138・QR146・QR142便の1日3便体制で運航しています。今回搭乗したQR146便の飛行時間は約6時間ほどでした。

搭乗客はほぼヨーロッパの方

スペイン発の便は、乗客もほぼヨーロッパの方でした。家族連れが多く、機内はとても賑やかな雰囲気。そのまま乗り継いで日本へ向かう方も多く見られましたが、中東の方はあまり見かけませんでした。

座席・機内の様子

バルセロナ→ドーハ 座席

座席は3-3-3配列のエコノミークラス。男性にとっては少し窮屈に感じる広さかもしれません。結構席の入れ替えを希望する乗客も多く見られました。私の隣の席には結局誰も来ませんでしたが、機内全体としてはほぼ満席の状態でした。中東経由の便は減便や間引き運航が続いているのではという印象を持たれがちですが、少なくとも今回搭乗した便に関しては、通常の需要に近い状態だったと感じられます。

エンターテインメント

映画、テレビ番組、音楽、ゲームなど一通り揃っていました。音楽では、嵐や宇多田ヒカル、BACK NUMBER、藤井風、坂道系グループ、THE FIRST TAKEなど、日本のアーティストの楽曲も充実していました。ゲームはオンライン対戦ができない仕様でした。

機内食

搭乗1時間後にスナックとドリンク、着陸1時間前にチキンの煮込みが提供されました。どちらの食事も、子ども連れの乗客から優先的に配布されていました。

カタール航空バルセロナ→ドーハ

搭乗1時間後:スナック、ドリンク


カタール航空バルセロナ→ドーハ 機内食

着陸1時間前:チキンの煮込み

ドーハ→成田(QR806便)の機内レポート

続いて、ドーハ・ハマド国際空港から成田空港までのQR806便の様子です。搭乗はグループ4での案内でしたが、搭乗ゲートをくぐってから機内に入るまでは行列ができていました。

カタール航空 搭乗待ち列

搭乗客は日本人も若干名

ドーハからは日本人の乗客も数名搭乗しており、前方の座席にまとまって配置されている印象でした。スーツ姿のビジネスマンや女子旅など色んな方が乗られていました。日本人客室乗務員が1名搭乗しており、日本人乗客への接客はすべてその方が担当してくれたのでストレスなく乗れました!

座席・機内の様子

QR806便もエコノミークラスは3-4-3配列で、こちらも男性には少し狭く感じる座席幅でした。機材は往路に搭乗したキャセイパシフィック航空と比べるとやや年季が入っている印象で、モニターも小ぶり、リモコンは座席に埋め込まれたタイプ。お手洗い付近の座席は2席のみの配列になっている箇所もありました。

カタール航空 モニター

エンターテインメント

映画のラインナップはキャセイパシフィック航空とほぼ同じ内容で、見たい作品が見つからず、結局ドラえもんを鑑賞しました(笑)。音楽やゲームの内容はQR146便と同様で、日本のアーティストの楽曲も聴くことができました。

機内食

搭乗1時間後に夕食(ビーフとマッシュポテト)、飛行中盤にスナック(ポテトチップスまたはキットカット、ビスコフ)、着陸1時間半前に朝食(スペイン風オムレツ)が提供されました。QR146便と同様、子ども連れの乗客が優先的に配布されていました。

ドーハ→成田

搭乗1時間後:夜ご飯(ビーフ、マッシュポテト)

スナック

途中:スナック(ポテチまたはキットカット、ビスコフ)

カタール航空機内食2回目。

着陸1時間半前:朝食 スペイン風オムレツ

アメニティ

カタール航空アメニティ

イヤホン、ブランケット、歯ブラシ・アイマスク・耳栓・靴下などのアメニティは、あらかじめ座席にセッティングされていました。充電については、モニター部分のUSBポートが使用できず、座席下のコンセントを利用する必要があり、変換プラグがないと充電できない仕様でした。海外用の変換プラグは持参をおすすめします。

まとめ:再開に向けて動き始めている中東

今回はあくまで復路・空港トランジットのみの体験ですが、現地で見た限りでは、中東地域は「日常」を取り戻しつつあるように感じられました。8月1日から中東経由ツアーの催行を再開する旅行会社も出てきており、業界としても再開ムードが徐々に広がっています。

とはいえ、危険情報のレベルはまだ引き下げられたばかりの段階です。実際にツアーとして中東を経由する判断をする際は、最新の外務省の情報を必ず確認いただくことをおすすめします。

旅Pocket 編集部
旅Pocket編集部です。「ポケット」に入れて持ち歩きたくなるような、見るたびにわくわくする国内・海外情報をお届けします!

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