【~ろうもん】は標準語で【~でしょ】

かわいさ100倍!福岡の方言【一覧】有名な「博多弁」など、言葉の意味や特徴的な語尾

2022/01/20

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この記事では、福岡の方言の意味や特徴的な話し方などについて解説します。特に、女性が使うととてもかわいいと人気の福岡の方言。「〜ばい」といった全国的にも知られている博多弁など、語尾を変えるだけで福岡らしさを出せる方言が特徴です。
実際にどのように使うのかがわかる例も紹介するので、旅行で訪れた際には試しに使ってみては。

かわいい言葉が多い【福岡の方言】その特徴は?

福岡の方言は、主に東部の豊前(ぶぜん)方言、西部の筑前方言、南部の筑後方言の3つに分かれています。特に筑後方言が最も九州らしい発音とされ、西部、東部と移るにつれて本州の話し言葉に近くなります。このうち筑前方言に属している方言が、博多弁です。

博多弁で印象的な特徴が「セ」を「シェ」と発音すること。先生を「シェンシェー」、千円を「シェンエン」、「~しません」を「~シマシェン」といったように変化する音がポピュラーですが、これらは年配者が使うケースがほとんどです。

テレビでも耳にすることの多い博多弁といえば、福岡市出身の人気芸人「博多華丸・大吉」のトークが挙がります。「なんしようと?」「知っとうと?」「~ろうもん」など、独特のイントネーションとあいまって、グッと相手との距離を近くさせるような、アットホームな雰囲気を感じられるのではないでしょうか。

福岡の方言一覧

福岡の方言 標準語
いぼる はまる
おひめさま ものもらい
きんしゃい おいでなさい
くらす なぐる、拳骨で打つ
くる 行く
さっち 必ず
しぇからしか うるさい
じょーもんさん 若い女性、娘
すいとー 好き
~たい ~なんだよ
~ち 「~だって」などの伝聞系
ちゃちゃくちゃら めちゃくちゃ
~ちゃけど ~だけど
~ちゃん ~です
~と? ~ですか?
ばり とても
びったれおどし 初秋の冷気
~やけんね ~だからね
よかよか いいよ、気にしなくていいよ
~ろうもん ~でしょ

※方言の中の一部を一覧にしています。

語尾が可愛い方言

一覧表の中でも特に編集部おすすめの方言を詳しく紹介していきます。

【~やけんね】は標準語で【~だからね】

【~やけんね】は標準語で【~だからね】

博多弁では語尾によく「~やけんね」が使われます。「~だからね」という意味で、念を押すときに使うことが多い表現。例えば、「明日の約束は10時やけんね!」は「約束は10時だからね!」という意味で、「時間を忘れないでね」というニュアンスも含まれます。この後に、「忘れんどってね(忘れないでね)」とさらに念押しして続く場合もあります。
また、「~けんね」を使って、以下のように理由や原因を表すことも可能です。

「彼はまだ18歳やけん、酒は飲めん(18歳だからお酒を飲むことはできない)」

【~ろうもん】は標準語で【~でしょ】

【~ろうもん】は標準語で【~でしょ】

「~ろうもん」の使い方でよく耳にするのが「よかろうもん」です。標準語では「いいでしょ」「いいじゃないか」というように、相手に同意を求めるフレーズ。男性が使うことが多く、おおむね良いことやモノに対して肯定的な意味合いで使われます。

「この温泉、よかろうもん(いいでしょ)。毎日来よるったい(来てるんだよ)」

また、動詞や形容詞と一緒に以下のような使い方もします。ただし、若い人はあまり使わず、主に年配者が使う言い回しです。

「リモコンはテーブルの上にあったろうもん(あったでしょ)」
「そがん薄着で寒かろうもん(そんなに薄着では寒いでしょ)」

【~ったい】は標準語で【~なんだよ】

【~ったい】は標準語で【~なんだよ】

福岡の人がよく使う方言の1つで、「~なんだよ」という意味があります。「~ったいね」と語尾に「ね」をつけることで柔らかい印象を与えられるため、女性は「ね」をつけ加える人が多いようです。

「邪魔ったい(邪魔なんだよ)!そこどいて!」
「先月北海道に行ってきたったい(行ってきたんだよ)。お土産あるから食べて」
「先週子どもが生まれたったい(生まれたんだよ)。まっでみぞか!(もうかわいくて!)」
※「みぞか」は熊本県天草地方の方言

【~ちゃけど】は標準語で【~だけど】

【~ちゃけど】は標準語で【~だけど】

逆説的な意味合いで使う方言です。「~だけど、~なら大丈夫だよ」「~だけど、~はダメだね」といった意味で使えます。似た表現に「ばってん」があり、こちらも逆説の接続詞的に使用されます。「~ちゃけど」は、「ばってん」よりも軽めのニュアンスです。

「彼かっこいいっちゃけど(かっこいいんだけど)、服がださかよね(ださいよね)」
「バスは料金が安いっちゃけど(安いんだけど)、時間かかるのがね…」
「同僚に飲みに誘われたっちゃけど(誘われたんだけど)、行きたくないんよね(行きたくないんだよね)」

【~ちゃん】は標準語で【~です】

【~ちゃん】は標準語で【~です】

自分の考えや気持ちを主観的に伝える際に、語尾に付ける方言です。標準語の「~です」と同じニュアンスで使えます。言いたいことを強調したいときにも適していますよ。若い人も日常的に使う方言で、語尾につけるだけでかわいらしい印象を与えられるでしょう。

「ここのラーメン、おいしいっちゃん(おいしいんです)」
「最近、すごく忙しいっちゃん(忙しいんです)」
「〇〇さんってかわいいっちゃんね(かわいいんだよね)」

【~と?】は標準語で【~ですか?】

【~と?】は標準語で【~ですか?】

疑問形「~ですか?」の方言で、語尾を上げて使います。あらゆる疑問形に応用することができますよ。

例えば、週末の予定を聞きたいときには「週末はなんしようと?(何しているの?)」、落ち込んだ人に声をかけるシーンでは「どげんしたと?(どうしたの?)」といった使い方をします。

「あの人のこと好かんと?(好きじゃないの?)」
「ここの席、取っとうと?(取っていますか?)」

【よかよ!】は標準語で【いいよ】

【よかよ!】は標準語で【いいよ】

何かお願い事をされたときなど、肯定的に「いいよ」と返事をする場面などで使える方言です。渋々承諾するのではなく、快くOKするといったニュアンスがあります。言葉の響きもかわいらしいですね。

「週末のシフト代わってもらえん?(代わってもらえないかな?)」
「なんも予定ないけん、よかよ!(何も予定ないからいいよ!)」

「夜、車で送ってもらえん?(送ってもらえないかな?)」
「よかよ!」

そのほかの方言

【ばり~】は標準語で【とても~】

【ばり~】は標準語で【とても~】

ラーメン店で麺の茹で加減を選ぶ際、硬めの食感を表す言葉「バリカタ」を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。「ばり~」は標準語の「とても~」に相当する表現です。「ばりかわいい!」「ばり楽しい!」など日常的に使われるので、博多弁初心者の人でも使いやすいはずです。

「いま観た映画、ばり感動した(とても感動した)!」
「その服、ばり似合っとうよ(とても似合ってるよ)!」

似た表現に「ちかっぱ」があり、こちらは「とても~」と最上級を表す方言です。由来は「力いっぱい」とのことで、「ばり」よりも強い印象を与えます。

【いぼる】は標準語で【はまる】

【いぼる】は標準語で【はまる】

ぬかるんだ土の上を歩くと、足がズボッと埋まったりめり込んだりします。そのようなぬかるみにはまる状態を、博多弁で「いぼる」といいます。例えば傘などのモノがはまり込む場面でも使えます。

「そこいぼるけん、気をつけんといかんよ(そこ埋まるから、気をつけないといけないよ)!」
「いぼって動かれんごとなった(はまって動けなくなった)」

【ちゃちゃくちゃら】は標準語で【めちゃくちゃ】

【ちゃちゃくちゃら】は標準語で【めちゃくちゃ】

「めちゃくちゃ」「でたらめ」「ぐちゃぐちゃ」などの意味で使われる方言です。「ちゃっちゃくちゃら」と発音することもあり、混沌として収拾がつかないといったシーンで使用されます。きちんとしていないことを咎めるときに使うことも。リズム感のある音が面白いですね。

「あんたの部屋はちゃちゃくちゃらやね!片付けんね!(部屋がめちゃくちゃじゃない!片付けなさい!)」
「忘年会で飲み過ぎて、最後の方はもうちゃちゃくちゃらやった(めちゃくちゃだった)」

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旅行会社 旅工房・旅Pocket編集部
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