スペイン旅行を快適に!2025年最新持ち物チェックリスト&現地事情

2025/08/14

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太陽の国スペイン。バルセロナのガウディ建築、マドリードのプラド美術館、アンダルシア地方のフラメンコ、そして美しい地中海沿岸のビーチや絶品グルメ。スペインは、ヨーロッパでも屈指の人気を誇る観光地です。
しかし日本とは気候や文化、生活リズムが大きく異なるため、旅行の際にはしっかりとした準備が必要です。この記事では、2025年の現地事情をふまえて、「必需品」「あると便利な持ち物」「同行者別」「スペインならではの注意点」に分けてわかりやすくご紹介します。

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スペイン旅行を安心・快適に楽しむために、最低限これだけは必ず持っていきたい基本アイテムをまとめました。忘れ物がないように、出発前にしっかりチェックしておきましょう!

✓パスポート
✓航空券・ホテル予約情報
✓クレジットカード
✓ユーロ現金
✓海外旅行保険の証明書
✓スマートフォン & モバイルバッテリー
✓eSIM/SIMカード/モバイルWi-Fi
✓Cタイプ変換プラグ
✓ETIAS(2026年導入予定)

パスポート(顔写真ページのコピーも別途保管)

スペインへの入国・出国、ホテルのチェックイン、大使館での手続きなどで、パスポートは必須の身分証明書です。有効期限が6か月以上残っているかを事前に確認しましょう。
また、紛失や盗難に備えて顔写真ページのコピーを紙で持参するか、スマートフォンに画像保存を。パスポート番号や有効期限のメモも忘れずに。

航空券・ホテル予約情報(スマホ&紙の控え)

航空券やホテルの予約情報は、スマートフォンで提示できるようPDFで保存しましょう。また、スマホの電池切れや通信障害に備えて、紙の控えも持参しておくと安心です。チェックインや空港での手続き時にすぐ提示できるように、まとめておくとスムーズです。

クレジットカード(VISA/Mastercard)

スペインではカード決済が主流で、VISAやMastercardがもっとも広く使われています。American ExpressやJCBは使えない店舗も多いため注意が必要です。カードは2枚ほど持参し、盗難などのリスクに備えて分けて保管するのが理想です。

ユーロ現金(1日あたり20〜30ユーロ)

バルや市場、公衆トイレ、チップの支払いなどでは現金が必要になります。高額紙幣よりも、10〜20ユーロ札や小銭を中心に、1日あたり20〜30ユーロ程度を目安に持ち歩くと安心です。財布とは別に小分けにすると防犯面でも◎。

海外旅行保険の証明書(スマホ保存+印刷)

旅行中のケガや病気、盗難、フライト遅延に備えて海外旅行保険への加入は必須です。証明書はスマホにPDFで保存し、紙のコピーも用意しましょう。保険会社の24時間対応窓口や提携病院の情報を事前に確認しておくと緊急時に役立ちます。

スマートフォン & モバイルバッテリー

地図アプリ、翻訳、キャッシュレス決済、連絡手段など、旅先ではスマホが不可欠です。外出中に充電が切れないよう、大容量モバイルバッテリーを持参しましょう。ケーブル類や電源周りも忘れずに。

eSIM/SIMカード/モバイルWi-Fi

2025年現在、多くのスマートフォンがeSIMに対応しており、事前に購入・設定しておくと現地空港でのSIM探しが不要です。対応していない機種の場合は、Wi-FiルーターやSIMカードを日本で手配しておくとスムーズです。

Cタイプ変換プラグ(220V対応)

スペインの電圧は220V、プラグ形状はCタイプ(丸ピン2本)です。日本の電子機器を使うには変換プラグが必要不可欠。スマホやカメラの充電に備え、Cタイプ対応の変換プラグを準備しましょう。USBポート付きのマルチタイプも便利です。

ETIAS(2026年導入予定)

2026年10月頃から、スペインをはじめとするEU圏への短期滞在には、「ETIAS(エティアス)」という電子渡航認証の取得が必要になります。これはアメリカのESTAと似た仕組みで、安全対策と入国管理の強化を目的としています。
日本人も対象となり、渡航前にオンラインで申請し、承認を受ける必要があります。申請時には、パスポート情報や滞在先、旅行目的などを入力し、数日以内に審査結果が通知される見込みです。
ETIASを取得していないと、航空会社が搭乗を拒否する場合もあります。そのため、旅行の準備を始めた段階で、早めの申請をおすすめします。

●ETIASのポイントまとめ
対象者: 観光・ビジネスなど90日以内の滞在をする旅行者
申請方法: オンライン申請(公式サイトにて)
公式サイトで個人情報と旅行情報を入力
数分~数日で審査完了!
費用: 7ユーロ(予定)
有効期間: 最大3年間、または申請時に使用したパスポートの有効期限のいずれか早い方まで
開始時期: 2026年10~12月(正式な開始日は今後発表)
公式HP:https://travel-europe.europa.eu/etias_en

現在、ETIASはまだ導入されていません(2025年8月現在)。開始までは詐欺サイトや非公式の代行サービスが増える可能性があります。申請は必ず公式サイトを利用し、クレジットカード情報の取り扱いにも十分注意してください。

さらに快適&安心に!【あると便利な持ち物】

旅をより快適に、そして安全にしてくれる準必需品たち!特にスリや気温差への備えは重要です。

✓サングラス・帽子・日焼け止め
✓折りたたみ傘 or 薄手レインコート
✓スリ対策バッグ・小分け財布
✓薄手の羽織・カーディガン
✓マイボトル&折りたたみエコバッグ
✓ティッシュ・ウェットティッシュ
✓スマホ用三脚・自撮り棒
✓翻訳アプリ

サングラス・帽子・日焼け止め

夏のスペインは紫外線が非常に強く、特にアンダルシアやバレンシアなどの日差しは強烈です。日焼けや熱中症を防ぐため、サングラスと帽子はマストアイテム。日焼け止めはこまめに塗り直せるタイプを選ぶと便利です。

折りたたみ傘 or 薄手レインコート

スペインの一部地域では突然のにわか雨に見舞われることがあります。晴雨兼用の折りたたみ傘や、風にも強い軽量レインコートがあると重宝します。日差し除けとしても使えるので1つあると安心です。

スリ対策バッグ(斜めがけ・チャック付き)

スペインの観光地ではスリ被害が多いため、防犯機能の高い斜めがけバッグやチャック付きバッグを使い、貴重品は常に体に密着させましょう。現金やカードは小分け財布に分散して管理することで、万が一の盗難リスクを減らせます。荷物は目の届く場所に置き、置き忘れや置き引きにも十分注意が必要です。

薄手の羽織・カーディガン

日中は暑くても、朝晩や屋内は冷え込むことがあります。特に内陸の都市や強い冷房のある建物では羽織ものが役立ちます。軽くて畳めるカーディガンやストールなど、バッグに入れておくと安心です。

マイボトル&折りたたみエコバッグ

スペインは環境意識が高く、使い捨てペットボトルやビニール袋の使用が控えられています。街中の給水スポットで水分補給ができるため、軽量で持ち運びやすいマイボトルが便利です。また、スーパーマーケットや市場ではビニール袋が有料なので、小さく折りたためるエコバッグを常に持ち歩くと、お土産や急な買い物の際に役立ちます。

ティッシュ・ウェットティッシュ

一部の公衆トイレではトイレットペーパーがなかったり、衛生面が気になる場所もあります。食事の場面でも手拭きとして活躍するので、ポケットティッシュと除菌タイプのウェットティッシュは必携です。

スマホ用三脚・自撮り棒

スペインには絶景スポットが多数。自撮り棒や軽量のスマホ三脚があれば、ひとり旅やカップル・家族旅行でも思い出をきれいに残せます。撮影中は置き引きに注意し、貴重品から目を離さないようにしましょう。

翻訳アプリ(Google翻訳など)

都市部では英語が通じることも多いですが、地方ではスペイン語のみという場面も少なくありません。そんなときに役立つのが翻訳アプリです。
・Google翻訳
 カメラ機能で看板やメニューを即座に翻訳でき、音声入力にも対応。言語データを事前にダウンロードしておけば、オフラインでも利用可能なので、旅行中の心強い味方です。
・DeepL翻訳
 翻訳の自然さや表現力に優れ、文章全体を正確かつ自然な日本語に訳したいときにおすすめです。ただし、オンライン接続が必須で、オフライン環境では利用できません。空港やホテルのWi-Fi環境で活用するのに向いています。

どちらもスマートフォンアプリが提供されており、旅行前にインストールしておくと安心です。

【同行者別】おすすめ持ち物

旅行のスタイルや一緒に行く同行者によって、便利な持ち物は大きく変わります。以下のポイントを参考に、自分たちの旅に合わせて持ち物をカスタマイズしてみてください。
同行者ごとのニーズや状況に合わせたアイテムを用意することで、より快適で楽しい旅行が実現しますよ!

友人同士の旅行(女子旅)

スペインにはフォトジェニックな街並みやおしゃれなカフェが多く、特にバルセロナやマドリードは女子旅にぴったり。
日差しが強い季節は、日焼け止め・サングラス・帽子などのUV対策が必須です。
また、通気性のよいワンピースや歩きやすいローヒールで、写真映えと快適さを両立しましょう。石畳の道が多いため、ヒールの高い靴は避けるのが無難です。
カフェ巡りには、エコバッグ・ウェットティッシュ・少額の現金(硬貨や小さい紙幣)などもあると便利。
写真を撮りながら、気軽に地元の味を楽しめるのが魅力です。

パートナーとの旅行の場合

パートナーとの旅行では荷物の共有と分担が旅の快適さを左右します。
モバイルバッテリーや日焼け止め、折りたたみ傘は1つを2人で使えば荷物を軽量化できます。
夜景スポットやフラメンコ鑑賞など、ドレスコードが必要な場面もあるため、軽めのフォーマル服を1着持っておくと安心です。
貴重品は分散して管理し、万が一のトラブルにも備えましょう。おそろいのアイテムを取り入れるのも、旅の記念になります。

家族旅行の場合

スペインへの家族旅行では、年齢や体力の異なる家族全員が快適に過ごせるよう、事前の準備がとても大切です。

<共通の準備>
夏の強い日差しに備え、帽子・日焼け止め・サングラスは必須。
急な雨・気温差には、薄手の羽織やレインコートを。
スリ対策として、ファスナー付きのバッグ・セキュリティポーチを活用しましょう。

<子ども連れなら>
おやつ・飲み物・除菌シート・エンタメ用の端末を用意すると、移動中も快適に過ごせます。
履き慣れたスニーカーは石畳の街歩きにも◎。
迷子防止グッズ(ネームタグやGPSタグ)もあると安心です。

<高齢者が同行するなら>
滑りにくい靴・折りたたみ杖・常備薬
健康保険証のコピー・日本語対応病院の情報・保険の証明書などを事前に準備しておくと、万が一の時に役立ちます。

一人旅の場合

一人旅では身軽さと安全性のバランスが大切です。
現地の坂道や石畳に備えて、軽くて歩きやすい靴があると行動範囲が広がります。
スリ対策にはセキュリティポーチや首掛け財布がおすすめ。
言葉の壁を感じる場面もあるため、翻訳アプリ(オフライン対応)をスマホに入れておきましょう。位置情報共有アプリも、防犯・緊急時の備えとして安心です。

スペインならではの注意点と現地事情

スリ対策は必須(特にバルセロナ・マドリード)

スペインの大都市、特にバルセロナやマドリードではスリ被害が多発しています。駅や交通機関、観光地、カフェの店内など、気を抜けない場面も多数。
斜めがけバッグやセキュリティポーチ、南京錠付きのバッグなどを使用し、荷物は必ず体から離さないようにしましょう。椅子や床に置くのはNGです✖

スペイン語対策も忘れずに!

都市部ではある程度英語が通じますが、地方では通じないことも多くあります。
オフラインでも使える翻訳アプリをスマホに入れておくと安心です。
また、以下のような基本フレーズを覚えておくだけでも、旅がぐっと快適になります。

・「Hola(オラ)」=こんにちは
・「Gracias(グラシアス)」=ありがとう
・「¿Dónde está el baño?(ドンデ・エスタ・エル・バニョ?)」=トイレはどこですか?

現地の人と交流するときは、
「Mucho gusto(ムチョ・グスト)」=はじめまして
と笑顔で挨拶してみましょう。きっと、より楽しい旅の思い出が作れますよ!

昼と夜の気温差に注意

内陸部(例:マドリード)では、日中30℃以上・朝晩15℃以下と寒暖差が大きくなることも。日中は半袖でも、夜間や冷房の強い室内では肌寒く感じるため、薄手の羽織やストールを持参して調節できるようにしましょう。

シエスタに備えた行動計画

スペインでは昼食後に「シエスタ」(昼寝・休憩)の文化があり、午後2時〜5時頃は商店やレストランが一時閉店することも。大都市では営業を続ける店もありますが、地方では街全体が静まる場合もあるため、軽食や飲み物の携帯と事前の営業確認がおすすめです。

教会や劇場での服装マナー

教会や劇場などの施設では、肩や膝が出る服装は避けるのが基本マナーです。
ノースリーブにはストール、短パンには膝丈スカートやパンツなどを用意しておくと安心。
また、フラメンコ鑑賞や夜のレストランでは、ややフォーマルな服装が好まれることもあります。女性はワンピースやスカート、男性は襟付きシャツや軽めのジャケットがあると◎。

祝日・イベントの影響に注意

スペインでは祝日や地域の伝統行事が多く、観光にも影響します。
たとえば「サン・フェルミン祭(牛追い祭り)」の期間は、交通機関の混雑・宿泊料金の高騰・施設の休業などが起こりやすいです。
事前に現地の祝日カレンダーやイベント情報を調べておくと、計画的に旅ができるだけでなく、伝統行事を楽しむチャンスにもつながります。

まとめ │ スペイン旅行の持ち物は「軽く、安全に、快適に」

スペイン旅行の持ち物は、「軽く、安全に、快適に」を心がけて。
文化や気候の違いに柔軟に対応し、スリ対策や暑さ・寒さ対策をしっかり行うことが、思い出深い旅のポイントです。
美食や芸術、情熱あふれるスペインを存分に楽しんでください!

Buen viaje(ブエン・ビアヘ)=良い旅を!

旅工房ヨーロッパセクション
旅工房のヨーロッパ担当トラベル・コンシェルジュが、ヨーロッパの最新情報をご紹介します!

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