イタリアのおすすめワイナリー7選|トスカーナ・プロセッコ・フランチャコルタ巡りのモデルコースも
2026/10/21
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世界有数のワイン大国、イタリア。北から南まで各地でワインが造られていて、ローマやフィレンツェ、ベネチア、ミラノといった人気都市から、日帰りでワイナリーを訪ねられるのも魅力です。
この記事では、イタリアのおすすめワイナリーを7つ厳選してご紹介します。日本人女将が迎えてくれるトスカーナの家族経営ワイナリーから、「イタリアのシャンパーニュ」と呼ばれるフランチャコルタの名門まで、ワイン好きならいつか訪れたい場所ばかりです。後半では、4都市をめぐりながらワイナリーを訪ねるモデルコースもご紹介します。
イタリアのワイン産地とワイナリー巡りの楽しみ方
イタリアのワイナリー巡りは、ブドウ畑やセラー(ワイン貯蔵庫)を見学し、造り手の話を聞きながらテイスティングするのが基本の流れです。生ハムやチーズ、オリーブオイルなど、その土地の味と一緒にワインを楽しめるワイナリーも多くあります。
この記事で紹介するのは、旅行者が訪れやすい次の3エリアです。
| エリア | 代表的なワイン |
|---|---|
| トスカーナ州 (フィレンツェから) |
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ、キャンティ、ヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミニャーノ |
| ヴェネト州 (ベネチアから) |
プロセッコ・スペリオーレ |
| ロンバルディア州 (ミラノから) |
フランチャコルタ |
トスカーナ|イタリアを代表する赤ワインの産地
イタリア中部のトスカーナ州は、イタリアを代表する赤ワインの産地です。「イタリアワインの女王」と呼ばれるブルネッロ・ディ・モンタルチーノや、日本でもおなじみのキャンティが造られています。サン・ジミニャーノ周辺では、すっきりとした白ワインのヴェルナッチャも有名です。フィレンツェを起点に、世界遺産の街の観光と組み合わせて訪ねられます。
プロセッコ|軽やかな泡が人気のヴェネト州
ベネチアの北に広がるヴェネト州の丘陵地帯は、イタリアで人気のスパークリングワイン、プロセッコの産地です。中でもコネリアーノとヴァルドッビアーデネの丘で造られるものは「プロセッコ・スペリオーレ」と呼ばれ、急斜面にブドウ畑が広がる景観は世界遺産に登録されています。フルーティーで軽やかな飲み口が魅力です。
フランチャコルタ|「イタリアのシャンパーニュ」と呼ばれる泡
フランチャコルタは、ロンバルディア州のイゼーオ湖の南に広がるワイン産地の名前であり、その土地で造られるスパークリングワインの名前でもあります。シャンパーニュと同じく瓶の中で二次発酵させる伝統的な製法で造られ、きめ細かな泡が特徴です。「イタリアのシャンパーニュ」とも呼ばれ、イタリアを代表する高級スパークリングワインとして知られています。ミラノから日帰りで訪ねられるので、旅程にも組み込みやすい産地です。
赤ワインならトスカーナ、軽やかな泡ならプロセッコ、上質な泡ならフランチャコルタ、と好みで選ぶのがおすすめです。
イタリアのおすすめワイナリー7選
【トスカーナ】サンタ・ジュリア(Santa Giulia)
トスカーナ州モンタルチーノの歴史的地区、世界遺産のオルチア渓谷にたたずむ「サンタ・ジュリア」。自然の恵みを大切にする、オーガニックの小さな家族経営ワイナリーです。
60ヘクタールの敷地のうち、10ヘクタールのブドウ畑から造られるのは、「イタリアワインの女王」と呼ばれる「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ」。ワインのほかにも、上質なエキストラバージンオリーブオイルや大麦、小麦を育てていて、敷地内では天然の白トリュフも採れます。
うれしいのは、ワイナリーツアーやテイスティングが日本語・イタリア語・英語・ドイツ語・フランス語の5か国語に対応していること。迎えてくれるのは、SNSでも人気の日本人女将、池田 華依さんです。ワインの造り方や土地の話を日本語でじっくり聞けるのは、海外のワイナリーではなかなかない体験。
テイスティングでは、自家製の生ハムや旬の採れたて野菜とのペアリングを楽しめます。季節限定で、敷地内での白トリュフ狩り体験もできます。家族経営ならではの温かいおもてなしに、何度でも帰りたくなるワイナリーです。
| ワイナリー | サンタ・ジュリア(Santa Giulia) |
|---|---|
| エリア | トスカーナ州モンタルチーノ(オルチア渓谷) |
| 代表的なワイン | ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ |
| ここがポイント | 日本語で案内してもらえる、白トリュフ狩り体験(季節限定) |
| 公式サイト | Santa Giulia |
| 女将のSNS | Instagram:@kae_ikeda |
【トスカーナ】ファットリア・サン・ドナート(Fattoria San Donato)
「塔の街」として知られる世界遺産の街、サン・ジミニャーノ。その郊外の丘にあるのが「ファットリア・サン・ドナート」です。1932年から続く家族経営のワイナリーで、オーガニック栽培でワインを造っています。
ぜひ味わいたいのは、トスカーナの白ワインを代表するDOCGのひとつ、「ヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミニャーノ」。すっきりとした白ワインで、赤ワインのイメージが強いトスカーナの新しい魅力に出会えます。敷地内にはレストランや宿泊施設もあり、農園の恵みを使ったトスカーナ料理も楽しめます。
| ワイナリー | ファットリア・サン・ドナート(Fattoria San Donato) |
|---|---|
| エリア | トスカーナ州サン・ジミニャーノ |
| 代表的なワイン | ヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミニャーノ、キャンティ・コッリ・セネージ |
| ここがポイント | 世界遺産の街サン・ジミニャーノ観光と組み合わせやすい |
| 公式Instagram | @fattoriasandonatobio |
【ヴェネト】ファゾル・メニン(Fasol Menin)
世界遺産に登録されたヴァルドッビアーデネの丘陵地帯。プロセッコの一大産地の中心にあるのが、家族経営の「ファゾル・メニン」です。
こちらのテーマは「ワインとアート」。館内には絵画や彫刻などの作品が飾られ、音楽イベントや写真展も開かれています。おしゃれな空間で、フレッシュな「プロセッコ・スペリオーレ」や、プロセッコの中でも特別な畑から造られる「カルティッツェ」を味わえます。
| ワイナリー | ファゾル・メニン(Fasol Menin) |
|---|---|
| エリア | ヴェネト州ヴァルドッビアーデネ |
| 代表的なワイン | ヴァルドッビアーデネ・プロセッコ・スペリオーレDOCG、カルティッツェ |
| ここがポイント | アート作品に囲まれておしゃれにテイスティング |
| 公式サイト | Fasol Menin |
【フランチャコルタ】モスネル(Mosnel)
カミニョーネ村にある「モスネル」は、1836年からバルボリオ家が受け継ぐ歴史あるワイナリー。16世紀に造られたセラーで、今もフランチャコルタが熟成されています。
1968年、フランチャコルタが原産地呼称に認められた際に、いち早く加わったワイナリーのひとつで、ブドウ畑はオーガニックで栽培されています。歴史を感じる邸宅とセラーを見学したあとのテイスティングは格別です。
| ワイナリー | モスネル(Mosnel) |
|---|---|
| エリア | ロンバルディア州カミニョーネ(パッシラーノ) |
| 代表的なワイン | フランチャコルタ ブリュット、パ・ドゼ、サテン |
| ここがポイント | 16世紀のセラーと歴史ある邸宅 |
| 公式サイト | Mosnel |
【フランチャコルタ】アル・ロコル(Agricola Al Rocol)
オーメ村の「アル・ロコル」は、17世紀から農業を営んできたカステッリーニ家が手がける家族経営のワイナリーです。アグリツーリズモ(農家民宿)も営んでいて、ブドウ畑に囲まれたのどかな雰囲気の中でワインを楽しめます。
家族がそろって迎えてくれるアットホームさが魅力。大きなワイナリーとはひと味違う、造り手との距離が近いテイスティングを楽しみたい方におすすめです。
| ワイナリー | アル・ロコル(Agricola Al Rocol) |
|---|---|
| エリア | ロンバルディア州オーメ |
| 代表的なワイン | フランチャコルタ |
| ここがポイント | 家族経営のアットホームなおもてなし、宿泊もできる |
| 公式サイト | Al Rocol |
【フランチャコルタ】ベラヴィスタ(Bellavista)
エルブスコにある「ベラヴィスタ」は、フランチャコルタを代表する名門ワイナリーです。イタリア語で「美しい眺め」を意味する名前のとおり、丘の上のブドウ畑からの景色はまさに絶景。
見学ツアーでは、丘の地下に掘られたトンネルで、ボトルが静かに熟成されている様子を見られます。敷地内には彫刻などのアートもあり、エレガントな雰囲気に包まれます。見学は予約制なので、早めに予約しておきましょう。
| ワイナリー | ベラヴィスタ(Bellavista) |
|---|---|
| エリア | ロンバルディア州エルブスコ |
| 代表的なワイン | フランチャコルタ |
| ここがポイント | 丘の上からの絶景と地下トンネルの熟成庫 |
| 公式サイト | Bellavista |
【フランチャコルタ】ベルルッキ(Berlucchi)
ボルゴナートの「ベルルッキ」は、フランチャコルタの歴史が始まった場所。1961年、このワイナリーで最初のフランチャコルタ(当時の名前は「ピノ・ディ・フランチャコルタ」)が約3,000本造られ、ここから産地としての歩みが始まりました。
17世紀に造られた地下セラーは見どころのひとつで、最初のボトルが今も大切に保管されています。フランチャコルタの「はじまりの地」で味わう1杯は、ワイン好きにとって特別な思い出になるはずです。
| ワイナリー | ベルルッキ(Berlucchi) |
|---|---|
| エリア | ロンバルディア州ボルゴナート(コルテ・フランカ) |
| 代表的なワイン | フランチャコルタ |
| ここがポイント | フランチャコルタ発祥のワイナリー、17世紀の地下セラー |
| 公式サイト | Berlucchi |
イタリアのワイナリー巡りモデルコース 8泊10日間
ローマ、フィレンツェ、ベネチア、ミラノの4都市をめぐりながら、ワイナリーを訪ねるモデルコースをご紹介します。好みに合わせて「赤も泡も派」と「泡づくし派」の2パターンを用意しました。ワイナリーへは専用車で向かうので、移動の心配をせずにテイスティングを楽しめます。
赤も泡も派|トスカーナ+フランチャコルタ
| 日程 | 内容 |
|---|---|
| 1日目 (ローマ) |
羽田からローマへ直行便で到着 |
| 2日目 (ローマ) |
終日自由行動。街歩きを楽しんで |
| 3日目 (フィレンツェ) |
鉄道でフィレンツェへ移動 |
| 4日目 (フィレンツェ) |
ワイナリーツアー:専用車で世界遺産のシエナとサン・ジミニャーノを観光し、トスカーナのワイナリーを訪問 |
| 5日目 (ベネチア) |
鉄道でベネチアへ移動 |
| 6日目 (ベネチア) |
終日自由行動。水の都を散策 |
| 7日目 (ミラノ) |
鉄道でミラノへ移動 |
| 8日目 (ミラノ) |
ワイナリーツアー:専用車でフランチャコルタのワイナリーを訪問 |
| 9日目 (機中泊) |
ミラノからローマ乗り継ぎで帰国の途へ |
| 10日目 (東京) |
羽田着 |
泡づくし派|プロセッコ+フランチャコルタ
基本の行程は同じで、ワイナリーツアーの日が変わります。
| 日程 | 内容 |
|---|---|
| 4日目 (フィレンツェ) |
終日自由行動。ウフィツィ美術館やドゥオーモ観光に |
| 6日目 (ベネチア) |
ワイナリーツアー:専用車でヴァルドッビアーデネへ。プロセッコのワイナリーを訪問 |
| 8日目 (ミラノ) |
ワイナリーツアー:専用車でフランチャコルタのワイナリーを訪問 |
ローマで日本語ガイドと一緒にエノテカ(ワインショップ)を巡り、イタリア各地のワインを飲み比べるプランも選べます。
※訪問するワイナリーは予約状況などにより変わる場合があります。
イタリアのワイナリーを訪れるときのポイント
見学は事前予約が基本
イタリアのワイナリーの多くは、見学やテイスティングが予約制です。人気のワイナリーは埋まりやすいので、旅行の日程が決まったら早めに予約しましょう。
試飲料金とチップの目安
テイスティングは有料のことが多く、料金は試飲するワインの種類や見学内容によって異なります。訪問先の公式サイトで料金と予約条件を確認しておきましょう。ドライバーやガイドには、感謝の気持ちとしてチップを渡すとスマートです。
服装は歩きやすさと温度差を意識して
ブドウ畑を歩くこともあるので、靴は歩きやすいものを選びましょう。地下のセラーは夏でもひんやりしているので、羽織るものがあると安心です。教会を訪れる日は、ノースリーブやショートパンツなど露出の多い服装は避けましょう。
飲んだら運転しない
ワイナリーは郊外にあることが多く、公共交通機関で行くのは大変です。レンタカーで行くと運転する人がテイスティングを楽しめないので、専用車付きのツアーを利用するのがおすすめです。
ワインを日本へ持ち帰るなら
気に入ったワインは、その場で購入できるワイナリーも多くあります。液体は機内への持ち込みに制限があるので、スーツケースに入れて預けましょう。日本に持ち込める酒類の免税範囲は、1本760mlを1本のボトルと換算して3本までです。
【旅工房厳選】イタリアのワイナリーを訪ねるおすすめツアー
旅工房では、4つのワインツアーから2つを選べる、ローマ・フィレンツェ・ベネチア・ミラノ周遊ツアーを販売しています。日本とイタリアを結ぶ唯一の直行便、ITAエアウェイズを利用するので、到着初日から旅を楽しめます。
選べるワインツアーは次の4つです。
- ローマ:日本語ガイドと行くエノテカ巡り
- フィレンツェ:世界遺産シエナとサン・ジミニャーノ観光、トスカーナのワイナリー訪問
- ベネチア:プロセッコのワイナリー訪問
- ミラノ:フランチャコルタのワイナリー訪問
延泊やホテルのアップグレードなど、旅のアレンジも相談できます。
まとめ
イタリアには、日本人女将が迎えてくれる家族経営のワイナリーから、フランチャコルタの歴史が始まった名門まで、個性豊かなワイナリーがそろっています。赤ワインを楽しむならトスカーナ、軽やかな泡ならプロセッコ、上質な泡ならフランチャコルタ。好みのワインを探しに、イタリアのワイナリーを訪ねてみてはいかがでしょうか♪
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