大注目のLCC【ZIPAIR(ジップエア)】でロサンゼルスへ!機内食・フルフラットシートの座席・サービス体験レポ
更新:2024/03/22
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もくじ
今話題のZIPAIR(ジップエア)でロサンゼルスに行ってきました!片道10時間近く乗るのにLCCで大丈夫!?座席や機内食・サービスはどうなっているのか実際に乗ってきて感じたことをレポートします!
記載されている料金は2024年3月時点のもの、搭乗レポは2022年6月の情報です。最新の渡航状況や運行状況については、航空会社のHPをご確認ください。
ZIPAIR(ジップエア)とは?
JALが親会社の国際線専用のLCC(格安航空会社)です。LCCならではのコストバリューだけではなく、時代に合ったサービスクオリティを提供し、フルサービスキャリアでも、ローコストキャリアでもない新しい基準を作ることを目指しているそうです。
提供するサービスはシンプルで、料金内に含まれるのは座席利用のみ。毛布や枕、イヤホンなどもありません。席のタイプはスタンダードとビジネスクラスのようなフルフラットの2種類がありますが、フルフラットの席であってもモニターはありません。機内食を食べたい、荷物を預け入れたいなどの要望があれば、1つ1つに追加料金が発生する仕組みです。
サービスが簡素化されていて、かつ予約変更や払い戻しはできない*など制約はあるけれど、その分お安いのが魅力です。
*取り消し手数料はかかるけれど払い戻しができる区間もあります。
就航はハワイ・ロサンゼルスなど9都市!今後も拡大予定
2024年3月現在、就航しているのは成田空港発着のロサンゼルス、ハワイ、シンガポール、バンコク、ソウル、マニラ、バンクーバー、サンフランシスコ、サンノゼの9都市。今後も就航都市は増えるようで、台北やラスベガスが検討されているようです。人気の都市が多くて使いやすそうです!
ロサンゼルス路線
スケジュール
1日1往復で、6月までは日曜を除く週6日でしたが、7月1日~10月29日は増便して毎日運航しています。
【2022年7月1日~9月30日】
《ZG24》成田発:14:45→ロサンゼルス着:09:00 着
《ZG23》ロサンゼルス発:11:00→成田着:14:10(翌日)
【2022年10月1日~10月29日】
《ZG24》 成田発:14:45→ロサンゼルス着:08:35 着
《ZG23》ロサンゼルス発:10:35→成田着:14:10(翌日)
料金について
【スタンダードシート】
往路:36,000円~、復路:$284.20~
《6歳以下》往路:17,000円(定額)、復路:$120.20(定額)
【フルフラットシート】
往路:96,000円~、復路:$904.20~
上記はシンプルに何もつけていない時の最低料金です。燃油サーチャージはかかりませんが、旅客サービス施設使用料や国際観光旅客税などはかかるので、それも含まれています。
親会社のJALの場合、燃油サーチャージだけで北米まで片道36,800円*。そう考えるとZIPAIRはかなりリーズナブルです。
*2022年7月31日発券分まで
機内持ち込み・預入荷物(受託手荷物)について
機内へ無料で持ち込める荷物の重量は7kgまで。サイズも決められており1個目が40×25×55㎝、2個目が35×25×45㎝の計2個までです。ロサンゼルス路線は追加料金5,000円(復路は$38)を払えば手荷物は15㎏まで持ち込めます。(事前予約必須)
預入荷物については最大5個まで有料で預けられますが、1つの重さの最大重量は30kgでsy。
《30㎏まで》往路:7,000円、復路:$54
単品で頼むだけでなく、「機内食1食、事前座席指定、30㎏までの預入荷物」がセットになったサービスパッケージもあり、単品でそれぞれ頼むよりリーズナブルで2024年3月1日現在は11,000円です。往路の機内食は1食1,300円。事前座席指定は席によって料金が異なりますが、窓側前方であれば3,500円。30㎏までの預け入れ荷物は7,000円です。預入荷物があり、座席指定をしたいというのであればサービスパッケージがおすすめ。
ちなみにJALはエコノミークラスであれば、預入荷物23㎏を2個までと事前座席指定が料金に含まれています。
機内サービス(無料)
・無料インターネットサービス
・機内エンターテイメント
・フライトレコーダー
席にモニターはないのですが、機内のWi-Fiサービスを使って手持ちの端末で機内エンターテイメントを楽しめるようになっています。
アメリカへの入国に必要な物(2024年3月1日時点)
コロナ対策関連は、全て撤廃されています。ワクチン接種証明書などは不要です。
ESTA
意外と忘れがちなのがESTA!有効期限は2年なので、コロナ禍前にアメリカに行った方は期限が切れているのでESTA申請サイトから必ず取得してください。
模倣ウェブサイトもあるので、ご注意を。正しいサイトからであれば申請料金は$21です。
2年以内に取得していても、途中でパスポートが変更になっている場合はサイドESTAの申請が必要になるので要注意です!
いざ成田国際空港からロサンゼルス国際空港へ
チェックインは成田空港第1ターミナル
親会社のJALは成田空港では第2ターミナルですが、ZIPAIRは第1ターミナルを利用します。北ウイングにカウンターがありました。
チェックインは3時間前からです。今はコロナの影響で必要書類が色々あるため、オンラインチェックインはできず、必ずカウンターに寄る必要があります。
機内持ち込み手荷物のサイズ、重さは決められています。チェックインする際、重量を計測しました。
どれくらい時間がかかるか分からず、3時間前ジャストに空港でチェックインをしました。あまり並んでおらず10分も経たずにチェックイン終了。かなり時間を持て余してしまいました。
成田国際空港では有料でラウンジの利用が可能!
ZIPAIRでは事前に成田空港共用ラウンジ「Travel Lounge」の利用を申し込むことができます。
※Narita TraveLoungeは2024年3月31日をもって営業終了予定です。
1,600円でラウンジ利用クーポンとZIPAIR特典としてアルコールまたはデザート1品がついたセットです。「Travel Lounge」自体はZIPAIRで予約しなくても当日1,220円で利用することができますが、ケーキやアルコールは380円以上なので、搭乗前に一杯を考えているのであれば事前予約が良さそう。
ラウンジでゆったり過ごし、いざ搭乗!
スタンダードシート
往路はスタンダードシート。3-3-3の配列でした。
シートピッチは約79cmと国内線と同じピッチらしいです。特に狭さは感じませんでした。ただ背もたれは少ししか下がらず、そこは残念。
ネッグレストは高さを変えたり曲げたりと動かせました。
モニターはありません。
その代わりテーブルの少し上に自分の端末を置けるタブレットホルダーがあります。
充電はコンセント、USBどちらも利用可能です。
まだシートは新しくキレイで快適でした!これなら10時間くらい余裕で過ごせる!
トイレを使ったら、なんとウォシュレットがついていました!
前方の方のトイレのみウォシュレットがついているそうです。LCCでも飛行機にウォシュレットがあるのはなかなか衝撃でした。
機内食(往路)
お待ちかねの機内食!基本的には事前注文が必要で、受け取るときには搭乗券の確認をします。私は往路復路共にサービスパッケージで注文しました。当日お腹が空いた場合、機内食やカップ麺、お菓子などを追加で頼むことはできます。ただ事前に注文するものより種類が少なく、かつ数に限りがあるので事前注文がおすすめです。当日注文の場合、支払い方法はカードのみです。
往路で選んだのは「バターチキンカレー」!通常の機内食と違い、機内食のメイン部分だけのシンプルなメニュー。サラダやデザートが食べたい場合は別注文が必要です。
バターチキンカレーは甘いことが多いのですが、しっかりと辛さがありとてもおいしかったです!ただ量が少ない…私はロサンゼルスの空港で食べたいものがあったのでお腹を空かせておこうと我慢しましたが、普段であればこれ単体では足りないかも…。
ZIPAIRでは持ち込んだ食べ物とソフトドリンクの飲食が可能(アルコールは除く)です。機内食を頼まず持ち込んだものを食べてもよいのですが、美味しかったので個人的には事前注文がおすすめです!
機内の無料サービスを体験
【無料インターネットサービス】
機内サービスでなんと無料でインターネットが使えます!途中使用できない時間もありましたが、繋がっているときはLINEで画像を送る、Twitterなどで写真付きの投稿を見るくらいであればできました!これは嬉しいサービス!
【機内エンターテイメント】
自分の端末でコンテンツを楽しむことができます。種類はかなり少ないのですが、『ラ・ラ・ランド』や『アナと雪の女王2』などがありました。少し見てみましたが、見ている間は問題なくスムーズに動いていました。
【フライトレコーダー】
モニターがないということでフライトレコーダーも見られないかと思っていましたが、機内Wi-Fiにつなぐことで、手持ちの端末で「今どこを飛んでいるのか、あと何時間で到着するのか」だけが分かる、シンプルなフライトレコーダーが見られました。
機内販売
枕やブランケットは席にはありませんが、購入することができます。ZIPAIRオリジナルのブランケットは1,500円でした。私は2022年6月30日までチェックイン時にJALカードを提示すると特典でアメニティがもらえるキャンペーンがあったので、機内で購入できるスリッパ・耳栓・アイマスクのセット(機内販売価格800円)をもらいました。
なかなかふわふわで良かったです。
日本帰国時に準備するもの
税関申告書類が必要です。紙で提出もできますが、Visit Japan Webを登録すれば、オンラインで税関申告を行うこともできます。その場合は預け入れ荷物を受け取るエリアでQRコードとパスポート登録をすれば、顔認証で税関審査を通過することができます。
MySOSアプリで登録を済ませておくと空港でのチェックインもスムーズ、かつ日本帰国時の空港滞在時間も大幅に短縮できます。
ロサンゼルス国際空港から成田国際空港へ!
ロサンゼルス国際空港には複数のターミナルがありますが、国際線はトム・ブラッドレー国際線ターミナルを利用します。BのところにZIPAIRがありました。
チェックインカウンターで日本入国に必要な書類のチェック!
チェックインは3時間前からとホームページに書いてありますが、少し早めにオープンしていました。
チェックイン時にMySOSアプリは登録済か聞かれ、実際に登録済画面のスマホを渡してチェックしてもらいました。紙の検査証明書も念のため持参しておきましたが、出すことなくチェックが終了しました。※2024年3月現在、コロナ関連の提出物は不要になっています。
日系のエアラインではありますが、カウンターでの対応は英語のみ。その後搭乗ゲートでもアナウンスや対応は英語のみでした。
まるでビジネスクラス!?ZIP Full-Flat(ジップ フルフラット)シート
帰りは奮発してフルフラットシート!
「ZIP Full-Flat(ジップ フルフラット)」は1-2-1の配列で全18席。どの席も通路に面しています。このシートは実際にビジネスクラスに採用している航空会社もあるのだとか。片道約14万円でこの贅沢なシートに乗れるとは、LCCすごい!!!!
フルフラット!身長161㎝の私は余裕で足が伸ばせました!
フルフラットであってもモニターはありません。でも寝て帰るので問題なし!
ちょっとしたものを置けるスペースと充電ができるコンセントとUSBポートがあります。
テーブルはサイドから出します。
全席通路に面しているので、途中でトイレに行きたくなっても誰のことも気にする必要なし!
ボタンを押せば自由自在に背もたれの角度を変更することができ、もちろんフルフラットにもすぐ変更できます!完全に足を伸ばすことができ、持ち込んだ毛布を掛けて目をつぶったら爆睡でした!奮発してよかった!
機内食(復路)
復路の機内食は「鶏もも肉のグリル レモンガーリッククリームを添えて」にしました。ライスは若干微妙でしたが、鶏もも肉は美味しかったです!やはりこのメニューだけだと少量なのでお腹が空いてしまうかも…。
乗ってみての感想
私が利用したときの料金は往路スタンダード、復路はフルフラットで19.5万円でした。フルサービスキャリアではエコノミークラスでも往復22万円ほどだったので、片道を贅沢にフルフラットシートにしてもフルサービスキャリアより安いというのは衝撃でした!条件が緩和され海外旅行者がもっと増えてきたらフルフラットシート獲得は激戦になりそうです。
そして無料で機内インターネットが使えるというのもかなり嬉しいポイントでした!
ぜひまた利用したいと思います。
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- ERICA
- 美味しいもの&かわいいものを求め、2か月に1回ペースで海外の街中をフラフラ♪ 旅先でどんな服を着よう?何を食べよう?とワクワクすることが日々の動力源。旅に行くために働いています! https://www.instagram.com/erica_tabi_memory/
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