嵯峨野トロッコ列車

徹底解説【嵯峨野トロッコ列車】自然美&レトロな列車が魅力!予約方法から「気になるQ&A」まで

2022/03/01

23,914views

この記事では、観光列車として抜群の人気を誇る「嵯峨野トロッコ列車」をおすすめする理由から、座席の予約方法や運行時間、料金まで網羅しています。京都旅行のなかでも人気の観光地となっている嵯峨・嵐山から亀岡方面に向かうトロッコ列車では、春は桜、夏は新緑、秋はモミジと、季節それぞれの美しさが楽しめますよ。行ってみたい人が不安を感じることなく安心して観光できるよう、しっかりご紹介します!

※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、営業時間が変更になっている可能性があります。お出かけの際は各スポットにご確認ください。

京都の嵐山と亀岡を走る「嵯峨野トロッコ列車」とは

嵯峨野トロッコ列車の写真
嵯峨野トロッコ列車の写真

嵯峨野トロッコ列車は、京都の嵐山と亀岡を結ぶ片道7.3㎞の観光鉄道です。「トロッコ嵯峨駅」から「トロッコ嵐山駅」「トロッコ保津峡駅」を経由して「トロッコ亀岡駅」まで約25分の、ゆったりとした鉄道の旅を楽しめます。保津川渓谷を沿うように走る車両は、木製椅子に裸電球というクラシカルなしつらえも特徴です。

第1号列車が初めて乗客を乗せて走ったのは、1991年(平成3)のこと。JR山陰本線の廃線を利用し、観光鉄道としてよみがえったトロッコ列車は、今では国内をはじめ海外の方など、多くの人に親しまれています。運転士をはじめ、列車の旅を盛り上げてくれる車内スタッフ、駅やショップスタッフ、保線スタッフといった列車に携わる人々が温かく出迎えてくれますよ。

車窓からは保津峡の絶景が!四季折々異なる表情が楽しめる

嵯峨野トロッコ列車の写真

山間を縫うように走る嵯峨野トロッコ列車からは、四季折々で表情を変える保津峡の絶景が楽しめます。春の桜から新緑が美しい初夏、緑と青空のコントラストが映える夏、山々が色鮮やかに染まる秋、時には雪化粧することもある冬。どの季節に訪れても最高の時間を満喫できるでしょう。

絶景ポイントに差し掛かると速度を落として走ってくれるので、写真撮影もしやすいですよ。

嵯峨野トロッコ列車の写真

嵯峨野トロッコ列車の沿線には約700本の桜の木が植えられています。特に見どころとなるのは、トロッコ亀岡駅の約100m付近から現れる桜のトンネル。嵐山周辺地域の桜が開化する3月下旬~4月上旬を狙って訪れるのも良いかもしれません。

嵯峨野トロッコ列車の写真

嵯峨野トロッコ列車では例年10月頃から、「光の幻想列車」を運行。沿線を鮮やかに彩る約1,000本の紅葉を車内から見る光景は幻想的。ライトによって映し出される山々の美しい光景や、保津川橋梁の手前や保津峡駅に設置されたイルミネーションも必見。サービスで停車してくれるので、シャッターチャンスを逃すことなく、最高の景色を撮影できますよ。

爽やかな風を全身で感じるオープン座席の「リッチ号」

リッチ号の写真

嵯峨野トロッコ列車の名物となっているのが、機関車のすぐ後ろに位置するオープン車両の「リッチ号」。ガラス張りの天井と、窓ガラスが無い車両では手が届きそうな絶景が間近に見られます。保津峡の風を全身で感じたり、トロッコ列車がガタンゴトンと疾走する音に耳を澄ましたりといったように、五感で思う存分に自然を満喫できる点が魅力です。

特別仕様の列車とはいえ、ほかの車両と同じ値段で乗車できますし、予約も可能。雨の日は、濡れる可能性があるので雨カッパを準備するなど事前に対策して乗車するか、他の車両に乗りましょう。ちなみに「リッチ号」内での傘の利用や鉄道側からの雨具の貸し出しなどはないためご注意を。

各駅と沿線には魅力的な「観光スポット」が多数!

トロッコ嵯峨駅は、JR嵯峨嵐山から徒歩1分のところにあり、お土産屋さんをはじめ、飲食ができる店舗もあります。また西日本最大級の鉄道ジオラマ「ジオラマ京都JAPAN」では、鉄道模型を操作できます。その他、屋内施設「19世紀ホール」では、本物のSL(5両)を展示している他、授乳室もあり、小さいお子様と一緒に無料で楽しんでいただけます。

嵐山の竹林

トロッコ嵐山駅は、竹林に近い駅で、京都の風情を感じられる駅。近くには、紅葉で有名な「常寂光寺」や「二尊院」といった有名な寺社仏閣があり、化野念仏寺のある「奥嵯峨」への最寄駅でもあります。

ライトアップ写真

トロッコ保津峡駅は、嵯峨野トロッコ列車で唯一の無人駅。旧山陰本線の保津峡駅を一部使用しており、旧国鉄時代の雰囲気を体感できます。ライトアップ列車の運行時にはイルミネーションの装飾により幻想的な景色が望めます。

トロッコ亀岡駅は、JR馬堀駅から徒歩10分のところにあり、保津川下りへのアクセスの玄関口となっています。

嵯峨野トロッコ列車

アクセス

【トロッコ嵯峨駅】
JR山陰本線「嵯峨嵐山駅」からすぐ
JR京都本線「京都駅」からJR山陰本線「嵯峨嵐山駅」経由で約20分
京福電車嵐山本線「嵐電嵯峨駅」から徒歩約5分
阪急電鉄嵐山線「嵐山駅」から徒歩約20分

祇園や清水寺など市内中心地の有名スポットと合わせて観光したい人や、「キモノフォレスト」をはじめ、渡月橋や嵐山モンキーパークなど、嵐山観光のメインストリートでも遊びたい人は、トロッコ嵯峨駅の利用がおすすめです。

【トロッコ亀岡駅】
《電車》JR山陰本線「馬堀駅」から徒歩約10分
《車》京都縦貫自動車道「篠IC」から約10分

「車で亀岡や嵯峨嵐山観光をしたい」人は、トロッコ亀岡駅からご乗車をおすすすめします。駐車場は、トロッコ亀岡駅からすぐ。自家用車はトロッコ専用駐車場に1日700円で利用できます。近隣にほかの駐車場もありますが、管理者が異なります。また、電車で向かう際、JR山陰本線「亀岡駅」とは場所が異なるので注意してください。

【トロッコ嵐山駅】
・大河内山荘庭園からすぐ
・常寂光寺から徒歩約2分
・竹林の小径から徒歩約5分
・野宮神社から徒歩約8分
・よーじやカフェ嵯峨嵐山店から徒歩約11分
・天龍寺から徒歩約13分
・渡月橋から徒歩約17分
・福田美術館から徒歩約17分

列車の時刻表・料金

時刻表

亀岡方面に向かう下り線はトロッコ嵯峨駅発の列車が9時02分または10時02分から16時02分まで、嵯峨方面に向かう上り線はトロッコ亀岡発の列車が9時30分又は10時30分から16時30分まで、それぞれ1時間おきに走っています。

通常運行は1日あたり上下7または8往復運行していますが、週末や観光シーズンは、17時以降に臨時列車も運行している時期があります。
臨時列車は、亀岡方面下り線のトロッコ嵯峨駅発が17時10分、終点トロッコ亀岡駅着が17時35分。亀岡方面上り線のトロッコ亀岡駅発が17時40分、終点トロッコ嵯峨駅着が18時10分です。

詳しい運行日やダイヤはホームページで確認しましょう。

チケットの種類と料金

チケットイメージ

乗車券は前売乗車券と当日乗車券の2種類あります。前売乗車券は、JR西日本が提供するインターネット予約サービス「e5489」またはJR西日本みどりの窓口より購入。当日乗車券はトロッコ列車各駅の窓口で販売します。いずれの乗車券も、嵯峨野トロッコ列車公式ホームページ内で空席状況を確認できるので便利です。

「リッチ号」に乗車したい場合は、チケットを購入する際に窓口職員に伝える必要があります(ネット予約(「e5489」)やみどりの窓口では時間指定可)。当日乗車券は先着順の販売となっていて、トロッコ列車各駅で販売開始時間が異なるので注意しましょう。なお、全車指定席および全車禁煙です。

嵯峨野トロッコ列車の料金(3月現在)は以下の通り。料金は乗車区間で変わりません。
■一般:大人630円、小学生以下:320円
■第一種身体障がい者・知的障がい者割引(本人・介助者共):大人320円、小学生以下:160円
■第二種身体障がい者・知的障がい者割引(本人):大人320円、小学生以下:160円

※身体障がい者・知的障がい者割引を利用する場合、乗車券販売窓口にて手帳などの提示が必要です。トロッコ保津峡駅を除く駅の窓口、トロッコ列車乗車券を発売しているJR西日本各社「みどりの窓口」では、ミライロID(スマートフォン向け障がい者手帳アプリ)の呈示でも購入できます。

チケットの予約方法

嵯峨野トロッコ列車の乗車券を予約するには、JR西日本のインターネット予約サービス「e5489」を利用します。電話での予約対応はありません。利用にあたってはJ-WESTネット会員登録が必要ですが、登録も利用も無料ですので心配ありません。

チケットは、乗車日の1か月前の午前10時から、発車時刻30分前まで予約可能です。きっぷの予約は5時30分から23時30分までとなっていて、支払方法はクレジットカードのみ利用できます。

予約したきっぷは、JR西日本の主な駅にある「みどりの券売機」または「みどりの窓口」で受け取れます。なお、きっぷを受取る際は支払に利用したクレジットカード、予約番号、電話番号が必要なので、忘れずに持参しましょう。

嵯峨野トロッコ列車

電話番号075-861-7444(嵯峨野観光鉄道株式会社)

営業時間08:40~16:40

URLhttps://www.sagano-kanko.co.jp/index.php

気になるQ&Aを嵯峨野トロッコ列車の方に聞いてみた!

旅Pocket編集部は、一般ユーザーが気になっていることを独自調査し、今回、直接担当者の方に伺ってみました!さっそく、質問に答えてくれた、嵯峨野観光鉄道のスタッフ様を紹介します。

プロフィール写真

鉄道部運輸課 担当課長

足立 亮輔

運転や車掌の他、沿線内の整備も行う一方、お客様から京都観光について聞かれることが多いことから、「京都・観光文化検定2級」を取得。豊富な知識と経験からお客様をサポートする。

Q1:トロッコ嵯峨駅からトロッコ亀岡駅まで行きどこにも寄らずに戻ります。列車の乗り継ぎが5分ですが、間に合いますか?

間に合います。トロッコ列車は単線のため、トロッコ嵯峨駅からトロッコ亀岡駅まで折り返し運行をしてます。トロッコ亀岡駅に到着したら、そのまま同じ列車に乗車し、トロッコ嵯峨駅までお戻りください。

Q2:11月下旬(冬の時期)ですと、リッチ号はかなり寒いですか?

朝晩は特に冷え込むうえ、リッチ号は窓ガラスがないため風をダイレクトに感じ、寒さが増します。嵯峨野15号(トロッコ嵯峨駅16時02分発)や臨時列車嵯峨野81号(トロッコ嵯峨駅17時10分発)以降は、非常に寒いので、温かい服装でお越しください。

Q3:全席指定席とのことですが、各駅で降りて観光することは出来ないですか?

可能です。トロッコ列車各駅には観光名所がございますのでぜひお楽しみください。ただし、途中下車されますと、乗車券は無効となりますのでご注意ください。

なお、トロッコ嵯峨駅からトロッコ嵐山駅間は住宅街となっています。渓谷の景観を楽しむ場合は、トロッコ嵐山駅からトロッコ亀岡駅間を含む乗車券をご購入ください。

Q4:比較的空いている時間や区間はありますか?

始発または最終列車※は比較的空いておりますが、桜や紅葉、GWなど繁忙期は全便混み合います。

※トロッコ嵯峨駅(9時02分または10時02分発)、最終列車(トロッコ嵯峨駅16時02分※季節により臨時列車有)

Q5:座る座席場所によって見える景色が変わりますか?

右・左どちらに座っていても、列車が走っている道中で渓谷沿いの座席になりますので、変わりません。5号車リッチ号においては、窓ガラスが無いオープン車両のため、窓がある1~4号車と比べて視界が広がり、景色の見え方が変わるかもしれません。

担当者さんおすすめの撮影ポイント

殿の漁場

1.星のや京都前
亀山トンネルを抜けると、保津川渓谷の景色が広がり、対岸には名勝「嵐山」の斜面をご覧頂ける他、車窓から直近に青紅葉や秋の紅葉などを楽しむことができます。

2.殿の漁場
山と空と保津川渓谷の景色を同時にお写真に収めていただける絶好の撮影ポイントです。

もみじマップ

ほかにも「もみじマップ」を作成しています。車掌のおすすめ撮影ポイントを紹介していますので、ご乗車の際、参考にしていただければと思います。

旅Pocket 編集部
旅Pocket編集部です。「ポケット」に入れて持ち歩きたくなるような、見るたびにわくわくする国内・海外情報をお届けします!タイアップ・広告掲載のご依頼はこちらへ。

このライターの記事一覧

AREA

地域


閉じる