イタリアは、歴史や芸術、美食、ショッピングなど、多彩な魅力にあふれるヨーロッパ屈指の人気観光地です。ただし、日本とは文化や気候、インフラが大きく異なるため、快適な旅をするには事前の準備がとても重要です。
この記事では2025年の最新情報をもとに、イタリア旅行に必要な持ち物や便利なグッズ、旅のスタイルに応じた準備のポイントをわかりやすくご紹介します。
便利・使える!海外旅行の持ち物チェックリスト(印刷・PDFも対応)
【初めての海外旅行】出発前やることリスト
イタリア旅行で絶対に必要なもの
イタリア旅行で必要不可欠な持ち物について紹介します。忘れてしまうと現地で大きなトラブルになりかねないものばかりですので、準備段階でしっかりチェックするようにしましょう。
2025年時点では不要ですが、2026年10月からETIASという渡航認証制度が始まる予定です。先の旅行を計画中の方はETIASにも注意しておきましょう。
パスポート(有効期限に注意)
パスポートは搭乗手続きや入国審査はもちろん、ホテルのチェックインや身分証明にも必要になるため、常に携帯しておく必要があります。
特に注意したいのは、有効期限です。イタリアを含むシェンゲン協定加盟国では「出国予定日から3か月以上」の残存有効期間が求められます。たとえば、帰国予定日が6月10日なら、有効期限は9月10日以降でなければなりません。思わぬトラブルを避けるためにも、旅行計画の初期段階で期限を必ず確認しておきましょう。
乗り継ぎで他国で入国審査がある場合は、その国のパスポート有効期限の条件も満たす必要があります。イタリアに経由便で行く場合はその国の条件も確認しましょう。
2025年3月に手続き方法がかわり、パスポートの更新には3週間前後かかるようになりました。混雑する時期や戸籍謄本の準備などが必要な場合はさらに時間がかかることも考えられるので、余裕をもって申請することをおすすめします。また、紛失時に備えて顔写真付きのコピーをスマートフォンに保存したり、スーツケースの中に保管したりしておくと安心です。
航空券・ホテルの予約控え
飛行機のチェックインやホテルのチェックイン時には、予約情報の提示が求められることがあります。スマートフォンの画面での提示が一般的になっていますが、通信障害や電源切れといったトラブルに備え、紙の控えを1部持っておくと安心です。
また、移動や観光の計画を立てる際には、旅程をまとめたスケジュール表が役立ちます。タクシーの運転手や現地のガイドに行き先を伝える時にも便利なので、紙とスマホ両方で管理しておくのがおすすめです。
クレジットカード(2枚以上)
イタリアでは、多くの場所でクレジットカードが使えます。特にVISAやMastercardは利用できる店舗が多く、現金よりも安全で便利な決済手段です。とはいえ、すべての店舗や施設がカードに対応しているとは限りませんし、端末の故障などで使えないこともあります。そのため、カードは最低2枚、ブランドを分けて持っておくと安心です。
また、クレジットカードには海外旅行保険が付帯していることもあり、病気や盗難の補償に役立ちます。ただし、保険が適用される条件(ツアー料金のカード決済など)があるため、出発前に必ず確認しておきましょう。カード番号や緊急連絡先も、紙とデジタル両方で控えておくと万一の際に対応しやすくなります。
海外旅行保険(クレジットカード付帯 or 任意加入)
海外では、体調不良やケガ、盗難など思わぬトラブルが起こる可能性があります。イタリアは医療費が高めの国でもあるため、海外旅行保険への加入は強くおすすめします。
クレジットカードに保険が付帯している場合もありますが、補償内容や金額が不十分なケースもあるため、必要に応じて別途加入すると安心です。特に、飛行機の遅延やロストバゲージ、盗難といったトラブルへの備えとして、サポート体制の手厚い保険を選ぶとより安全です。
スマートフォンと充電器
スマートフォンは、今や旅行に欠かせない存在です。地図アプリで現在地を確認したり、翻訳アプリでメニューを解読したり、グーグルマップでバスや電車のルートを調べたりと、旅先で頼りになるツールです。
バッテリーの消耗も激しくなるため、充電器と予備ケーブルは忘れずに持参しましょう。また、USBポートが少ないホテルもあるため、複数ポート対応のアダプターがあると便利です。移動中や外出先では、モバイルバッテリーが心強い味方になります。飛行機内に持ち込める容量(100Wh以下など)かどうかも事前に確認しておきましょう。
変換プラグ(Cタイプ)
イタリアでは、日本のコンセント(Aタイプ)がそのままでは使えません。多くの地域で採用されている「Cタイプ」と呼ばれる丸い差し込み口に対応した変換プラグが必要です。
また、電圧にも注意が必要です。日本の100Vに対し、イタリアは220V前後。スマートフォンの充電器などは「100〜240V対応」のものがほとんどですが、ヘアアイロンやドライヤーなどは対応していないこともあるため、事前に確認が必要です。海外対応の家電か、電圧変換器の持参を検討しましょう。
現金(ユーロ)
クレジットカードの利用が一般的なイタリアですが、地方の小規模な飲食店や市場、公共トイレなどでは現金しか使えないこともあります。また、チップを渡す場面や交通機関のチケット購入時などにも、細かい紙幣や硬貨が重宝します。
2025年6月時点では、1ユーロはおおよそ165円から170円前後で推移しています。旅行中に使用する現金の目安としては、1日あたり30〜50ユーロ程度が安心です。たとえば5日間の旅行であれば150〜200ユーロ(日本円で約24,750〜33,000円)、7日間であれば200〜300ユーロ(約33,000〜49,500円)が目安となります。
現金を用意する際は、50ユーロ札以下の小さめの紙幣や硬貨を中心にしておくと使いやすく、またトラブルを避けやすくなります。高額紙幣は店舗によっては受け取ってもらえないこともありますので、避けるのが無難です。
両替については日本で済ませておくか、現地のATMでキャッシングする方法があります。レートや手数料を比較し、自分に合った方法を選びましょう。大量の現金を持ち歩くのは避け、小分けにして分散保管すると防犯対策にもなります。予備財布やセキュリティポーチの活用もおすすめです。
海外Wi-FiルーターやeSIM
旅先でスマートフォンを快適に使うには、安定したネット接続が欠かせません。選択肢としては海外Wi-Fiルーターのレンタルか、eSIMの利用が主流です。
ルーターは複数人でシェアでき、空港での受け取り・返却が簡単。一方、eSIMは対応端末なら、SIMカードの入れ替え不要で、旅行前にQRコードを読み込むだけで現地回線が使える便利な選択肢です。フリーWi-Fiは不安定でセキュリティ面のリスクもあるため、個人用の通信手段を準備しておくと、より安心して旅を楽しめます。
ETIAS(2026年導入予定)
2026年10月頃から、イタリアをはじめとするEU圏への短期滞在には、「ETIAS(エティアス)」という電子渡航認証の取得が必要になります。これはアメリカのESTAと似た仕組みで、安全対策と入国管理の強化を目的としています。
日本人も対象となり、渡航前にオンラインで申請し、承認を受ける必要があります。申請時には、パスポート情報や滞在先、旅行目的などを入力し、数日以内に審査結果が通知される予定です。
ETIASを取得していないと、航空会社が搭乗を拒否する場合もあります。そのため、旅行の準備を始めた段階で、早めに申請しておくのが理想です。
●ポイント
対象: 観光・ビジネス目的で90日以内の滞在をする旅行者
申請方法: オンラインで申請
公式サイトで個人情報と旅行情報を入力
数分~数日で審査完了!
費用: 約7ユーロ(18歳以上70歳未満)
有効期間: 最大3年間、またはパスポートの有効期限まで
開始時期: 2026年の10月以降(詳細未定)
公式HPは https://travel-europe.europa.eu/etias_en
その他の申請サイト等は代行サービスや違法サイトの可能性があるのでご注意ください。
イタリア旅行にあると役立つ便利グッズ
イタリア旅行をもっと快適に、もっと楽しむためには、必須ではないけれど、あると助かるアイテムもぜひ準備しておきたいところです。現地の気候や移動スタイル、街歩きの多さを考慮すると、ちょっとした工夫が大きな差につながります。
ここでは、実際の旅先で持ってきてよかったと感じることが多い、便利な持ち物をピックアップしました。
折りたたみ傘
イタリアは一年を通して比較的晴天が多い国ですが、それでも春や秋は急に天気が崩れることがあります。朝は晴れていたのに午後から雨、ということもあるので、観光の途中で足止めを食らわないためにも、折りたたみ傘を持っておくと安心です。
小さくて軽いタイプなら、バッグに入れておいても邪魔にならず、いざというときにすぐ取り出せます。現地で傘を買うこともできますが、イタリアの傘は大きくて重めなものが多く、持ち歩きにはあまり向いていないことも。日本で使い慣れたものをひとつ持って行くと便利です。
エコバッグやマイボトル
イタリアのスーパーや市場では、レジ袋が有料なのが一般的です。街歩き中にちょっとした買い物をしたいときや、お土産を見つけたときなど、エコバッグがあるととても助かります。薄くたたんでポケットに入れておけるようなタイプだと、持ち運びにも便利です。
また、街中には水飲み場(fontanella)も多く、水道水が飲める場所もあるため、マイボトルを持っておけばいつでも水分補給ができます。ちょっとした節約にもなりますし、環境に配慮している気持ちも嬉しいポイントですね。
圧縮バッグやパッキングキューブ
旅行の荷造りで悩むのが、スーツケースの中をどう整理するかということ。そんなときに活躍するのが、圧縮バッグやパッキングキューブです。衣類や小物をジャンルごとにまとめておけば、取り出すときも迷わず済みますし、スーツケースの中もごちゃごちゃしません。
特に帰国前、お土産を詰めるスペースを確保したいときに、衣類を圧縮して省スペース化できるのは大きなメリットです。ホテルでの荷ほどきや再パッキングもスムーズになるので、初めての方にもおすすめしたい便利アイテムです。
トラベルピローやアイマスク
飛行機や長距離列車での移動中、少しでも体を休めたいときにあると嬉しいのが、トラベルピローとアイマスクです。首や肩の負担が軽減されるので、目的地に着いたときの疲れが違ってきます。
特に夜行列車や深夜便のフライトでは、周囲の明かりが気になって眠れないことも。アイマスクがあるだけで、自分の空間を確保できて、しっかり休息を取ることができます。長旅が多いイタリア旅行では、思った以上に頼れる存在です。
洗濯用ロープと簡易洗剤
旅行中の荷物を少しでも減らしたい方や、連泊が多い旅程を組む方には、簡単に洗濯できる準備をしておくと安心です。ホテルの洗面台でTシャツや靴下をさっと洗って、部屋にロープを張って干せば、翌日には乾いて使えます。
洗剤は液体タイプのミニパックや、紙タイプの簡易洗剤がかさばらず便利です。海外のランドリーサービスは料金が高めなこともあるので、自分で手洗いできる準備があると、ちょっとした節約にもなります。
翻訳アプリや辞書アプリ
主要都市では英語が通じることも多いイタリアですが、ローカルなお店やバスの運転手とのやり取りなど、イタリア語しか通じない場面も少なくありません。そんなときに助けになるのが翻訳アプリです。
最近のアプリはカメラでメニューを読み取ったり、音声をそのまま訳したりと高性能。オフラインでも使える辞書アプリを入れておけば、ネット環境がない場所でも安心です。旅先での「言葉の壁」は、ちょっとしたツールでかなり低くなります。
防犯ポーチやウエストポーチ
イタリアでは、観光地や交通機関の中でスリに遭う旅行者も少なくありません。人混みでの移動が多くなる場面では、財布やパスポートなどの貴重品をリュックや外ポケットに入れておくのはやや心配です。
防犯ポーチは、身体に密着させて着用できるタイプが多く、服の内側に隠せる薄型なら目立たず安全です。ウエストポーチタイプなら出し入れもしやすく、貴重品だけをまとめて持ち歩くのにも便利。安心して街歩きを楽しむためのちょっとした工夫です。
季節別の洋服と気温対策(春夏秋冬)
イタリアは南北に長く、地域ごとに気候の差がある国です。たとえばミラノのような北部は冬に雪が降るほど冷え込みますが、シチリアなど南部は冬でも比較的温暖です。
ここでは、春・夏・秋・冬、それぞれの気温の特徴と、実際にどんな服装を用意しておくと安心かを解説します。
春(3〜5月)の服装と気候対策
イタリアの春は、都市によって差はあるものの、全体的に穏やかで過ごしやすい時期です。3月はまだ肌寒さが残り、朝晩は10℃を下回ることもありますが、4月以降はぐんと暖かくなっていきます。ローマやフィレンツェでは、5月には日中20℃を超える日も多くなり、観光にはぴったりの季節です。
服装としては、薄手のニットやカーディガン、軽めのジャケットがあると便利です。日中はシャツやカットソー1枚で過ごせる日もありますが、朝夕の冷え込みにはストールや羽織ものが活躍します。着脱しやすい服装を意識して、気温差に柔軟に対応できるようにしておきましょう。
夏(6〜8月)の服装と暑さ対策
イタリアの夏は、日本と同じく強い日差しと高い気温が特徴です。特に7〜8月は30℃を超える日が続き、南イタリアでは35℃を超えることも。湿度は日本よりもやや低めですが、日陰の少ない石畳の街中を歩くと、体感温度はかなり高く感じます。
Tシャツやノースリーブ、リネン素材のワンピースなど、風通しのいい服装がおすすめです。冷房の効いた室内用に薄手のカーディガンが1枚あると安心。日差し対策としては、帽子やサングラス、そしてこまめな水分補給も忘れずに。歩きやすく通気性の良いスニーカーやサンダルも必須です。
秋(9〜11月)の服装と雨対策
秋のイタリアは、9月はまだ夏の名残があり、観光にもぴったりの気候です。10月になると朝晩が少し冷え始め、11月には本格的な秋らしさが感じられるようになります。都市によっては紅葉も見られ、美しい景観が広がる時期です。
この季節は気温の上下が大きいため、薄手の長袖シャツや、ニットのカーディガンが重宝します。また、イタリアの秋は雨が多くなる傾向があるため、防水の靴や軽いレインコート、折りたたみ傘も用意しておくと安心です。ジャケットやマフラーで調整できるようにしておくと、旅先でも快適に過ごせます。
冬(12〜2月)の服装と防寒対策
冬のイタリアは、北部を中心に冷え込みが厳しくなる季節です。ミラノやヴェネツィアでは最低気温が0℃近くになることもあり、雪が降ることもあります。一方、南部では比較的暖かく、日中10℃前後まで気温が上がる日もあるため、エリアによって服装の調整が必要です。
北部を訪れるなら、ダウンジャケットやウールのコート、手袋、マフラー、帽子といったしっかりとした防寒対策が必要です。寒さがやや緩やかな南部では、ニット+軽めのコートやストールでも十分な日もありますが、朝晩の冷え込みには注意が必要です。ヒートテックなどのインナーを活用すれば、荷物を増やさず暖かさを確保できます。
イタリア旅行のパッキングをスマートにするコツ
旅行が近づいてくると、「何を持っていけばいいの?」「スーツケースがパンパン…」と悩み始める方も多いのではないでしょうか。特にイタリア旅行は街歩きが中心になりがちなので、荷物はできるだけコンパクトに、でも必要なものはしっかり押さえておきたいところです。
ここでは、荷物を減らしながらも、旅先で不便なく過ごすためのちょっとした工夫をまとめました。
着回しできる服を中心に選ぶ
旅行の荷物で一番かさばるのが、やはり洋服類です。つい「これも着るかも」と詰め込みたくなりますが、実際に着るのは限られた数枚だった…というのはよくある話。そんなときは、色味やテイストをそろえて、組み合わせを変えながら着回せる服を中心に持っていくのが賢い選択です。
たとえば、ベーシックなトップスとボトムスを3セットに絞り、ストールやアクセサリーで変化をつけるだけでも印象は大きく変わります。現地の気候や予定に合わせて、「動きやすさ」や「温度調整しやすさ」も意識して選びましょう。
圧縮グッズでスペースに余裕を
「どうしても荷物が多くなってしまう」という方におすすめなのが、衣類用の圧縮袋やパッキングキューブです。圧縮袋は空気を抜くだけでかさを減らせますし、パッキングキューブはアイテムごとに分類できるので、スーツケースの中が一気に整います。
特に旅行の後半になると、お土産などで荷物が増えてしまうのは避けられません。あらかじめ圧縮グッズを使ってスペースを確保しておけば、帰りの荷造りもぐっと楽になります。滞在中のホテルで「どこに何があるか」がわかりやすくなるのも嬉しいポイントです。
現地で手に入るものは無理に持っていかない
海外旅行となると、「あれもこれも持っていかなきゃ」となりがちですが、必ず使うと決まっていないもので現地でも手に入るものは無理に日本から持参しなくても大丈夫。たとえば、想像以上に寒かったらどうしようなど、過剰に上着を持っていくのであれば、現地でどうしても寒かったらマフラーや手袋を買いたすとかでもOK。小腹が空いたときのお菓子なども、せっかくなら現地で調達!
もちろん使い慣れたものを使いたい場合は別ですが、何でも持ち込もうとするとスーツケースに余裕がなくなってしまいます。最低限の分だけ用意して、「足りないものがあれば現地で買う」くらいの気持ちでいると、荷物も心も少し軽くなります。
機内持ち込み用バッグにも工夫を
長時間のフライトや乗り継ぎがある場合、機内持ち込み用のバッグの中身も意外と重要です。移動中に必要なもの(パスポート・貴重品・スマホ・充電器・薬・のど飴・羽織りなど)をまとめておけば、移動中のストレスが大きく軽減されます。
リュックやショルダーバッグなど両手が使えるものを選ぶと、街歩きや移動がぐっと楽になります。バッグの中身は使うシーンをイメージしながら整理して、さっと取り出せるようにしておくのがポイントです。
旅行者タイプ別に見る便利グッズ
旅行のスタイルによって、必要な持ち物や重視するポイントも変わってきます。ここでは、旅行者のタイプ別におすすめのアイテムをご紹介します。
女子旅
身軽に旅を楽しみたいけれど、おしゃれや美容にもこだわりたい。そんな女子旅には、機能性と見た目のバランスがとれたアイテムが役立ちます。たとえば、ドライヤーやヘアアイロンなどの電化製品は、ホテルに備え付けがないこともあるので、海外対応のコンパクトタイプを持っていくと安心です。
また、コスメやスキンケア用品は機内持ち込みしやすい小分けのボトルに詰め替えておくと、使い慣れたアイテムで肌の調子を保てます。写真映えする街並みに合わせて、アクセサリーや折りたたみの帽子を持っていくのもおすすめです。
子連れ旅行
子ども連れの旅行は、荷物が増えがちですが、「困ったときにさっと出せるもの」を意識して準備しておくとスムーズです。たとえば、ウェットティッシュやおやつ、使い慣れたおもちゃなどは、移動中のぐずり対策に効果的です。
また、着替えは1セットを常に持ち歩けるようにしておくと、食べこぼしや突然の汚れにも対応できます。ベビーカーは折りたたみやすく軽量なタイプが便利で、現地での移動や入店時のストレスも軽減されます。観光中の快適さと安心感の両方を叶えるために、準備は念入りに。
カップル・新婚旅行
2人での旅を思い出深いものにしたいなら、記録をしっかり残せるアイテムがあると便利です。自撮り棒やミニ三脚、リモコン付きのスマホスタンドなどがあれば、2人一緒の写真も気軽に撮れます。美しい街並みを背景に、旅の記録を残しておきましょう。
また、ちょっと特別なディナーや観劇に出かけるなら、セミフォーマルな装いも一式あると安心です。シワになりにくいワンピースやシャツ、きれいめな靴をひとつだけでも用意しておくと、旅の雰囲気にぐっと華やかさが増します。
ビジネス・一人旅
一人での旅行は、自由度が高い一方で、快適さや安全面を自分で整える必要があります。ノートパソコンや資料を持参するなら、収納力と防水性のあるバッグを選ぶと安心です。街歩き用と仕事用でバッグを使い分けるのもひとつの方法です。
また、カフェや空港ラウンジなどで作業する予定がある方は、ノイズキャンセリングイヤホンがあると集中しやすくなります。身軽さを重視しつつ、必要な機能はしっかり確保する。そのバランスが、一人旅を快適にするカギになります。
まとめ
イタリア旅行を安心して楽しむためには、持ち物の準備がとても大切です。パスポートやETIAS、クレジットカードなどの「絶対に必要なもの」はもちろん、旅先での不便や不安を減らす「あると便利なもの」や、季節や旅のスタイルに合わせたアイテムも事前にチェックしておくと安心です。
この記事でご紹介した持ち物リストを参考に、旅行の目的や訪問時期、ご自身の過ごし方に合わせて、必要なものをひとつずつ見直してみてください。
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