1人で入れる台中の茶館!木造家屋と池庭が美しい無為草堂ウーウェイツァオタン
更新:2020/01/09
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台中といえば、宮原眼科や春水堂など有名なお茶処がありますが、趣のある木造建てが美しい無為草堂(ウーウェイツァオタン)も忘れてはいけません。台北からの日帰り旅にもぜひおすすめしたい茶館です。
老子の理念から名前をとった無為草堂ウーウェイツァオタン
お店の名前にもなっている無為草堂の「無為」は、老子の理念です。「無為」とは、手を加えたりせずとも、大昔から物事や自然は自ずと成り立っているものである、というような思想だそうです(公式サイトより)。
つまり、特別なことはせず、なすがままにいるのがよいであろうという考え。うーん、時間を忘れてまったり過ごしたい茶館にふさわしいネーミングですよね。
ガイドブックなどの写真ではかなり広々とした敷地に見えるのですが、片側3車線のオフィス街のど真ん中にひっそり建っています。地元のタクシーの運転手さんも迷うくらい!
バスがガンガン通っていますが、台中をバスで回ったことのない方はタクシーで行かれることをおすすめします。
和の雰囲気と中国の調度品がミックスされた趣のある店内
入り口を入ると、台湾のひと昔前のダイニングのような雰囲気。
北欧の様式にも似た椅子が並んでいますが、このような編んだ背もたれや座板の様式は、中国から北欧に伝わったともいわれています。
私の席は、1人だけどこんな立派な席に案内してくれました。周りがオフィス街でもあるのでお昼時は混雑すると思われますのでご注意を!
これは14時過ぎの様子ですが、時間に余裕のある場合は人も少ないのでお昼からちょっとずらすのがおすすめです。席に着いてから注文を済ませてさっそく館内を探検。
無為草堂はこの建物の中心に大きな池があるのが特徴です。
ほとんどの部屋がこの池を見下ろしながらお茶を楽しめるようになっています。
池では鯉が優雅に泳いでいます。この茶館に入った途端、外の車の音は遮断されたようになり、鯉のちゃぷちゃぷが聞こえるくらい静かです。緑と建物の影のせいか、外よりも涼しく感じます。
この回廊は、ほかの観光客のみなさんもバシバシ写真を撮っていました。少し赤みがかった木の色が、日本にはない色で素敵ですよね。
無為草堂は個室もたくさんあるのですが、その個室と個室の間に昔の調度品を飾ったディスプレイルームがあります。昼間は照明が暗くて写真が撮りにくいので、設定にご注意くださいね。
メニューはカフェ風でお洒落!ボリュームも値段も満足度◎!
まずは、茶館なのでお茶ははずせませんよね。メニューでは、2人におすすめです、4人におすすめです、と人数によっておすすめの量を明示してくれているので、すごく選びやすいです。
日本語説明があるので注文もラクラク♪客家料理など本格的なメニューもありますが、ランチは定食のようになっているので頼みやすいです。お値段もお手頃!お茶は、食事にセットにすると単品で頼むよりお安くなります。
はじめはこうして淹れてくれるのですが、あとは自分で注ぎます。席のサイドに電気コンロが置かれ、お湯はシュンシュン、常に沸騰状態です。
この日はお肉のメニューが売り切れだったので、お野菜の鍋を注文してみました。かなりのボリュームです!
おそらく通常女子の食べる量として1人ではつらい量だと思います。2人でひとつでいいくらいかもしれません。
ベジタリアンやビーガンが日本でも定着しつつありますが、台湾でも「素食」といってお野菜中心の食事は増えています。街中でもよく目にするので、看板などぜひ注目してみてくださいね。
歩き疲れて甘いものが食べたかったのでこの「草仔粿」という緑のお饅頭を頼んだのですが・・・。中身は切り干し大根でした!台湾好きなら知っているこのよもぎ餅、現地では、切り干し大根が主流です。あんこではないのでご注意くださいね。
台中は、お洒落も昔ながらの雰囲気も味わえる1人散策におすすめなエリア。バスを乗りこなせると行けるエリアが広がって楽しいです!ぜひ台中のお気に入りスポットを見つけてくださいね。
無為草堂ウーウェイツァオタン
住所台中市公益路2段106號
電話番号+886-4-2329-6707
営業時間10:30~21:30(ランチ月〜金11:30~14:00, 土11:30~14:30ディナー17:30~21:00)年中無休
- 旅Pocket 編集部
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