函館の夜景

函館で「綺麗な夜景を見る!」定番の函館山から混雑を避ける「穴場・裏夜景」スポット、おすすめの時間まで丸わかり

2021/12/28

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絶景と評判の函館は、世界三大夜景や日本三大夜景に選ばれるほど素晴らしい眺望が見られます。今回は函館山へのアクセス方法や夜景鑑賞におすすめの時間まで解説。混雑してしまうことも少なくない人気スポットなので、定番の他、夜景鑑賞の穴場や裏夜景が見られるスポットもあわせてご紹介します。人混みを避けて函館山の夜景を楽しみたい方も、ぜひチェックしてください。

※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、営業時間が変更になっている可能性があります。お出かけの際は各スポットにご確認ください。

「旅行する価値がある」スポットに選ばれた【函館山】

函館山

函館山の展望台から、津軽海峡と函館港に挟まれた独特なアーチ型の地形の函館を一望できます。スケールの大きい函館山からの眺望は「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン改定第2版」で「わざわざ旅行する価値がある」と、3つ星のスポットに選ばれました。夜になると、さらにハイクオリティな絶景に。函館山からの夜景は世界三大夜景や日本三大夜景に選ばれ、国内外から高く評価されています。街や海岸道路のキラキラとした光と暗闇の海が鮮明に引き立つ、ロマンチックな夜景です。

山頂まで行く3つのアクセス

アクセス表
写真提供:函館市公式観光情報サイト「はこぶら」

(ロープウェイ)函館山ロープウェイ 0138-23-3105
(登山道夜間)函館市土木部 公園河川管理課 0138-21-3431
(登山道冬期)渡島総合振興局 函館建設管理部事業課 0138-45-6500

函館山の山頂まで行く方法はいくつかあるので、その中でも主に利用されることの多い3つのアクセス方法について、乗車時間や運転間隔などを含めて紹介します。注意事項でもお伝えしますが、時期によって運休や通行制限、通行禁止の時間帯が設定されている場合もあります。函館山の夜景を確実に見るために、事前にロープウェイや道路などの情報をチェックしておくのがおすすめです。

ロープウェイ

【ロープウェイ】
山麓(さんろく)駅から3分で山頂に行けるロープウェイは、整備点検の期間を除いて通年で利用できるのがポイントです。雪が積もって道路が通行止めになる冬季も、ロープウェイなら快適にアクセスできます。基本的な運転間隔は15分ごとですが、利用客が増える時間帯は5分ごとに運行する場合もあります。

注意点は、秋に整備点検などによる運休期間があること。また、125人乗りと多くの人が乗れるゴンドラでも、日没する前後の時間帯は日によって混み合う場合も少なくありません。
アクセス方法がロープウェイのみとなる冬季も、混雑を想定した上で余裕を持って動きましょう。

バスイメージ

【登山バス】
JR函館駅前にあるバスターミナルの4番乗り場からベイエリアを経由して山頂まで行ける「登山バス」も運行されています。始発からの乗車時間は約30分で、運行も30分間隔。山頂からもバスが運行されているので、帰りも利用できます。料金はいずれも片道400円。ロープウェイが運休している間は増便する場合もあるので、運休中の代替候補にもなります。

注意点は、冬季運休で登山道が閉鎖されることや、登山道が観光シーズンに渋滞しやすいこと。時期によって運行の時刻が変わるため、事前にチェックしておきましょう。また、函館朝市前や明治館前など途中にある停留所から乗車できないことも。確実に乗りたい場合は、始発から乗るのがおすすめです。

レンタカーイメージ

【レンタカー】
自分たちの好きなように動けるレンタカーを使いたい方は、函館山ロープウェイにある山頂駐車場に停められます。しかし、4月下旬から11月上旬頃まで、夕方から5時間ほど通行不可となります。山頂に停めていると規制前に下山しなければならないため、駐車する時間帯に注意しましょう。レンタカーで夜景を見に行く時や冬季閉鎖の時は、山麓駅の近くにある駐車場に停めてからロープウェイでアクセスするなどの方法がおすすめです。

ちなみに、登山道は徒歩もOKです。所要時間は約1時間。通行できる期間中であれば、景色や散策を楽しめます。

おすすめの時間帯や時期、混雑状況

函館山から夜景が良く見えるベストな時間帯は、日没してから20〜30分後。夏と冬で日没の予定時刻はかなり変わるため、前もって確認しましょう。ただし、夜景を見たい人が多く混み合いやすいので、渋滞に巻き込まれる場合があります。そのため、日が落ちる前には函館山に着いておくのが理想的です。真イカの漁が解禁となり、イカ釣り船が「漁火」を灯す6月~12月までの期間も見逃せません。函館山からも、夜の津軽海峡に灯る神秘的な漁火が見られますよ。じっくりと観光したい方やリピーターの方には、これから紹介する裏夜景もおすすめします。

季節や時間によって変わる函館山からの夜景

季節や時間によって変わる函館山からの夜景

【初夏の霧夜】
函館山は煌々ときらめく夜景をイメージされることが多いためか、霧が出ると残念な夜景だと思われるかもしれません。しかし、函館の街の灯りに照らされた霧が浮かぶ初夏の夜景も、色合いが美しく魅力的。定番の夜景とはまた違う楽しみのポイントとして知る人ぞ知る、霧が織りなす夜景もおすすめです。

季節や時間によって変わる函館山からの夜景

【冬の夜景】
空気が澄んで見える冬の函館山は、夜景がさらに鮮明に望めます。雪だけでなく毎年12月~2月に行われる「はこだてイルミネーション」によって、函館の街並みは一変します。函館山からも、真っ白な雪に灯りが反射した神秘的な夜景が見られますよ。雪灯りとイルミネーションのコラボレーションが楽しめるのは、冬だけです。

朝の夜景

【朝の夜景】
混雑を避けて夜景を見たい人やレンタカーを利用する人には、夜明け前に見る朝の夜景もおすすめ。春から秋と通行禁止解除後の夜間、2つの要件が満たされて初めて見られる夜景です。静寂な函館山から眺める夜景はもちろん、朝焼けが入り混じった夜景は特別感がたっぷり。そのまま、日の出も見られますよ。

函館山からの夜景には「ハート」が隠れている…?

函館山では、夜景の中にハートがあるという伝説があります。そのハートとは、縦に書かれたカタカナ文字のこと。ハートの形ではありません。好きな人と一緒にハートの文字を見つけ出し想いを祈ることで、幸せになれると伝えられています。ハートの文字の他にも、「スキ」という文字も函館山の夜景の中に隠れているそうです。

文字の色合いや見え方は、人それぞれですが、函館山で夜景デートをする際には、ぜひ探してみましょう。

函館山を街側から楽しむ【裏夜景】のおすすめスポット

裏夜景として人気が高い「城岱牧場展望台」

城岱牧場展望台

函館市から車で約30分の距離に位置する七飯町の「城岱牧場(しろたいぼくじょう)」は、南に函館山を一望できる裏夜景スポットです。日中は、展望台から函館山や大野平野の雄大な景観が見られるのどかな牧場。日が落ちると「七つ星夜景」と称されるほどの美しい眺望が見られるスポットへと雰囲気が一変。営業時間の都合で展望台は利用できませんが、十分にきらめく函館山が見えるでしょう。春から秋の間に訪れたいスポットです。

城岱牧場展望台

アクセス《車》七飯本町ICから約15分

料金なし

電話番号0138-65-2517(七飯町経済部商工観光課)

営業時間管理棟展望台:10:00~16:00(5月中旬~10月中旬)、休み:11月中旬~4月中旬

URLhttps://www.town.nanae.hokkaido.jp/hotnews/detail/00000229.html(七飯町役場)

超絶景スポットから裏夜景「きじひき高原パノラマ展望台」

きじひき高原パノラマ展望台写真提供:北斗市
きじひき高原パノラマ展望台写真提供:北斗市

標高560mと函館山よりも高い位置から函館山や函館湾、津軽海峡などの景色を見渡せる「きじひき高原パノラマ展望台」。スケールの大きさは、裏夜景が見られるスポットの中でもトップクラスといわれるほど。夜景が見られるのは20時までなので、早めに到着しておくのがおすすめ。夜景を見て帰る際にはパノラマ展望台横のゲートは閉鎖されているため、キャンプ場横のゲートを通って帰りましょう。

きじひき高原パノラマ展望台

アクセス《車》七飯藤城ICから約22分

料金無料

電話番号0138-73-3111(北斗市役所 経済部 観光課)

営業時間08:30〜20:00、休み:11月〜翌年4月下旬頃

URLhttps://www.city.hokuto.hokkaido.jp/docs/1959.html(北斗市)

裏夜景を室内から楽しめる「カフェ エン」

函館市内の高台にある「Cafe en(カフェ エン)」は、裏夜景スポットとしても知られているカフェ。ナチュラルカラーを基調とした店内で、旬の食材や季節にこだわったお店自慢のメニューと裏夜景を一緒に楽しめます。夜のメニューを注文する場合は、前日までに予約が必要です。また予約する際に時間を22:00まで延長してもらえるので、ゆっくりと過ごしたいなら相談してみましょう。

Cafe en(カフェ エン)

アクセス《車》赤川ICから約2分《バス》JR「函館駅」から函館バスで約41分、バス停「赤川小学校前」から徒歩約7分

料金プチ裏夜景コース: 1,760円(2人分予約:3,300円)、裏夜景コース: 3,300円~

電話番号0138-47-4333

営業時間11:00~21:00(18:00以降:予約制)、休み:月、火と第1日(祝日:営業)、2月

URLhttps://www.cafe-en.com/

函館山以外にも!夜景がゆっくり楽しめるおすすめスポット

【穴場】夜景デートスポットとして知られる「元町公園」

元町公園写真提供/函館市公式観光情報サイト「はこぶら」
元町公園写真提供/函館市公式観光情報サイト「はこぶら」

元町公園は高台に位置し、函館港を一望できる公園。箱館奉行所や北海道庁函館支庁庁舎が置かれたことのある、函館の歴史の中心地として知られ、昼は観光客でにぎわう観光スポットです。その一方で夜は訪れる人が少ない穴場で、静かな雰囲気に浸れるデートスポットという一面も。街灯やライトアップされた建物の光、高台から見下ろす街並みの灯りが美しく、ムードを盛り上げます。初夏にはバラが咲きます。

元町公園

アクセス《車》函館ICから約24分または、北斗追分ICから約20分《電車》市電「末広町」電停から徒歩約5分

料金無料

電話番号0138-23-5440(函館市観光案内所)

営業時間入園自由

URLhttps://www.hakobura.jp/db/db-fun/2011/04/post-82.html(函館市公式観光情報サイトはこぶら)

【展望塔】107mの高さからの絶景「五稜郭タワー」

五稜郭タワー

国の特別史跡として知られる「五稜郭跡」の隣に位置する観光スポット。展望1階と展望2階にある展望室から、函館山の裏夜景や五稜郭公園を見渡せます。展望スペースは全面ガラス張りなので、360度の視界から景色を一望できます。12月~2月には、イルミネーションによって五稜郭の堀がライトアップ。五稜郭の星型が際立ち、幻想的な雰囲気を楽しめるでしょう。

五稜郭タワー

アクセス《車》赤川ICから約11分または、北斗追分ICから約20分《電車》市電「五稜郭公園前駅」から徒歩約15分《バス》JR「函館駅」から函館バスで約16分または、JR「五稜郭駅」から函館バスで約15分、バス停「五稜郭公園入口」から徒歩約7分または、JR「函館駅」から函館バスで約15分、バス停「五稜郭タワー前」からすぐ

料金大人:900円、中学・高校生:680円、小学生:450円、小学生未満:無料

電話番号0138-51-4785

営業時間09:00〜18:00

URLhttps://www.goryokaku-tower.co.jp/

【BAR】フォーポイントバイシェラトン函館「カフェ&バー エステラード」

カフェ&バー エステラード
カフェ&バー エステラード
カフェ&バー エステラード
カフェ&バー エステラード

JR函館駅前のホテル「フォーポイントバイシェラトン函館」内にある「カフェ&バー エステラード」。ウイスキーやカクテルを味わいながら、13階から函館山や星空の景色を堪能できます。バータイムの開店は17:00から。早めに入店すると、日が落ちて徐々に暮れゆく様子から夜が更けて光が灯る景色がじっくりと見られるでしょう。カウンターは夜景がとても良く見えると人気で埋まりやすいため、確実に座りたいなら事前の予約がおすすめです。

カフェ&バー エステラード

アクセス《車》函館ICから約25分または、北斗追分ICから約20分《電車》JR「函館駅」から徒歩約1分

料金ドリンク単品:990円~(ノーチャージ)

電話番号0138-22-0111

営業時間ティータイム:14:00~16:30(ラストオーダー)、バータイム:17:00~22:30(ラストオーダー:22:00)

URLhttps://www.marriott.co.jp/hotels/hotel-information/restaurant/hkdfp-four-points-hakodate/

【観光名所】ライトアップが最高な「金森赤レンガ倉庫」

金森赤レンガ倉庫
金森赤レンガ倉庫

ベイエリアにある「金森赤レンガ倉庫」は、鮮やかなレンガの倉庫が立ち並ぶ観光スポット。「函館西部地区の街並み」として北海道遺産にも選定された場所の1つでもあります。現在はショッピングモールやビアホールなどが入店する7棟の複合施設として、地元客や観光客が訪れています。日が落ちると倉庫がライトアップし、レンガの色も相まってフォトジェニックなスポットに。暖色系の空間に包まれて、夜景を楽しめます。

金森赤レンガ倉庫

アクセス《車》函館ICから約22分または、北斗追分ICから約20分《電車》JR「函館駅」から徒歩約15分または、市電 「十字街」電停から徒歩約5分

料金店舗によって異なる

電話番号0138-27-5530

営業時間09:30~18:00

URLhttps://hakodate-kanemori.com/

【観光名所】冬のイルミネーションも魅力「八幡坂・基坂」

八幡坂

定番のビュースポットである「八幡坂」や「基坂」も、夜景が楽しめます。映画やCMのロケに使用されることの多い八幡坂は、坂の上から海までの一本道や眺望の美しさが評判。元町公園につながる基坂も、立ち並ぶ街路樹に石畳が敷き詰められている、整った景観の坂です。12月〜2月になると、どちらの坂も街路樹に飾り付けられたイルミネーションで幻想的な雰囲気に包まれます。

八幡坂・基坂

アクセス《車》八幡坂:函館ICから約23分または、北斗追分ICから約20分、基坂:函館ICから約25分または、北斗追分ICから約20分《電車》八幡坂:市電「末広町駅」から徒歩1分、基坂:市電「末広町駅」から徒歩5分

料金共通:無料

電話番号共通:0138-23-5440(函館市観光案内所)

営業時間共通:24時間

八幡坂https://www.hakobura.jp/db/db-view/2010/09/post-17.html(函館市公式観光情報サイトはこぶら)

基坂https://www.hakobura.jp/db/db-view/2010/09/post-18.html(函館市公式観光情報サイトはこぶら)

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旅Pocket 編集部
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