ボラボラ島にとどまらないタヒチの魅力!モーレア島ってどんなところ?

2020/04/15

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南太平洋の楽園、タヒチと言えば「ボラボラ島」とイメージされる方も多いのではないでしょうか?実はタヒチには、ボラボラ島以外にも魅力的な離島がいっぱいあるんです。

その中でも、よくボラボラ島と並んで比較されるモーレア島。今回は旅工房のトラベル・コンシェルジュが、モーレア島について詳しくご紹介します♪

タヒチ/モーレア島の基本情報

タヒチはオーストラリアの東側に浮かぶ、100以上の島々から構成されています。正式名称は「フランス領ポリネシア」。その名の通り、フランス領なので公用語もフランス語。でもホテルや観光地は英語が通じますのでご安心を。

タヒチの空港では、搭乗客をタヒチアンダンスでお出迎え!

しかもタヒチアンはとても面倒見が良く、困っているとすぐに気がついて声をかけてくれます。言葉がわからなくても、あの暖かいとびきりの笑顔は、タヒチの偉大な魅力のひとつです…!

さて、日本から直行便で約11時間、タヒチ本島にあるファアア空港に到着です。

本島からモーレア島へは、国内線でもフェリーでも行くことができますが、おすすめなのはフェリー

フェリーで約30分、国内線の場合は15分です。国内線のセキュリティチェックなどを考えると、フェリーが圧倒的に楽で、お財布にも優しい!いいことづくめです。

ちなみに旅工房でお申し込みの方は、ファアア空港に到着した際に現地係員がチケットをお渡しします♪

モーレア島行きフェリーの乗り方&内部は?

フェリー乗り場は、タヒチの首都パペーテの中心地から車で15分ほどの場所にあります。

電光掲示板などもあり、タヒチらしさのある建物と便利で清潔感のあるシステムが共存している印象です。こんなに立派なフェリー乗り場があるなんて、ちょっと驚き!

フェリー乗り場の1階に荷物置き場があるので、そこにスーツケースなどの大きな荷物を置けばフェリーにそのまま積んでもらえます。

建物の中にはカフェもあり、出発までの時間で軽食をとったり、潮風を感じたり。思い思いに過ごせます。

フェリーの乗船時間になったら、乗船口に向かいます。

係員さんにフェリーチケットのバーコードを読み込んでもらい、テーマパークの入場ゲートのような、回転するバーを抜けたら・・・

いよいよ、フェリーに乗船です!今回乗船したのは「アレミティ」という会社の船。

中に入ると、席数はざっと600席以上!しっかりとしたシートです。

空調も完備され、売店やお手洗いもあって快適。売店ではケーキやスナック、パン、ジュースも売っています♪

モーレア島までは30分ほどなので、20分くらい経った頃にサンデッキへ行くと、近づくモーレア島を間近に見ることができ、感動もひとしお。

風が強い+ボートのスピードが早いので、心してサンデッキへ上がってくださいね!帽子など飛ばされないように注意です!

タヒチのモーレア島でできること

タヒチアンの暮らしをのぞける文化体験

タヒチは独自の文化があるのが特徴。そんなタヒチの文化を体験できる施設ELK(Espace Loisirs Kultur=エスパスロワジールカルチャー)にぜひ足を運んでみて!

今回は半日ほど滞在して、花冠作り、タヒチアン料理のクッキング、タヒチアンミュージックの演奏にチャレンジしてきました。

<1.花冠作り>

ヤシの葉をこなして染料で染めた黄色いヒモで、接着剤を使わずにしっかりと草花を固定していきます。

作り方はたったこれだけなのですが、巻いたお花が落ちないようにしっかりと手で押さえておくことと、見栄えよく草花を配置するのに一苦労。でも、夢中で巻いていると時間があっという間です。

レクチャーしてくれるタヒチアンの女性の手さばきは圧巻!!9割型手助けをしてもらって(?!)、完成。

とても華やかで、使う草花によっても雰囲気が全く変わります。

こういった花冠はタヒチアンの結婚式など、フォーマルな行事のときにも身につけます♪

<2.タヒチアン料理(ポワソンクリュ)作り>

タヒチは海に囲まれた島で、魚がたくさん取れます。ポワソンクリュはマグロを使ったタヒチの家庭料理で、多くのレストランで食べることができる定番のタヒチアン料理です。

これも作り方はシンプルで、まずは生のマグロを2センチ四方に切って、塩水で洗います。それを、野菜(きゅうりやオニオンスライス、にんにく、トマト等)とココナッツミルクで和えて、レモンと塩で味を整えればできあがり!

しぼりたての新鮮なココナッツミルクを使うのでまろやかで美味しいです!タヒチのマグロは日本のものよりもアッサリしているので、濃厚なココナッツミルクと和えてもくどくなく食べられます。

レストランでは、それぞれ味付けや入っている野菜が違うので、ぜひ色々なところで試してみてくださいね!

<3.タヒチアン楽器の演奏>

トエレという伝統楽器は、1mほどの高さの打楽器で、丸太をくりぬいて作られています。座って足の間に縦に置き、専用のバチで叩きます。

バチは魔法の杖のように先端が細くなっていて、40㎝くらいの長さです。上の方を叩くと低い音、下の方が高い音が出ます。色んなリズムパターンがあり、声に出してリズムを教えてくれます。

慣れてくると少し早く叩いたり、合奏してみたり、複数のパターンを組み合わせてみたり、まるで学校の音楽の時間のようでした。

タヒチアンの文化の基礎の基礎をかじっただけなのに、すっかり気分はタヒチアンです♪

他にもパレオ染め体験や、ダンス、タヒチの伝統オイル(モノイオイル)作り、マッサージ体験もできるそうです。タヒチアン文化に触れると、より理解が深まり、身近に感じられますね。

Espace Loisirs Kultur

住所pk 23 Papetoai c/mer MOOREA Papetoai, French Polynesia

営業時間火~土10:00~15:00

URLhttps://www.facebook.com/espaceloisirskultur/

 

たくさんのお魚と泳げる♪モツピクニック

モツとはタヒチ語で小島のこと。モツピクニック≒アイランドホッピング(小さな島を船で巡るアクティビティ)に近いです。

大抵のモツピクニックは、各現地アクティビティ会社が所有するモツでシュノーケリングとバーベキューランチを楽しむのが鉄板!

ホテルまで車で迎えに来てくれるので、水着や日焼け止め、シュノーケリングセットを持って、準備万端にしておきます。シュノーケリングセット(スノーケル・マスク・フィン)とライフジャケットは、ホテルで自分のサイズに合うものを借りておきましょう!また、何度か海に入るタイミングがあるので、身体をふくタオルと羽織る用のタオルの2枚があると便利です。

船の発着所へついたら、さっそくスピードボートで出発。

持っていくと良いのはパレオ

意外と万能で、日除けにも、ビーチサイドでレジャーシートがわりにも、身体を拭くタオルにも、海から上がったあとの羽織にも、と色んな使い方ができます。

スピードボートで30〜40分ほど行くと、まずは魚やエイがいるスポットに到着です。海のど真ん中ですが、水深は浅く、身長が150センチくらいあれば、なんとか足もつくくらいです。そこにはサメやエイ、お魚がたくさん!!

エイは人懐っこく、すぐそばにも寄ってくるので触ることができます。下側(白い方)に口があるので、触る時は上側(グレーの方)を触るようにしてくださいね。

20分ほど戯れのひと時を過ごしたら、次はモツに移動します。モツに着くと、まずはモツの中でも景色のいいスポットをいくつか歩いて紹介してくれました。

生い茂る木々の間をくぐり抜けたり、砂浜や波打ち際を歩いたりとまるで冒険のようです!

ビーチサンダルよりも、つま先が覆われているマリンシューズが歩きやすく、そのまま泳ぐこともできるので最適です。

一通りビューポイントを巡ったら、モツのシュノーケリングスポットへ。

泳ぎに自信のある人は、ガイドさんを先頭に深いエリアまで一緒についていきます。深いところは怖い!という人は、浅瀬にもお魚がいるのでそこでゆったりとシュノーケリングを楽しむことができます。

浅瀬のお魚たち

深いさがあるところにはサンゴがあり、カラフルなお魚に出会えました♪

15分ほど泳いで浅瀬に戻ると、バーベキューランチの用意ができていて、とてもいい香りが…!

なんと、海に入りながらランチを食べられるように、テーブルをセッティングしてくれていました。

メニューは定番のポワソンクリュ、マヒマヒ(魚)とチキンのロースト(炭火焼感があって香ばしい!)、フライドポテト、ライスです。美しいモーレア島の海を見ながらのランチ、贅沢です!

ドリンクはタヒチのローカルビール(ヒナノビール)や、モーレア島特産のパイナップルジュース、それをラムと割ったカクテルなど、ここでもタヒチのグルメを味わえます。

ランチでお腹いっぱいになったら、ボートに乗ってモツとお別れ。

モツピクニックは1dayツアーもありますが、日差しの強い中泳ぐと思っている以上に体力を使うので、半日ツアーがちょうど良く楽しめそう。また、モーレア島は午前が晴れやすく、午後は雲が増える日が多いんです。

ホテルステイも醍醐味のタヒチなので、その点でも、アクティビティは午前中に参加して、午後はホテルでゆっくりするのが満喫する秘訣です。

自然のジェットコースター!4WDサファリツアー

モーレア島と言えば、山!と言っても過言ではないくらい、豊かな緑が印象的な島です。そんなモーレア島の険しい山の中を4WD(4輪駆動車)で駆け巡るアクティビティもおすすめ。

4WDに乗り込むと座席が進行方向向きではなく、向かい合う形で、しかも屋根は有るものの窓はなく、柵だけ。かなりむき出しの状態で出発です!

急な山道をどんどん登って行くので、山道の険しさを直に感じ、自然のジェットコースターに揺さぶられているかのよう!

かなり必死に車にしがみつきながらも、向かっていく中で見えてくる景色に期待が高まります。

あっという間に初めの目的地、クック湾を見渡せるポイントに到着です。

クック湾はモーレア島にある大きな二つの湾のうちの一つで、あの有名なキャプテン・クックの到着にちなんで名付けられました。

場所により異なる海の色の違いや、湾に流れ込む海水の様子、行きかう船、モーレア島の街並み、山に生い茂る木々とその中に見え隠れする切り立つ岩肌・・・雄大な自然をこれでもか!と見渡せます。

お次はモーレア特産のパイナップルの加工工場へ。

モーレア島のパイナップルは小ぶりで、芯まで食べることができるほど甘いんです!

本当に芯まで食べられるの・・・?と恐る恐る口にしたのも束の間。すぐに次のパイナップルに手が伸びてしまいました。すこし歯ごたえはありますが、言われないと気づかないくらいで、濃厚な甘さとほどよい酸味が口いっぱいに広がります。

タヒチでは、ホテルの朝食のフルーツコーナーにも芯がくりぬかれていない状態でスライスされたパイナップルが置いてありますが、特別なパイナップルだからこそできることなんですね。

こちらの工場ではパイナップルジュースはもちろん、パイナップルジャムやコンポート、バナナやマンゴージュース、タヒチ産バニラを使用したリキュールなども買うことができますよ♪

個人的には、濃厚なのにすっきりのめる、バナナジュースでバニラのリキュールを割ったものが絶品でした。試飲もできるのでぜひお試しあれ!

そしてそのままパイナップル畑に向かいます。

パイナップルってこんな風に生えるんですね。

ギザギザの葉がするどく生え広がる中に、ぽつぽつと顔をのぞかせるパイナップルの実がなんだかとてもかわいらしく見えます。

その奥には、モーレア島のシンボルともいえるモウアロア山、通称バリハイ山が。

バリハイ山は、タヒチの硬貨の絵柄にもなっており、映画「南太平洋」のバリハイ島のモデルとなった山です。(バリハイ島は架空の島。まさに憧れの島・・・ですね!)

そんなモーレアの素晴らしい山を臨めるベストスポットがベルベデール展望台です。

モーレア島はハートのくぼみの部分が飛び出した形で、3本指の恐竜のあしあとのようなイメージ。3本指の部分には、それぞれ大きな山が。

この展望台はモーレア島のほぼ中心にあるので、巨大な山々とそのくぼみにある湾を一望できます。

深々とした緑をたっぷり味わえるモーレア島、なんだかほっとします。

フレンチグルメ&ローカルレストランでの食事

色んなアクティビティを楽しんだら、やっぱり腹ごしらえが必要ですよね。モーレア島はすべて地続きになっているので、どのホテルに泊まっても、ローカルレストランに行きやすいんです!

大抵のレストランは、予約をすると送迎もしてくれるのが嬉しいポイント。予約はホテルのスタッフに相談すれば、代わりにしてくれますよ♪

ご紹介するのは「MOOREA BEACH CAFÉ(モーレアビーチカフェ)」

オープンエアーのレストランで、昼は青い海を眺めながら、夜は明かりを灯してムード満点です。

サラダ、パスタ、リゾット、ステーキ、ガレット、お魚のグリルなど、メニューも豊富でどれもおいしそう!

今回はグリークサラダとピザをいただきました。

グリークサラダは癖が無く、シンプルな味付けながら、程よい塩気で野菜が進みます。結構なボリュームでしたがぺろっと平らげてしまいました。

ピザもボリューム満点!もちもちの生地ととろとろのチーズ、フレッシュなトマトの酸味が口いっぱいに広がります。

ホテルのフレンチも良いけど、他の食事も楽しみたい、というグルメなあなたにぜひおすすめです♪

タヒチの食事は全体的に量が多いので、シェアして食べても良さそうです。

>タヒチのグルメをもっと知る!

Moorea Beach Cafe

住所PK 6 Côté Mer - Maharepa, 98728 Moorea French Polynesia

営業時間11:30-21:30

URLhttps://www.mooreabeachcafe.com/

 

いかがでしょうか?

モーレア島では、ドルフィンセンターでいつでもイルカちゃんと触れ合えたり、タヒチアンダンスを鑑賞できたり、もちろん水上コテージにだって泊まれます!

海も山も満喫できるモーレア島は、アクティブ派のハネムーナーや女子旅(友達同士や母娘、姉妹旅でも!)にもぴったりですよ♡

旅工房南太平洋セクション
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