河口湖

日帰りもOK!関東の紅葉穴場スポット28選【見頃解説やドライブに最適な場所、ライトアップも】

更新:2021/11/16

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※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、営業時間が変更になっている可能性があります。お出かけの際は各スポットにご確認ください。

秋になると紅葉狩りに出かけたくなるという人は多いでしょう。関東にはおすすめの紅葉スポットがたくさんあります。車で気軽に行ける場所も多いので、カップルのドライブデートにもぴったりですよ。この記事では、関東周辺のおすすめ紅葉スポットを28か所ピックアップ!それぞれ見頃の時期やライトアップの有無、アクセスなどをご紹介します。日帰りで行けるところや知る人ぞ知る穴場スポットもあるので、ぜひ参考にしてみてください。

東京都でおすすめの紅葉スポット

【東京都八王子市】高尾山/11月中旬〜12月上旬

都心からアクセスの良い立地にあり、ケーブルカーで山頂まで行けることから多くの登山客が訪れる「高尾山」。11月中旬から12月上旬にかけてが紅葉の見頃です。特に、ケーブルカーの清滝駅前から広がる紅葉は圧巻!自然の美しさに感動することまちがいありません。

モミジはもちろん、ブナなどの自然林も多いため、赤や黄、ヤマブキ、緑など様々な色が混ざり合う様子はまるでパッチワークのようですよ。ドライブがてら車で訪れるのもおすすめです。

【アクセス情報】
《電車》京王八王子線「高尾山口駅」から徒歩約5分

高尾山

 

【東京都文京区】六義園/11月中旬〜12月上旬

都内で有名な紅葉名所の1つである「六義園」は、歴史ある回遊式築山泉水庭園です。園内にある大泉水の周囲は樹林に囲まれ、趣のある風景を作り出しています。六義園はハゼノキやモミジ、イチョウなどの紅葉を楽しめるスポット。11月下旬から12月上旬にかけてはライトアップも実施されるとあって人気です。

紅葉の絶景ポイントは、つつじの古材を使用して建てられた四阿(あずまや)「つつじ茶屋」周辺。周囲をモミジに囲まれ、SNS映えするスポットとしても話題です。中の島や山陰橋周辺などもゆっくりと散策してみてください。

【アクセス情報】
《電車》JR・東京メトロ「駒込駅」から徒歩約7分

六義園
©(公財)東京観光財団

 

【東京都港区】明治神宮外苑/11月中旬〜12月上旬

明治神宮外苑は、1926年(大正15年)に明治神宮へ奉献された由緒ある通りです。そんな明治神宮外苑のシンボルともいえるのが、約150本のイチョウが植えられたイチョウ並木。青山通りから聖徳記念絵画館へと続く並木は、11月中旬から12月上旬頃になると一斉に色づきます。東京を代表する黄葉の名所としても有名です。

この時期になると、黄葉を目当てにのんびり散策する人の姿が多く見られます。また、例年開催されている「いちょう祭り」は秋の風物詩として、多くの人出で賑わうイベントです。

【アクセス情報】
《電車》東京メトロ銀座線「外苑前駅」または、東京メトロ銀座線・半蔵門線「青山一丁目駅」から徒歩約5分

明治神宮外苑
©(公財)東京観光財団

 

【東京都昭島市】国営昭和記念公園/11月上旬〜11月下旬

広大な敷地を誇る「国営昭和記念公園」は、東京都内で人気の紅葉の名所です。特におすすめなのが、園内2か所にあるイチョウ並木。1つは公園の立川口から伸びるカナール(水路)沿いで、約200mにわたって100本以上のイチョウが黄色一色に染まります。

もう1つは、300m続くかたらいのイチョウ並木です。紅葉のシーズンにはどちらも美しい黄金色のトンネルとなり、訪れる人を喜ばせてくれるでしょう。また、園内の日本庭園ではカエデやケヤキ、ナンキンハゼなども紅葉し、日本ならではの風情を体感できますよ。例年、ライトアップも行われています。

【アクセス情報】
《電車》JR中央線「立川駅」から徒歩約10分
《バス》JR中央線「立川駅」から立川バスで約1分、バス停「曙町」から徒歩約1分

国営昭和記念公園

 

神奈川県でおすすめの紅葉スポット

【神奈川県横浜市】山下公園通りイチョウ並木/12月上旬

地元の人はもちろん、観光客も足繁く訪れるスポット「山下公園通り」。海沿いにあるため、心地良い風を浴びながらドライブするのにもおすすめの場所です。こちらの通りは開港広場前交差点から山下橋交差点まで伸びていて、約800mにもわたりイチョウの木が並んでいます。横浜では指折りの紅葉スポットとして有名です。

見頃の12月上旬には、晴れた日の青空と黄金のイチョウのコントラストが最高。横浜マリンタワーなどを眺めながら、のんびりと紅葉を楽しみましょう。横浜人形の家と山下公園を結ぶポーリン橋はおすすめの絶景ポイントです。

【アクセス情報】
《電車》みなとみらい線「元町・中華街駅」から徒歩約5分

山下公園通りイチョウ並木

 

【神奈川県横浜市】三溪園/12月上旬〜12月中旬

1906年(明治39年)に公開された「三溪園」は、生糸の貿易で成功した実業家・原三溪によってつくられた庭園。約18万㎡にも及ぶ敷地内には、京都や鎌倉から集めれらた歴史的建造物が配置され、自然と造形美の調和した空間です。

園内にはモミジやイチョウも多く、12月に紅葉の見頃を迎えるスポットです。特に美しいと評判なのが、内苑に位置する聴秋閣・春草廬周辺の景色。趣ある和の風情に心が癒されるでしょう。毎年見頃の時期には、聴秋閣奥の渓谷遊歩道が解放されます。三重塔を遠くに望む絶景をぜひお楽しみください。

【アクセス情報】
《バス》JR「横浜駅」から市バスで約35分、バス停「三溪園入口」から徒歩約5分

三溪園

 

【神奈川県足柄下郡】池峰 モミジの郷/11月下旬〜12月上旬

奥湯河原に位置する「池峯 モミジの郷」は、紅葉の名所としても知られる人気のハイキングスポットです。11月下旬から12月上旬にかけて、約540本ものモミジが紅葉する様は圧巻ですよ。真っ赤なモミジのトンネルをくぐりながら、ゆっくりと散策するのがおすすめです。

周辺には天照山ハイキングコースや池峯ハイキングコースがあるので、澄んだ空気を思いっきり吸って短い紅葉の時期を満喫しましょう。交通機関でのアクセスがあまり良くないので、車で訪れるのにぴったりの場所です。箱根へのドライブがてら立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

【アクセス情報】
《バス》JR「湯河原駅」から奥湯河原バスで約15分、バス停「奥湯河原入口」から徒歩約40分

池峰 モミジの郷
写真提供:湯河原町

 

埼玉県でおすすめの紅葉スポット

【埼玉県滑川町】国営武蔵丘陵森林公園/11月中旬〜下旬

東京ドーム約65個分の広さを誇る「国営武蔵丘陵森林公園」。園内には遊具やサイクリングコースなどがあり、大人も子どもも楽しめるスポットです。園内にある都市緑化植物園では季節の植物が観賞でき、特に11月中旬から下旬頃に見頃を迎える紅葉が有名です。

カエデ園には約20品種、500本のカエデが広がっていて、赤や黄に色づいていく様子を観察できるでしょう。ライトアップイベントも開催される予定なので、昼間とはまた違った表情に出会えるはずです。駐車場も整備されているので、ドライブで訪れるのもおすすめです。

【アクセス情報】
《バス》東武東上線「森林公園駅」から国際十王交通バスで約10分、バス停「滑川中学校」(南口)、「森林公園西口」からすぐ

国営武蔵丘陵森林公園国営武蔵丘陵森林公園
国営武蔵丘陵森林公園国営武蔵丘陵森林公園
国営武蔵丘陵森林公園国営武蔵丘陵森林公園
国営武蔵丘陵森林公園国営武蔵丘陵森林公園

 

【埼玉県秩父市】中津峡/10月下旬〜11月中旬

高さ約100mの断崖絶壁が続く中津川の渓谷「中津峡」は、秩父に位置する紅葉の絶景スポットです。10月下旬から11月中旬に見頃を迎える紅葉は、日本紅葉百選の1つにも選ばれています。周囲には原生林が広がり、カエデやナナカマド、ブナなどが一斉に赤や黄色に色づきます。

絶景ポイントは、大滑トンネル入口周辺の永世戸山の紅葉や持桶女郎モミジ。相原橋のすぐ近くに駐車場があるものの、少々狭く道路はカーブが多いので、車で行く際には歩行者に気をつけてくださいね。

【アクセス情報】
《バス》秩父鉄道「三峰口駅」から西武観光バスで約50分、バス停「相原橋」からすぐ

中津峡

 

【埼玉県秩父郡】宝登山/11月中旬

11月中旬に紅葉の見頃となる標高497mの「宝登山」。麓から山頂まではロープウェイを利用して、5分間の空中散歩が楽しめる穴場のスポットです。秩父の山並みや、眼下に広がる街並みを見下ろす絶景が待っていますよ。

また、「宝登山神社」も紅葉で有名なため、時間があればぜひ足を延ばしてみましょう。11月上旬から下旬にかけては境内の紅葉がライトアップされ、幻想的な景色に様変わりします。神楽殿の真っ赤なモミジや、二の鳥居周辺の紅葉が撮影のベストスポットです。

【アクセス情報】
《電車》秩父鉄道「長瀞駅」からロープウェイ乗り場まで徒歩約20分、ロープウェイ「宝登山麓駅」から「宝登山頂駅」まで約5分

 

千葉県でおすすめの紅葉スポット

【千葉県市原市】養老渓谷/11月下旬〜12月上旬

千葉県の紅葉名所「養老渓谷」の見頃は、11月下旬頃からと比較的遅いスタート。広大な渓谷には景勝ポイントが多く点在し、雄大な滝と紅葉のコントラストが楽しめるとあって例年たくさんの人で賑わっています。本格的なハイキングコースも整備されているため、沢歩きが好きな人にもおすすめです。

粟又の滝や懸崖峡、大福山展望台など絶景スポットが満載!特に、大福山に位置する「梅ヶ瀬渓谷」から「日高邸跡」への道中には幻想的な光景が広がっています。赤や黄、緑など、彩りの異なる紅葉が見られるのも特徴です。養老渓谷温泉郷にも立ち寄りたい場合は、ぜひ車で訪れましょう。

【アクセス情報】
《電車》小湊鉄道「養老渓谷駅」からすぐ

養老渓谷

 

【千葉県成田市】成田山公園/11月中旬〜12月上旬

成田山新勝寺大本堂をさらに進んだ奥に広がる「成田山公園」は、東京ドーム約3個分の広さを誇ります。園内にはモミジやイチョウ、ナラ、クヌギなどが250本以上もあり、11月中旬から12月上旬にかけては美しいグラデーションの景色が楽しめますよ。三の池周辺は絶景ポイントなので、ぜひ足を運んでみてください。

季節ごとにイベントが開催され、例年秋には紅葉まつりも。期間中の土日祝には筝(こと)や二胡の演奏などの催しものも開催され、絶景の中特別な時間を過ごせることまちがいありません。週末は多くの人で賑わうので、ゆっくりと紅葉観賞したい人は平日の朝訪れるのがおすすめです。

【アクセス情報】
《電車》JR・京成線「成田駅」から徒歩約10分

成田山公園

 

【千葉県野田市】清水公園/11月下旬〜12月上旬

約28万㎡の広さを誇る「清水公園」は、キャンプやバーベキューが楽しめるほか、ニジマス釣りやポニーライドなどの体験もできる子連れにもぴったりのスポットです。園内では季節ごとの植物が観賞でき、11月下旬から12月上旬にかけては園内に800本以上あるモミジが見頃に。真っ赤に染まったモミジを見るためだけに訪れる価値が十分にあります。

同時期にはケヤキやイチョウも色づいてくるなど、紅葉の穴場スポットといえるでしょう。有料の施設「花ファンタジア」から公園全体の紅葉を見渡すのがおすすめ。園内には食事ができる施設も多いので、1日かけてゆっくりと過ごせるのもうれしいポイントです。

【アクセス情報】
《電車》東武野田線「清水公園駅」から徒歩約10分

清水公園1
清水公園2

 

栃木県でおすすめの紅葉スポット

【栃木県那須塩原市】塩原温泉/10月下旬〜11月中旬

塩原温泉周辺には、紅葉観賞にぴったりの場所が点在しています。ドライブで楽しみたいという人には「日塩モミジライン」がおすすめ。全長約28kmの道路沿いには広葉樹が広がり、カラフルな彩りを楽しめるのが魅力です。標高差があるため、長い期間紅葉の見頃が続くのもうれしいですね。

例年11月上旬から中旬まで見頃となる「モミジ谷大吊橋」では、雄大な絶景と紅葉のコラボが楽しめると話題に。全長約320mの吊橋では迫力ある写真が撮影できます。また、紅葉、吊橋、滝を同時に堪能したければ「回顧の吊橋」周辺を訪れると良いでしょう。

【アクセス情報】
《バス》野岩鉄道会津鬼怒川線「上三依塩原温泉口駅」からゆ〜バスで約25分、バス停「塩原温泉バスターミナル」からすぐ

塩原温泉

 

【栃木県日光市】中禅寺湖/10月中旬〜10月下旬

日本を代表する湖「中禅寺湖」。最大水深163m、周囲約25kmの湖は、約2万年前の噴火により渓谷がせき止められてできたといわれています。季節ごとに変化する美しい景色が評判で、特に初夏のツツジや秋の紅葉は圧巻。中禅寺湖スカイラインをドライブしながら、または中禅寺湖で遊覧船に乗りながらの紅葉観賞は特別な体験となるでしょう。

10月中旬から下旬にかけての紅葉シーズンには、遊覧船の紅葉廻りコースも運行されます。カエデやナナカマドなどが色づく様子をぜひゆっくりと眺めてみてください。

【アクセス情報】
《バス》JR・東武「日光駅」から東武バスで約45分、バス停「中禅寺温泉」から徒歩約5分

中禅寺湖

 

【栃木県日光市】日光東照宮/11月上旬〜11月中旬

ユネスコの世界遺産にも登録された「日光の社寺」の1つ「日光東照宮」。こちらは徳川家康が祀られた有名な神社で、その豪華絢爛な建築様式は圧巻の一言。境内には国宝や重要文化財なども多く、職人による匠の技を間近で見ることができます。

日光東照宮も紅葉の名所として知られ、11月上旬から中旬にかけて見頃を迎えます。世界遺産と紅葉のコラボが見られるとても貴重なスポットですよ。日光東照宮から車で約30分の場所には、紅葉で有名な「いろは坂」があるので、ドライブを楽しみたい人にはぴったりです。

【アクセス情報】
《電車》JR・東武「日光駅」から徒歩約30分
《バス》JR・東武「日光駅」から東武バスで約10分、バス停「神橋」から徒歩約10分

日光東照宮

 

群馬県でおすすめの紅葉スポット

【群馬県吾妻郡】草津温泉/10月下旬

日本を代表する温泉「草津温泉」は、紅葉の名所としても有名です。特に人気のスポットが「西の河原公園」。こちらには公営の大きな露天風呂があることで知られていますが、露天風呂をさらに下ると一面河原が広がっています。温泉が湧き出る河原のため、いたるところで湯煙が上がっているのが印象的です。

河原の周囲にはモミジが多く、10月下旬頃の見頃の時期には温泉や足湯に浸かりながら紅葉を楽しむことができます。年間を通してライトアップが実施されているのも魅力です。また、「谷沢橋」からの眺めも最高なので、ぜひ足を延ばしてみてください。

【アクセス情報】
《バス》 JR吾妻線「長野原草津口駅」からJRバスで約25分、バス停「草津温泉」から徒歩約5分

草津温泉

 

【群馬県利根郡】谷川岳/10月上旬〜11月上旬

登山やハイキング好きに人気の「谷川岳」は、10月上旬から11月上旬にかけて美しい紅葉が見られる場所です。谷川岳麓の駅からロープウェイに乗ると、約10分で天神平に到着。そこからリフトで天神峠へ向かい、約2時間半歩くと山頂に到着です。

本格的な登山は苦手…という人には、天神平や天神峠展望台からの眺めがおすすめ!標高1,317mの天神平からは、谷川岳の山肌がすぐ目の前に。モミジやブナ、ナナカマドなどが色づいた絶景を楽しみましょう。また、ロープウェイからは眼下に広がる紅葉の絨毯を見渡せますよ。

【アクセス情報】
《バス》JR上越線「水上駅」から関越交通バスで約25分、バス停「谷川岳ロープウェイ」からすぐ

谷川岳

 

【群馬県渋川市】赤城自然園/11月上旬

赤城山の麓、標高600〜700mに位置する「赤城自然園」。約60haもの広大な敷地には500種類以上の植物が育てられ、四季を通して自然の美しさを体感できる公園です。この公園は紅葉の穴場スポットで、11月上旬には園内が赤、橙、黄に染まります。

コナラやブナのほか、20種類以上もの色づいたカエデが訪れる人を温かく迎えてくれるでしょう。黄金色のアワコガネギクや、紫が印象的なリンドウなどもカラフルに森を彩っています。遊歩道が整備されているので、ベンチやイスで休憩しながらゆっくりと散策しましょう。

【アクセス情報】
《バス》JR上越線「渋川駅」から渋川市コミュニティバスで約20分、バス停「赤城自然園」から徒歩約1分

赤城自然園

 

茨城県でおすすめの紅葉スポット

【茨城県つくば市】筑波山/11月上旬〜11月下旬

茨城県の紅葉の名所「筑波山」は、11月上旬から下旬にかけて例年見頃を迎えます。筑波山の山頂までは、ケーブルカーやロープウェイを利用できるのでラクラク!頂上からの見晴らしは言葉にならないくらい美しいですよ。11月の週末になるとたくさんの人で混雑し、特に車で訪れる人は駐車場が満車になってしまうので注意しましょう。

ゆっくり紅葉観賞したい人には平日がおすすめです。また、見頃の期間にはケーブルカーやロープウェイの夜間運行、紅葉の夜間ライトアップなどが実施されます。例年「筑波山モミジまつり」も開催されており、筑波山神社では期間限定の御朱印がいただけるのもポイントです。

【アクセス情報】
《バス》つくばエクスプレス「つくば駅」から筑波山シャトルバスで約50分、バス停「つつじヶ丘」から徒歩約1分

筑波山

 

【茨城県久慈郡】袋田の滝/11月上旬〜11月中旬

高さ約120m、幅約73mの規模を誇る「袋田の滝」は、日本三名瀑の1つに数えられる観光名所です。滝が4段階に落ちて流れることから、別名「四度の滝」とも呼ばれています。11月上旬から中旬にかけては滝の周囲が美しく紅葉し、滝とのコントラストを撮影に訪れる人も少なくありません。水しぶきが飛び散る迫力満点の滝を、ぜひ写真に収めましょう。

滝を間近に体感したいなら第1観瀑台、全体を見渡したいなら第2観瀑台がおすすめ。カラフルな紅葉で渓谷が彩られ、あまりの絶景に言葉が出ないはず。秋から冬にかけては滝と紅葉がライトアップされます。

【アクセス情報】
《電車》JR水郡線「袋田駅」から徒歩約40分
《バス》JR水郡線「袋田駅」から茨城交通バスで約10分、バス停「瀧本」から徒歩約10分

袋田の滝

 

【茨城県笠間市】愛宕山/11月中旬〜11月下旬

標高約306mの「愛宕山」は、茨城県屈指の紅葉スポットとして知られています。例年11月中旬から下旬にかけて見頃を迎え、カエデやコナラ、クヌギ、ウルシなどがカラフルに色づきます。標高差によって色づく時期がずれるため、まるで紅葉が山を登っていくように見えるのが特徴です。

創建806年とされている「愛宕神社」は、愛宕山山頂に位置する歴史あるスポット。愛宕山には天狗伝説が残されていて、天狗にまつわる場所が多くあります。紅葉を眺めながらそんな場所をめぐるのも面白いでしょう。山頂付近にあるフォレストハウスや愛宕神社などが紅葉の絶景ポイントです。

【アクセス情報】
《電車》JR常磐線「岩間駅」から徒歩約50分

 

ちょっと足を延ばして…。関東から行ける長野県・山梨県も!

【長野県茅野市】蓼科/10月中旬〜11月上旬

蓼科の紅葉は、山頂から麓に向けて広がっていくのが特徴です。山頂付近では早ければ9月下旬頃、10月以降紅葉が蓼科湖へと下りてきます。10月中旬から11月上旬のピークの時期には山全体が赤、黄、朱色に染まり、まるで絵画のような美しさ!

カラマツをはじめ、モミジやシラカバ、ナナカマドなどたくさんの樹々が紅葉する様子を見にぜひ出かけましょう。特に10月下旬、蓼科湖周辺のモミジが美しいと評判で、カメラマンがたくさん撮影に訪れるスポットです。蓼科湖、横谷渓谷、御謝鹿池、白駒の池周辺などの絶景ポイントはお見逃しなく。

【アクセス情報】
《バス》JR中央本線「茅野駅」から市バス八ヶ岳ロープウェイ線で約30分、バス停「蓼科湖前」からすぐ

蓼科

 

【長野県松本市】上高地/10月上旬〜中旬

標高3,000m級の山が連なった北アルプスに位置する「上高地」。国の特別名勝・特別天然記念物にも指定されている上高地は、標高1,500mの場所に開けた広大な谷です。年間を通して多くの登山・ハイキング客が訪れ、雄大な自然美で人々を魅了し続けています。

上高地にはナナカマドやダケカンバなどが植生し、10月上旬から中旬にかけてまるでパッチワークのように紅葉するのが魅力!涸沢周辺は紅葉の絶景スポットとされ、真っ赤に染まった連峰の景色を望むことができます。

また、河童橋や田代橋、大正池、田代湿原などでは、カラマツやコハウチワカエデ、シラカバなどが出迎えてくれるでしょう。

【アクセス情報】
《バス》松本電鉄上高地線「新島々駅」からアルピコバスで約1時間30分、バス停「上高地」からすぐ

※上高地は年間を通して自家用車規制が行われているため、マイカーで訪れる人は沢渡駐車場、もしくは平湯駐車場でシャトルバス・タクシーに乗り換えが必要です。

上高地

 

【長野県南佐久郡】白駒の池/9月下旬〜10月上旬

北八ヶ岳の原生林に佇む「白駒の池」。標高2,100m以上にある湖としては日本最大級を誇ります。周囲にはトウヒやシラビソなどの原生林が立ち並び、ふっくらとした苔で地表が覆われている様子はとても幻想的です。9月下旬から10月上旬にかけて、ドウダンツツジやダケカンバ、ナナカマドなどが美しく紅葉します。赤や黄金色が湖畔を彩り、秋の風物詩として見る人を惹きつけるでしょう。

八ヶ岳登山やハイキングの玄関口としても知らており、険しい山を登る必要がないので子どもからお年寄りまで気軽に出かけられるのも魅力。可能であれば、高見石山頂から白駒の池の全景を眺めるのがおすすめですよ。

【アクセス情報】
《バス》JR小海線「八千穂駅」から千曲バスで約1時間5分、バス停「白駒池入口」から徒歩約35分

白駒の池

 

【山梨県富士河口湖町】河口湖畔/11月中旬〜11月下旬

自然の豊かな河口湖畔では、11月中旬から下旬にかけて紅葉が見頃に。約400〜500本のモミジが紅葉し、ピーク時には真っ赤な色彩が湖面に映し出され、絶景を眺めることができるでしょう。

例年10月下旬から11月にかけては、河口湖周辺で「紅葉まつり」が開催され、多くの人出で賑わっています。モミジ回廊がメイン会場となり、期間中は幻想的なライトアップも実施されます。

河口湖畔の見所は、なんといっても紅葉と富士山の共演。絶景を写真に収めて、ぜひSNSにアップしましょう。また、河口湖の北に位置する湖北ビューラインも絶景ポイントとして人気です。

【アクセス情報】
《電車》富士急行線「河口湖駅」から徒歩約35分
《バス》富士急行線「河口湖駅」から富士急行バスで約5分、バス停「大木」から徒歩約16分

河口湖畔

 

【山梨県北杜市】八ヶ岳高原/10月下旬〜11月上旬

八ヶ岳南麓エリアは、標高約700〜1,300mの場所に広がる高原地帯です。南アルプスや富士山、自然豊かな森などの景観が望め、避暑地としても人気があります。10月下旬から11月上旬にかけては紅葉の見所が満載!カエデやモミジ、カラマツ、ナナカマドなどが山々をカラフルに染める様子は圧巻ですよ。

小淵沢へと続く八ヶ岳高原ラインは、ドライブするのがおすすめ。紅葉のトンネルをくぐりながら爽快な気分を味わえるでしょう。ほかにも、紅葉と赤い橋のコラボが見られる東沢大橋や、紅葉で色づく吐竜の滝なども絶景ポイントです。

【アクセス情報】
《バス》JR小海線「清里駅」からピクニックバスで約5〜30分(目的地により下車バス停が異なります。詳細はピクニックバス公式HPをご確認ください。)

八ヶ岳高原

 

【山梨県南都留郡】山中湖/11月上旬

富士山の麓に広がり、富士五湖の中では富士山に最も近い「山中湖」。富士山の迫力ある雄姿を間近で見られる絶景スポットです。キャンプやボート、カヌーなどでアクティブに遊びたい人にも人気。周囲を山々に囲まれているため、秋には湖を覆うような紅葉に彩られます。

紅葉の見頃は11月上旬頃で、例年10月下旬から11月にかけて「夕焼けの渚・紅葉まつり」が開催されていますよ。約200本のモミジがライトアップされる様子は、とても幻想的。出店や体験ブースもあるなど、多くの人で賑わうイベントです。10月下旬から冬にかけては「ダイヤモンド富士」が見られる時期なので、運が良ければ紅葉と一緒に楽しめるでしょう。

【アクセス情報】
《バス》JR御殿場線「御殿場駅」から富士急行バスで約40分、バス停「山中湖」からすぐ

山中湖

旅Pocket 編集部
旅Pocket編集部です。「ポケット」に入れて持ち歩きたくなるような、見るたびにわくわくする国内・海外情報をお届けします!

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