ガレット

【フランス料理といえば?】有名&定番の食べ物15選!スイーツや発祥まで「料理図鑑」

更新:2022/08/04

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世界的に知られる美食の国・フランスには、魅力的な食べ物がたくさんあります。日本でもおなじみのスイーツなども、フランス発祥のものは数知れず。今回はそんなフランス料理の、有名&定番の食べ物を、おすすめレストラン情報も交えながら15種類紹介します。日頃よく食べている有名な料理でも、読んでみると思わぬ発見があるかもしれませんよ。

フランス料理で欠かせない!有名&定番の食べ物15選

キッシュ

キッシュ

キッシュ(Quiche)は、円形のパイやタルト生地で作った器に具材をのせてオーブンで焼き上げた、ランチメニューの定番料理です。特に玉ねぎ、ベーコン、卵、クリームが入った、ロレーヌ地方発祥の「キッシュ・ロレーヌ(La Quiche Lorraine)」が有名です。

カフェやレストランなどあちこちで食べられますが、パリで食べるなら数々のランキングで上位に選ばれている「The Smiths Bakery (ザ・スミス・ベーカリー)」はおすすめです。

ガレット

ガレット

ガレット(Galette)は蕎麦粉生地をクレープ状にして焼いた、フランス北西部ブルターニュ地方発祥の料理。肉や野菜などの具材をのせ、正方形に折りたたんで供されます。エメンタルチーズ・ハム・卵の3種の具材をのせたガレットは「ガレット・コンプレット(Galette Complète)」と呼ばれる定番メニュー。

パリ・モンパルナス駅の通称「クレープ通り」にある「La Crêperie de Josselin(ラ・クレープリー・ド・ジョスラン)」などが有名です。

クロック・ムッシュ

クロック・ムッシュ

クロック・ムッシュ(Croque-monsieur)はパンにハムとチーズを挟んで、フライパンで焼き上げた料理。パリのオペラ座近くにあったカフェが発祥で、現在はフランス中のカフェで食べられる定番メニューとなりました。温かいうちにベシャメルソース(ホワイトソース)などを塗って食べます。

オペラ座界隈で有名な老舗カフェ「Cafe Le Nemours(カフェ・ル・ヌムール)」や、フィガロ誌のクロック・ムッシュ・コンテストでパリ1番に選ばれた「Sebastien Gaudard(セバスチャン・ゴダール)」などで食べるのがおすすめです。

エスカルゴ

エスカルゴ

フランスではエスカルゴ(Escargot、食用カタツムリ)を使用した料理が多く見られますが、特にブルゴーニュ発祥の「エスカルゴ・ブルギニョン」が有名。調理にもブルゴーニュ産のエスカルゴがよく使われます。殻から取り出した身を加熱し、パセリとニンニクのみじん切りをバターで炒めたソースを絡めるのが一般的。身は調理後殻に戻して盛り付けられます。

パリでは1832年創業の「L'escargot Montorgueil(レ・エスカルゴ・モントルグイユ)」などが有名です。

フォアグラ

フォアグラ

フランス美食の代表格として知られるフォアグラ(Foie Gras)は、ガチョウやアヒルの肝臓を肥大させて作られます。フランスではクリスマスパーティーの花形食材で、この時期の消費量が8割を占めるほど。パテに加工してパンに塗ったり、ソテーやパイ包みしたりする料理もよく見られます。

パリでフォアグラを食べるならビストロ「Domaine de Lintillac(ドメーヌ・ドゥ・ランティヤック)」がおすすめ。比較的リーズナブルながら味・ボリューム共に申し分なく、連日多くの人で賑わっています。

鴨のコンフィ

鴨のコンフィ

コンフィ(Confit)は鴨の脚肉を油に浸し低温で火を入れた、フランス南西部の名物料理。じっくりと調理するため肉がパサパサにならず、ジューシーに仕上がります。コンフィはもともと食材を長期保存するために発展した調理法ですが、現在ではフランス料理の代表的な手法となっています。

パリで食べるなら「La Grange Aux Canards(ル・グラン・オー・カナール)」が有名。スタッフも親切で居心地がいいと評判です。

ラタトゥイユ

ラタトゥイユ

夏野菜を煮込んだ、フランス南部プロヴァンス地方・ニースの郷土料理。玉ねぎやナス、ズッキーニなどの野菜をオリーブオイルで炒め、トマトやハーブとともに煮込み、塩胡椒で味付けします。

いたるところで食べられるラタトゥイユ(Ratatouille)ですが、ラタトゥイユの本場ニースに本店があり、ミシュランの星を取り続けている松嶋啓介シェフのお店「KEISUKE MATSUSHIMA」で食べてみるのもおすすめです。

ムール貝の白ワイン蒸し

ムール貝の白ワイン蒸し

フランスでは一般的な食材のムール貝。日本では白ワイン蒸しと呼ばれる「ムール貝のマリニエール(Moule Marinière)」は特に有名な調理法で、大量のムール貝を大きな鍋で豪快に蒸し、「バケツ蒸し」と呼ばれることもあるほど。山盛りのフライドポテトを添えて提供されることも多く、気取らずに食べられるメニューです。

ムール貝専門のチェーン店「LÉON de Bruxelles(レオン・ド・ブリュッセル) 」や、ムール貝の名産地、モンサンミッシェルで食べるなら「Le Mouton Blanc Restaurant(ル・モン・ブラン・レストラン)」などがおすすめです。

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マカロン【お菓子】

マカロン

日本でも一世を風靡した人気の菓子「マカロン(Macaron)」は、メレンゲにアーモンドパウダーを混ぜて焼き上げます。パリ風マカロンはコロンとした2枚の生地の間にクリームやガナッシュを挟んだスタイルが一般的。

パリを代表する有名スイーツなので、あちこちのパティスリーでそれぞれの趣向を凝らしたマカロンが食べられますが、マカロン発祥の有名店「Ladurée(ラデュレ)」や、「PIERRE HERMÉ(ピエール・エルメ)」などは品揃えも豊富で、外せないおすすめ店です。

カヌレ【お菓子】

カヌレ

日本でもおなじみの菓子「カヌレ」は正式名を「カヌレ・ド・ボルドー(Cannelé de Bordeaux)」と呼び、ボルドー地方の女子修道院では16世紀頃から作られていたといわれています。小麦粉や卵で作った生地を、蜜蝋を塗った「カヌレ型」と呼ばれる溝のついた型で焼き上げます。外側は硬く香ばしく、内側はしっとりと柔らかい食感が特徴。

老舗パティスリー「Stohrer(ストレー)」が有名です。

フィナンシェ【お菓子】

フィナンシェ

フランス起源の焼き菓子フィナンシェ(Financier)の名称は「金持ち」の意味で、金塊のような平べったい棒状の形がよく見られます。アーモンドパウダーや焦がしバターの香ばしい香りと、外側はさくさく、内側はしっとりと柔らかい食感が特徴。

フランス中のパティスリーで購入できますが、フランスFIGARO誌で「パリの美味しいフィナンシェランキング」1位の評価を受けた、「HUGO&VICTOR(ユーゴ アンド ビクトール)」で食べるのがおすすめです。

フォンダン・オ・ショコラ【スイーツ】

フォンダン・オ・ショコラ

「溶ける」を意味する「Fondant」。フォンダン・オ・ショコラ(Fondant au Chocolat)はチョコレート味のケーキの中にチョコレートガナッシュを入れて半生状に焼き上げた菓子で、切ると中からチョコレートが溶け出すのが特徴です。

パリでは世界的に人気のパティスリー「Philippe Conticini(フィリップ・コンティチーニ)」などで食べることができます。

クレームブリュレ【スイーツ】

クレームブリュレ

クレームブリュレ(Crème Brûlée)は、「焦がしたクリーム」を意味する菓子。器に入れたカスタードの表面に砂糖をのせ、バーナーなどで炙ってパリパリのカラメル層を作るのが特徴です。カラメル層は時間が経つと溶けてしまうので、注文を受けてから目の前で炙ってくれる店もよく見られます。

パリでの人気店は「Café des Deux Moulins(カフェ・デ・デュ・ムーラン)」。クレームブリュレが登場する人気映画『アメリ』の舞台として、日々多くの観光客が訪れています。

エクレア【スイーツ】

エクレア

「エクレア(Éclair)」は、細長い棒状のシュー生地にクリームを挟み、表面にチョコレートなどのフォンダンをかけた菓子。フランスでは特に一般的な洋菓子で、バリエーションも多種多様。現在も人気は高まり続けていて、専門店も増えています。

パティスリー界の魔術師と称されるクリストフ・アダム氏がパリのマレ地区に開いた「L'éclair de génie(レクレール・ドゥ・ジェニ)」などがおすすめです。

モンブラン【スイーツ】

モンブラン

主に栗を原料としたクリームをスポンジやタルト、メレンゲなどの土台の上に絞り出して飾った菓子。名前の由来はアルプス山脈のモンブラン(Mont Blanc)で、フランス語で「白い山」を意味します。

フランスのいたるところで食べることができ、バリエーションも様々ですが、1903年創業の老舗パティスリー「ANGELINA(アンジェリーナ)」が現在のようなモンブランの発祥の店といわれており、こちらで食べるのもおすすめです。

フランス料理の発祥と歴史

フランス料理歴史感じるイメージ

フランス料理は、中華料理やトルコ料理と並ぶ「世界三大料理」の1つで、世界中で親しまれています。オードブル(前菜)とメイン、デザートが基本で、フルコースはさらに種類が増えます。

フランス料理は、元々フランスの各地域で発達した郷土食や食文化の総称ですが、16世紀ごろからイタリアの影響を受けて大きく発展。イタリアからフランス国王に嫁いだメディチ家のカトリーヌが連れてきた料理人たちによって、宮廷内にイタリアの調理法やマナーが広がったといわれています。

17世紀にはフランス主義の復興が重要視されるようになり、料理も独自に発展。18世紀末のフランス革命により職を失った宮廷料理人達が街でレストランを開業し始めると一般市民にも食文化が普及し、より洗練されていきました。

伝統的な手法と前衛的な挑戦のバランスを保ちつつ、現在も進化し続けています。

旅Pocket 編集部
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