ヨーロッパ観光の中でも特に人気の高いイタリアは、歴史・芸術・グルメ・自然の魅力がぎゅっと詰まった国。そんなイタリアを、自由な時間のある学生のうちに旅することには、観光だけでは得られない深い価値があります。
たとえば、教科書で見た古代遺跡を実際に歩いたり、世界的な芸術に直接ふれたり、言葉や文化の違いに戸惑いながらも現地の人と交流したり…。このような経験は、感受性豊かな学生時代だからこそ、心に強く刻まれるものです。
本記事では、学生がイタリア旅行をするメリットから、費用相場、節約のコツ、観光スポット、そして注意点までを網羅的にご紹介します。
学生のうちにイタリア旅行に行くメリット
学生時代は自由に使える時間が多く、将来に向けてさまざまな経験を積む絶好の時期です。ここでは、学生ならではのイタリア旅行の魅力とその意義についてご紹介します。
長期休暇を活用しやすい
大学生には春休みや夏休みなどの長期休暇があり、1〜2週間、時には1ヶ月以上というまとまった自由な時間を確保できます。この期間を活かせば、移動に時間がかかるイタリアでも焦らずに、ゆったりと各都市を巡ることができます。短期旅行では味わいづらい、地方の小さな村や郊外の文化に触れられるのも長期滞在ならではです。
さらに、観光だけでなく語学学校への短期留学、現地のボランティア活動、美術館や遺跡の見学、さらには現地の家庭料理を学ぶクッキングクラスなど、学びと体験を組み合わせた過ごし方も可能です。学びと遊びを両立できるのは、時間的な余裕のある学生ならではの特権です。
感受性豊かな時期に異文化体験ができる
学生時代は知識だけでなく、感情や直感も鋭く働く時期です。そんな時期にイタリアという異文化の中に身を置くことで、五感すべてで「違い」を体感できます。たとえば、ローマの石畳の上を歩きながら歴史を肌で感じたり、フィレンツェの美術館で目の前に広がる名画に感動したりする経験は、心の深くに刻まれるでしょう。
イタリア人の価値観や生活スタイルに触れることで、「自分にとっての常識」が通じない場面に出くわすこともあるかもしれません。ですが、そうした違いを受け入れようとする過程は、他者への理解力や柔軟な思考力を育てるきっかけにもなります。視野が広がり、自分の考えや価値観を見直す貴重な時間となるでしょう。
学生割引やユース料金が利用できる
イタリアでは、美術館や博物館、遺跡などの多くの施設で学生向けの割引が用意されています。国際学生証(ISIC)や大学発行の学生証を提示すれば、通常料金の半額以下になる場合もあります。施設によっては入場無料になることもあり、予算を大きく節約できます。
また、鉄道や都市間バスでもユース料金が設定されている場合が多く、たとえばユーレイルパスのユース版は25歳以下が対象で、通常よりも割安な料金で購入できます。さらに、ホステルや若者向けの宿泊施設では、学生専用の特典プランが用意されていることもあり、費用を抑えつつ快適な滞在が可能です。
世界遺産や歴史への理解が深まる
イタリアには、ローマ帝国時代からルネサンスに至るまでの歴史と芸術が色濃く残っています。コロッセオやポンペイ遺跡、ウフィツィ美術館など、教科書で一度は目にした場所を実際に訪れられるのは貴重な体験です。
現地で本物に触れることで、単なる知識ではなく、「実感」として歴史や文化を理解することができます。現地ガイドの説明を聞いたり、音声ガイドを活用したりすれば、背景にある物語や時代背景まで知ることができ、学びの深さが大きく変わります。旅そのものが、“生きた学び”となるのです。
就職活動や将来の自己PRにもつながる
イタリア旅行で得た体験は、将来の就職活動でも自分を表現する材料になります。たとえば、旅先で言葉が通じない中でどう行動したか、予定外の出来事にどう対応したか、といった具体的な経験は、課題解決力や適応力を示す実例になります。
また、限られた予算と時間で旅を計画した経験は、情報収集力や計画力を証明する要素にもなります。観光だけで終わらせず、自分がそこで感じたこと、学んだことを整理しておけば、自己PRとして説得力ある話に仕上げられます。異文化の中で行動することそのものが、あなたの視野と自信を大きく広げるはずです。
イタリア旅行の費用相場と節約のコツ
イタリア旅行は決して安いものではありませんが、学生の目線で見れば節約の余地は多くあります。費用の目安とともに、予算を抑えて旅を楽しむための具体的な工夫をご紹介します。
航空券の費用目安
日本からイタリアへの往復航空券は燃油サーチャージ代金を含めると、経由便は平均して12万〜25万円、直行便の場合は18~28万円くらいが相場です。ただし、オフシーズンの出発や早めの予約を活用すれば、経由便であれば9万〜11万円程度に抑えることもできます。イタリア国内での移動はLCCを選ぶことでさらに安くすることも可能です。
スカイスキャナーやGoogleフライトなどの比較サイトを活用し、通知機能を設定しておくと価格の変動にすぐ気づけます。深夜や早朝など、需要が少ない時間帯を選ぶのも節約のポイントです。
航空券代金が安くても、燃油サーチャージ代金を含めると高くなる場合があります。燃油サーチャージ代がかからない航空会社もあるので、トータルの金額で比較しましょう。
航空券単独の値段は分かりませんが、パッケージツアーにするとホテルと航空券バラバラに手配するより安いこともあるので、ツアーもチェックしてみるのがおすすめです。
宿泊費用(ホテル・ホステル別)
宿泊費は都市やシーズンによって異なりますが、ホテルは1泊あたりおよそ1〜2万円が目安です。節約派には、ホステルやゲストハウス、Airbnbの個室・シェア宿などが人気です。こうした施設では、1泊3,000〜6,000円前後で泊まれるところも多く、共用キッチン付きの宿なら自炊もでき、さらに食費を抑えることができます。
学生同士で旅行する場合は、グループで宿をシェアすることで、より安く滞在できるでしょう。連泊割引やオフシーズン割引を活用することも、宿泊費節約の大きなポイントです。
交通費(都市間・市内交通)
都市間の移動は高速鉄道(フレッチャロッサやイタロ)が主流で、たとえばローマ〜フィレンツェ間は、早割チケットを利用すれば片道20ユーロ(約3,400円)以下になることもあります。市内交通では、地下鉄やバスの1回券が約2ユーロ(約340円)前後、24時間パスは約7ユーロ(約1,200円)〜、72時間パスは10〜20ユーロ(約1,700〜3,400円)程度で購入可能です。※都市によって料金が異なります。
複数都市をまわるなら、ユーレイルパスなどの周遊パスの利用も検討する価値があります。市内観光に関しては、徒歩での移動やレンタル自転車を使うことで、交通費を抑えながら街歩きを楽しむこともできます。
食費(レストラン・軽食の目安)
レストランのフルコースでは、1食あたり30〜50ユーロ(約5,000〜8,500円)が目安です。ただし、ピザやパスタ、パニーニなどのカジュアルな食事なら、5〜10ユーロ(約850〜1,700円)程度で済ませることができます。さらに節約したい場合は、スーパーでパンやチーズ、果物などを買って自炊するのがおすすめです。市場で食材を選ぶ体験は、イタリアの日常や食文化を知るうえでも魅力的なひとときとなるでしょう。
朝食付きの宿に泊まったり、地元の人が集まるバールで気軽に立ち食いするスタイルも、食費を抑えながら楽しむポイントです。また、昼食をメインにして、夜は軽食で済ませるのも節約術のひとつです。
お土産代(定番の価格帯)
パスタ、ワイン、チョコレート、レザー製品など、イタリアにはお土産にぴったりのアイテムが豊富にそろっています。友人や家族へのちょっとした贈り物には、5〜10ユーロ(約850〜1,700円)の気軽な小物がおすすめです。一方で、自分への記念や特別な贈り物として選びたい革小物や陶器などの本格的なアイテムは、20〜50ユーロ(約3,400〜8,500円)前後がひとつの目安になります。
街中の観光地よりも、少し外れた地域の市場や専門店の方がリーズナブルな掘り出し物が見つかることもあります。買いすぎに注意しつつ、予算を決めて選ぶのがコツです。さらに、免税対象品を事前に確認し、TAX REFUND制度を活用すれば高額商品の購入時に還付を受けることも可能です。
観光施設の入場料やオプション費用
美術館や博物館、遺跡などの入場料は、10〜20ユーロ(約1,700〜3,400円)が一般的です。ただし、多くの施設では学生向けの割引制度があり、学生証の提示で半額以下になることもあります。現地では日本の学生証でも通用する場合が多いため、必ず携帯しておきましょう。
一部の人気施設はオンラインでの事前予約が必須となっており、当日券が手に入らないこともあります。スケジュールに余裕を持って、公式サイトなどで事前に確認しておくことをおすすめします。
ガイドツアーやオーディオガイドは別料金になることが多いですが、展示の背景を深く理解できるので、初めて訪れる場合にはおすすめです。また、観光都市によっては数日間有効な観光パスが販売されており、複数の施設をお得にまわれることがあります。
イタリアの安い時期とベストシーズン
イタリア旅行は季節によって費用や混雑状況が大きく変わるため、いつ行くかを考えることも大切なポイントです。旅費を抑えたい場合、快適な気候を重視する場合、目的に合わせてベストな時期を選ぶことで、満足度の高い旅につながります。
旅費が安くなるオフシーズン(11月〜2月)
イタリアの観光オフシーズンは、一般的に11月から2月の冬期です。この時期は航空券やホテルの価格が一年の中で最も安くなる傾向があり、費用を抑えたい学生旅行にとっては狙い目です。特に1月中旬から2月初旬にかけては観光客が少なく、人気の観光地でも落ち着いて見学できるのが魅力です。
ただし、年末年始やカーニバルの時期(2月中旬頃)は料金が一時的に上がることもあるので、予約時期には注意が必要です。また、日照時間が短く、北部では雪や雨の日も増えるため、防寒対策と計画的な日程がポイントです。
学生に人気の春・夏の旅行シーズン
大学生は春と夏の休みが長いのが嬉しいところですよね!春は気候が穏やかで花も咲き始める時期。街歩きや世界遺産巡りには最適で、長期休暇の春休みに合わせて出発する人も少なくありません。夏休みシーズンにあたる6月〜8月は、陽射しが強く日も長いため、時間を気にせず観光を楽しめます。ただし、この時期はヨーロッパ全体がバカンスシーズンに入るため、観光地は混雑し、宿泊費や航空券も高騰しやすくなります。費用を抑えたい場合は、春休み・夏休みのうちでも、学生だけが休みのタイミングが狙い目です!春休みに入ってすぐの2月だったり、夏休みの終わりが近い8月下旬から9月上旬はリーズナブルに行けることが多くなっています。ハイシーズンを少し外した時期が狙い目です。
目的別のおすすめ時期(観光・グルメ・イベント)
イタリア旅行は、何を目的にするかによってベストな時期が変わってきます。観光を重視するなら、天候が安定していて気温も過ごしやすい春(4〜5月)や秋(9〜10月)がおすすめです。特に秋は紅葉やぶどう畑の風景も美しく、写真映えするスポットがたくさんあります。
グルメを目的にするなら、秋から冬にかけてがベスト。トリュフやポルチーニ、ワインの新酒など、旬の味覚が揃う時期です。イベント好きには、各都市で開かれるカーニバル(2月)や復活祭(4月頃)、夏の音楽フェスティバルなど、季節ごとの催しを目当てに計画を立てるのもおすすめです。
航空券やホテルの価格変動の傾向
イタリア行きの航空券や宿泊費は、時期によって大きく変動します。特に価格が高騰しやすいのは、夏の観光ピーク(7〜8月)や年末年始、イースター(復活祭)前後です。逆に、旅行者が減る1月中旬から2月、10月中旬から11月は料金が下がる傾向にあります。
航空券は出発の2〜3ヶ月前が比較的安くなるタイミングで、火曜〜木曜発着の便は料金が抑えられることが多いです。ホテルも、早期予約割引を活用することで、通常よりかなりお得に泊まれるケースがあります。価格変動の傾向を把握しておくことで、旅行の総費用を大きく節約できます。
学生におすすめのイタリア観光スポット
イタリアには、歴史、芸術、自然など多彩な魅力が詰まっています。学生のうちに訪れておきたいスポットを厳選してご紹介します。
ローマの古代遺跡めぐり(コロッセオ・フォロ・ロマーノ)
「永遠の都」と呼ばれるローマでは、街全体がまるで歴史の教科書のよう。特に外せないのが、古代ローマの象徴・コロッセオと、その隣に広がるフォロ・ロマーノです。巨大な円形闘技場だったコロッセオは、現代のスタジアムの原型とも言える存在。内部に足を踏み入れた瞬間、その迫力に圧倒されます。
フォロ・ロマーノでは、政治や宗教、経済の中心だった神殿や広場の跡を実際に歩きながら、2000年前の人々の暮らしに思いを馳せることができます。日本では体験できない「本物の歴史」を感じたい人にぴったりのスポットです。
フィレンツェで美術と建築にふれる
ルネサンスの発祥地として知られるフィレンツェは、美術・建築好きにはたまらない街です。ドゥオーモの赤い丸屋根をはじめ、美しい石造りの街並みが広がり、歩いているだけでまるで絵画の中にいるような気分に。
ウフィツィ美術館では、ボッティチェリの『ヴィーナスの誕生』やダ・ヴィンチの初期作品など、世界的な名画を間近で鑑賞できます。大学で芸術や建築を学んでいる人はもちろん、少しでも興味があるなら、一度は訪れてみたい芸術の都です。
ベネチアの運河クルーズと街歩き
「水の都」ベネチアでは、どこを歩いても風情たっぷり。車の通れないこの街では、水路と橋が人々の生活をつなぎます。名物のゴンドラクルーズでは、ゆったりと揺られながら、石造りの建物や小さな橋、広場などを眺める贅沢なひとときを味わえます。
街歩きも見逃せません。細い路地や迷路のような通りを歩けば、ふとしたところに小さな教会やカフェを見つけることができます。効率的な観光よりも、気の向くままに彷徨うことで、ベネチアの魅力をじっくりと感じられるはずです。
ミラノでファッション&アート体験
洗練された雰囲気が漂うミラノは、イタリアの中でもモダンな都市。最新トレンドが集まるファッションの中心地でありながら、歴史ある建築や美術館も充実しています。
ミラノ大聖堂(ドゥオーモ)は、その圧倒的なスケールと繊細な彫刻が見どころ。屋上からはミラノの街並みを一望できます。また、レオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』があるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会も、時間をかけて訪れる価値のあるスポットです。アートと現代文化が共存するミラノは、感性を刺激してくれる場所です。
ナポリ&ポンペイで歴史を学ぶ旅
ナポリは南イタリアの玄関口。エネルギッシュな街並みの背後には、ヴェスヴィオ火山がそびえ立ちます。ここからアクセスできるポンペイ遺跡は、紀元79年の噴火で一瞬にして埋もれた古代都市。石畳の道や住宅、劇場、商店などがそのままの形で残されており、まるでタイムスリップしたかのような体験ができます。
ガイドの話を聞きながら歩くと、2000年前の人々の生活が生き生きと想像でき、歴史への興味が一気に深まるはず。書籍や映像だけでは得られない「空気感」を味わいたい人におすすめです。
カプリ島・青の洞窟で自然を満喫
イタリアの自然美を感じたいなら、ナポリ湾に浮かぶカプリ島はぜひ訪れておきたい場所です。特に人気なのが「青の洞窟」。太陽光が海底を通して洞窟内に反射し、幻想的な青一色の世界を生み出します。
小さなボートに乗り、岩の裂け目をくぐって中へ入る瞬間は緊張感もあり、探検気分も味わえます。天候や海の状況によって入れない日もあるため、運が良ければラッキー。自然の神秘を感じられる、まさに“唯一無二”の体験です。
知らないと危険!イタリア旅行の注意点
イタリアは魅力あふれる国ですが、旅行中に思わぬトラブルに巻き込まれることも。日本と文化や習慣が異なるからこそ、事前に注意点を知っておくことが大切です。
スリや置き引きの多い場所と対策
ローマやナポリ、フィレンツェなどの観光都市では、スリや置き引きが頻繁に発生しています。特に注意したいのが、駅構内やバス・地下鉄内、観光名所周辺の混雑エリア。人が多く集まる場所では、貴重品の入ったバッグを後ろに背負うのは避け、前に抱えるようにしましょう。
荷物を床や椅子に置いたままにするのも危険です。カフェでは椅子の背にかけず、必ず足に引っかける・膝に乗せるなど目の届く場所に。スマホや財布をポケットに入れておくのも避けた方が安全です。
公共交通機関のマナーとルール
イタリアのバスや地下鉄では、乗車時に「チケットを刻印する」文化があります。改札がない駅も多く、打刻を忘れると無賃乗車とみなされ、重い罰金を科されることも。乗車前や車内で機械にチケットを通して刻印するのを忘れないようにしましょう。
また、通勤時間帯は混雑するため、リュックを前に持つ・話し声のボリュームを抑えるなど周囲への配慮も大切です。車内での飲食は禁止されている場合もあるため、注意書きを確認しましょう。
夜間の外出時に気をつけるべきこと
夜のイタリアの街は美しい反面、治安が悪化するエリアもあります。人通りの少ない裏路地や駅周辺、公園などは避け、なるべく明るく人通りのある通りを選ぶのが基本です。
一人での行動は控えめにし、なるべく複数人で移動するようにしましょう。お酒を飲む場面でも、飲みすぎないように注意が必要です。万が一のために、滞在先の住所と緊急連絡先は常にメモして持ち歩いておくと安心です。
レストラン・買い物でのトラブル例
レストランでは、メニューに値段が記載されていない、あるいは高額な「席料(コペルト)」や「サービス料」が加算されていることがあります。注文前に料金体系を確認しておくと安心です。また、「頼んでいない料理が勝手に出てきて料金を取られた」といった事例もあるため、不要なものはしっかり断る姿勢が必要です。
買い物の際も、お釣りをごまかされるなどの小さなトラブルが起きることがあります。レシートは必ず受け取り、金額を確認しましょう。露店や市場では、値段交渉が前提の店もあるため、最初の言い値を鵜呑みにしないのもポイントです。
パスポート・貴重品の管理のポイント
旅行中、最も重要なアイテムのひとつがパスポートです。スリや置き忘れによる紛失を防ぐため、肌身離さず携帯するか、ホテルのセーフティボックスに保管しておきましょう。街歩きの際は、パスポートのコピーを持ち歩き、本物はホテルに置いておく方法も有効です。
また、現金も一箇所にまとめず、分散して持ち歩くことで万が一のリスクを軽減できます。スマホやクレジットカードも、無防備にテーブルやポケットに置かないよう注意しましょう。
緊急時の連絡先と対応方法
トラブルに遭遇した際、まずは落ち着いて対応することが大切です。警察や救急への連絡は、イタリア国内共通の緊急番号「112」を利用します。言葉に不安がある場合は、日本語対応の海外旅行保険会社のサポートデスクに連絡するのも一手です。
パスポートを紛失した場合は、最寄りの在イタリア日本大使館・領事館に速やかに連絡し、再発行手続きを行います。事前に連絡先や所在地をスマホや紙に控えておくと、いざという時に慌てず対応できます。
まとめ
学生時代に訪れるイタリアは、ただの海外旅行ではありません。異国の風景、文化、出会いが、これからの人生に深く影響を与えるきっかけになります。世界遺産に感動し、道に迷って自分で考え、現地の人と笑い合うなどの一つひとつの経験が、自分自身を豊かにし、未来への糧となっていきます。
費用や治安など、不安に思うことがあっても、事前にしっかり準備をすれば大丈夫です。学生だからこそできる旅のスタイルがあります。今しかないこの時間を、イタリアという舞台で存分に味わってみてください。
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