行ったらちょっと自慢できる!?イギリス通が訪れる神秘的なパワースポット3選
更新:2019/07/21
13,586views
イギリスにもパワースポットってあるの?もちろんあります!言い伝えや歴史背景があり、行けば神聖な気持ちに浸れる本気のパワースポットをご紹介します!
悠久の歴史を感じる、神秘的な巨石群ストーンヘンジ
ストーンヘンジは、イギリス南西部の街ソールズベリー近郊の草原に突如として現れる巨石群。なんとなく聞きなじみがある方も多いのではないでしょうか?
その歴史は5,000年以上と言われ、多くの歴史的建造物が残るヨーロッパの中でも桁違いの考古的価値があります。
何のためにストーンヘンジが造られたのかは諸説あり、祭壇説からエイリアン関与説まで、今も盛んに議論されているのだとか。
またパワースポットと呼ばれる理由はその神秘的な姿に加え、設計に秘密があります!
実は、石の配置は太陽の動きと関係があり、天体観測の仕組みがあることが分かっています。なんと、夏至の日には朝日が中央の巨石に向かって真っすぐと差し込むのです!
こうした事実から、古代の人々の太陽に対する信仰がストーンヘンジに宿っており、地球の大地と宇宙をも結ぶ神秘的なパワーに満ちていると考えられています。
実際に目の前にしてみると、その巨石群の迫力への畏怖と底知れぬ神秘的な雰囲気に鳥肌が立ってきました…!
スピリチュアルなパワーにあふれる伝説の街グラストンベリー
グラストンベリーは、毎年行われる野外音楽フェスでも有名なイギリス南西部サマセット州の街。
伝説として語り継がれるアーサー王のものとされる墓所が発見されたり、イエス・キリストにまつわる聖杯伝説の舞台となる井戸がある歴史ロマン溢れる街で、スピリチュアルなパワーを得られる街としても有名です。
そんなグラストンベリーのおすすめスポットを2つご紹介します!
スーパースターも訪れる!?癒しのガーデン、チャリス・ウェル
1つ目はチャリス・ウェル。英国式のこじんまりとしたガーデンで、色とりどりの草花が咲き誇っています。
癒しがモットーの空間になっていて、世界中からそれを求めた観光客がやってきます。
一説によると、ハリウッドスターのジョニーデップがお忍びで訪れたとか、あのジョンレノンはここで名曲『イマジン』を生み出したとか。
園内では、瞑想をしたり、のんびりと世間話をしたり、日常の喧騒から離れ「ただゆっくりすること」でその空間を楽しみます。
私も、地べたに腰を下ろしてしばらくぼーっとしていましたが、草花の揺れる爽やかな音と真っ青な青空にとても癒されました。
実はこのガーデンこそ、イエス・キリストの血を受けた聖杯を埋めて湧き出たという聖杯伝説に密接な関わりがあります。
「赤の泉」と呼ばれる井戸から、イエスの血を思い起こさせる、鉄分濃度の濃い赤い水が湧き出ているのです。
この水を口にすることで、癒しや病気治癒のパワーを得られるとされています。
その味は鉄分のせいかまさに血。これが聖杯伝説にある種のリアルさを持たせてきます。
園内にあるライオンの形をした泉から水を組むことができ、持ち帰ることができます。
持ち帰り用の小瓶を受付で購入することもできるので、ユニークなお土産としておすすめです。
インスタ映え必至!丘の上にそびえる冥界への入り口グラストンベリー・トール
2つ目はグラストンベリー・トール。チャリス・ウェルからも見える街の中心部に、ぽっこりと盛り上がった海抜150メートルにも満たない小高い丘があります。そのてっぺんにそびえるのがグラストンベリー・トール。
「トール」とは「塔」の意味で、小高い丘から空に向かってぽつりと立つ姿は、街から遠巻きに見上げるだけでも神秘的です。
この塔はもともと聖ミカエル教会の一部だったのですが、現在は屋根も抜け落ちてしまった、いわば廃墟とも言える状態。
しかし、「願いごとを想いながらこの塔を通ると願いが叶う」「塔から見上げる空は冥界への入り口」といったスピリチュアルな言い伝えがあり、それがパワースポットとされる理由です。
たしかに丘の上から青空に向かって真っすぐに伸びるその姿は、まるで大地からパワーを吸い上げて、地球と宇宙を繋いでいるような壮大な光景。
グラストンベリーの街からこの塔までは、ふもとから強風に吹かれながら約15分歩かなければならいのですが、周囲にはイングランド地方の美しい田園地方を一望できます。
まるで、イギリス中のパワーを浴びながら塔を目指しているような気分になりますよ。
丘の上には塔以外に何もありませんが、その田園風景を眺めながら物思いにふけったりするのもおすすめです。
ここはフランス?イギリス?歩いて渡れる修道院の島セント・マイケルズ・マウント
セント・マイケルズ・マウントは、イギリス西部の大西洋に突き出たコーンウォール半島にある修道院の島。
なんとなく見たことがあるそのフォルム・・・お気づきの通りフランスの超人気観光地モンサンミッシェルにそっくりなのです!
見た目がただ似ているだけではなく、モンサンミッシェルとは深いつながりがあります。
まずその名前。「セント・マイケルズ・マウント=St. Michael's Mount」は、フランス語にするとそのまま「モンサンミッシェル=Mont Saint-Michel」。どちらも「聖ミカエル(マイケル)の山」という意味になります。
セント・マイケルズ・マウントにも島の頂上に修道院があり、それは実は12世紀にモンサンミッシェルの修道長によって築かれたもの。15世紀までその管理下に置かれていた、いわば姉妹のような関係です。
セント・マイケルズ・マウントがパワースポットとして崇められる理由は、その立地にあります。
先ほどのグラストンベリー・トールをはじめ、大天使ミカエル(マイケル)に捧げられた教会や遺跡、ローマ時代の街道をロンドンの北東部に向かって真っすぐに結ぶセント・マイケルズ・ライン。
セント・マイケルズ・マウントは、その西端に位置しています。
モンサンミッシェル同様に、先住民のケルト人が信仰していた由緒ある聖地で、今でも世界中から巡礼者が訪れています。
15世紀の清教徒革命以降、所有者が変わったり廃墟になったりと激動の歴史にさらされることになりますが、今でも当時の趣が残る建築やインテリアは一見の価値があります。
セント・マイケルズ・マウントへは沿岸の街マラジオンから訪れるのが一般的ですが、その方法は主に2つ。
1つ目は、干潮時に現れる島まで真っすぐのびる道を歩いて渡る方法。まるでモーセの映画『十戒』で描かれた海が割れるシーンを思い出させるような神々しい世界観を体験することができます。
2つ目は、渡し船で渡る方法。小さなボートで荒々しい海を束の間のクルージング♪これはこれで、冒険者になったような気分が楽しめそうです。
おすすめは、潮の満ち引きの時間を計算して往復で移動手段を分けること!
島まで真っすぐに道が伸びる光景は神秘的なのですが、荒らしい波に揉まれる姿も豪快でロマンがありますよ!
イギリスといえば、ハリーポッターや、ロイヤルファミリー、サッカーにロック音楽など様々なジャンルで日本人のファンが多い国。
ですが、実は歴史や伝説に根差したロマン溢れる史跡めぐりも楽しむことができます。
今回ご紹介したパワースポットはいずれもほんの一部。
ロンドンから公共交通機関で訪れることもできるので、新しいイギリスの魅力を知りたい!スピリチュアルなスポットに行きたい!という時に参考にしてくださいね。
- 旅工房ヨーロッパセクション
- 旅工房のヨーロッパ担当トラベル・コンシェルジュが、ヨーロッパの最新情報をご紹介します!
AREA
地域
-
世界共通
-
国内
-
アジア
-
インド洋
-
ハワイ
-
ミクロネシア
-
ヨーロッパ
-
中南米
-
中近東
-
北アメリカ
-
南太平洋・オセアニア
-
カリブ海
-
クルーズ